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(2)▲4四歩

▲4四歩(第1図)は、馬に紐をつけるとともに、馬を切った後の▲4三歩成りを
見せています。菅井-糸谷戦でも、23手目に、似た局面で▲4四歩と指されており、
この形で有力となる手です。

後手は、△7二銀が自然ですが、▲5六角(第2図)と引いた局面で、指す手が難
しいです。△2五飛なら、▲6一馬 △同玉 ▲4三歩成りで、少し先手がよさそ
うです。5六の角がよく利いていて、飛車は2九に成れません。


CapD20110716.png


(3)▲2四歩

▲2四歩 △同歩(第3図)と突き捨てる手も考えられます。▲2二歩が狙い筋で
すが、すぐに▲2二歩は、△同飛 ▲2一角成り △同飛 ▲同角成りに、△3三
角と打たれて、先手苦戦となります。

第3図から、▲7七桂 △7二銀としてから、▲2二歩と打った方がよく、上と同様
に進んだ時、△3三角には▲7八銀と守ります。以下△3二銀には、▲2二飛(
第4図)があります。△4八飛切り~△3一金が見えますが、難解だと思います。


また、▲2四歩を突き捨ててから▲4四歩は有力で、24強豪の対局では先手の勝率
が高いです。(詳しくは、解説の棋譜をご覧ください)

CapD20110716_1.png


(4)▲3六歩

▲3六歩(第5図)は、桂の活用を図る手です。後手の応手は、△3五歩、△7二
銀、△4七歩、△4二歩などが考えられます。

△7二銀なら、▲3七桂 △4六飛 ▲4七金 △4三飛 ▲同角成り △4二飛 
▲同馬(第6図)が進行例で、形勢不明でしょう。


CapD20110716_2.png


(5)▲3二馬

いきなり▲3二馬(第7図)もある手です。△同銀に、▲8三角成りが狙いです。
以下、△8五飛 ▲5六馬 △8七飛成り ▲7八銀(第8図)でいい勝負だと思
います。


CapD20110716_3.png





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2011.07.16 / Top↑
2手目3二飛車戦法で、角交換の乱戦となり、互いに角を成りあって、▲4八飛と
指したのが第1図。ここから、△4六歩 ▲3八銀 △5七馬に、▲5八飛(第2
図)とぶつけたのが、菅井-糸谷戦(2010.09)で指された糸谷新手です。

将棋世界では、「菅井四段が、もう(2手目3二飛車戦法は)指せないんじゃない
ですか。」と話しことが掲載され、2手目3二飛車戦法の決定版になるのではと書
かれました。(2010年12月号「関西棋界見てある記」)


CapD20110713.png

しかし、第2図以下、△5八馬 ▲同金左 △4五飛 ▲6五角 △3一銀(第3
図)と進んだ局面は、『久保の石田流』で優劣不明と書かれているように、実際は、
非常に難解な形勢のようです。

第3図からは、▲4四歩 △7二銀 ▲5六角(第4図)となりました。

第4図から、後手は△8五飛と逃げましたが、これが最善かどうかは微妙なところ
で、△5五飛や△2五飛も有力ではないかと思います。


CapD20110713_1.png


第1図から、△4六歩ではなく、△4八馬(第5図)と飛車を取ったのが、戸辺-
青野戦(2010.10)
で指された戸辺六段の対策でした。

以下、▲4八金 △4五飛 ▲6五角に、△3一銀(第6図)と受ける手順は、糸
谷-菅井戦と同じですが、定跡化されて、よく指されています。

第3図と第6図は、後手の形は、ほぼ同じで、先手の陣形が違います。私の棋力で
は、両方とも優劣不明としか判断できません。

どちらを選ぶかは、△4六歩と打つか、△4八馬と指すかで、後手に選択権がある
のですが、悩ましい問題です。

ただ、現在24高段者の実戦では、戸辺対策の△4八馬の方が多いです。なので、
こちらの変化を少し掘り下げてみます。


第6図は、手が広く難しい局面です。

(1)▲7七桂 (2)▲4四歩 (3)▲2四歩 (4)▲3六歩 (5)▲3二馬などが候補
手として考えられます。


CapD20110713_2.png


(1)▲7七桂

▲7七桂(第5図)は、青野九段が指した手です。

以下、△7二銀 ▲7八銀 △6四歩 ▲3二馬 △同銀 ▲5六角 △2五飛
(第6図)と進みました。この進行は後手がよさそうです。△6四歩で馬と飛の交
換を催促されたので、▲7八銀では▲4四歩と打つ手も考えられたと思います。


CapD20110713_3.png

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2011.07.13 / Top↑
2手目3二飛車戦法で、4手目に△4二銀と上がったのが、第1図の佐藤新手(木
村-佐藤康戦2011.5)。この手に対して、▲2五歩 △3四歩に、▲2四歩(第2
図)と攻めていく手は少し気になっていましたが、先日の村山-日浦戦でそのよう
な進行になりました。


CapD20110707.png

第2図以下、△同歩 ▲同飛 △8八角成り ▲同銀 △3三角 ▲2八飛ま
では、一本道
です。

ここで、日浦八段は△2七歩(第3図)と打ちました。

▲7八飛 △2二飛 ▲3八金 △6二玉(第4図)

第3図のような局面では、△2六歩と控えて打つのが手筋で、△2七歩は筋が悪
いように思えます。しかし、この場合は△4二銀の形が災いして、△2六歩と打
つ手は難解な変化になるのです。

第4図を見ると、先手の玉が囲いにくくなっており、意外に後手の方が指しやす
く思えます。


CapD20110707_1.png


△2六歩と打つ変化

第3図で、△2六歩と控えて打つ手を検討してみます。

この手には、▲2四歩と打つのが好手です。(第5図)後手は、△2二飛か△2七
歩成りが有力です。

(1)△2二飛 ▲2六飛 △3二金 ▲7七銀(第6図)

以下、△2四角、△2四飛、いずれも考えられます。どちらも形勢不明だと思いま
す。


CapD20110707_2.png


(2)△2七歩成り ▲同飛 △8八角成り ▲2三歩成り △3一飛 
  ▲2二と △9九馬(第8図)

△2七歩成りと成り捨てて、角を成り込みます。一直線の攻め合いになり、第8図
が想定されます。これも、非常に難解な形勢だと思います。

なお、3一銀・6二玉型なら、▲2三歩成りで△5二飛と逃げられるので、第5図
で▲2四歩と打つ手は成立せず、後手が有利となります。


CapD20110707_3.png



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2011.07.07 / Top↑

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