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この章では、4手目(1)△4二玉 (2)△6二銀に対して、先手が持久戦型の石田流
を目指す場合の序盤~駒組までについて考えてみたいと思います。


4手目△6二銀

3手目▲7五歩に対して△6二銀(第1図)は、以前よく見られた手です。最近は、
減っているのですが、この手が悪手という訳ではありません。先日の王将戦 久保
二冠対豊島戦
では、第4局と第6局が石田流になり、2局とも後手は△6二銀と指
しています。


△6二銀以後の指し方を、2004年に発行された『石田流道場』に載っている手順で
解説してみます。


CapD20110316.png


石田流に対して、後手は△6三銀型にして7筋を守るのが1番多いようです。

▲6六歩と角道を止めたのは14手目ですが、初めから持久戦型の石田流を目指すの
ならもっと早く▲6六歩と指した方が安全です。(久保二冠対豊島戦では、2局と
もに、5手目に▲6六歩でした。)途中で角交換されてしまうと持久戦型の石田流
にはできなくなってしまう
からです。

石田流に対して、居飛車の作戦は、袖飛車、右四間飛車、2枚銀などいろいろあり
ます。△5二金ではなく、△7二金と上がれば棒金の可能性が高くなります。

第3図で▲5八金ではなく、▲6八銀と上がるのは△6五歩で危険と『石田流道場』
には書かれています。しかし、受け方が工夫されて、現在では大丈夫だと認識され
ています。


CapD20110316_2.png



4手目△4二玉

※こちらは最近流行している指し方を解説します。

△4二玉(第4図)には、▲6六歩とすぐに突いて持久戦型の石田流を目指します。
この手で▲7八飛は、角交換されて△4五角で先手自信がありません。

最近は、石田流に対して、居飛車は左美濃にすることが主流になっています。また、
組む手順が以前とは違い、△3二銀~△3一玉とする指し方が普通になりました。


CapD20110316_1.png


石田流側の指し方も変わってきています。プロの指し方を見ると、美濃に組む手順
▲3八銀(第5図)が先で、左の金と銀の動かし方については、▲6八銀(第6
図)からが多いようです。

▲3八銀と先に上がるのは、駒の連結をつけながら囲う為です。もう一手進んだ形
を考えれば、3九銀・2八玉の形よりも、3八銀・3九銀の形の方が安定している
ことがわかります。


CapD20110316_3.png

▲6八銀を先にするのは、6七銀や5六銀の形を早く作れることや、急戦には▲7
八金として守る
余地を残しておく為です。

例えば、△7二飛(第7図)と袖飛車に来られた場合には、▲8六歩 △8二飛
▲8五歩 △同飛に、▲7八金(第8図)として受ける手があります。5八金型な
ら、この受けができません。

また少し前まで、居飛車の棒金に対して6九銀で待機して受ける指し方がよく見ら
れましたが、6七銀型でも十分対抗できることがわかったこともあります。


CapD20110324.png

第5図や第6図で、△6五歩と突かれる手が気になりますが、大丈夫です。その対
策に自信がなければ、第2図や第3図のように組んだ方が安全です。これについて
は次回以降で検討したいと思います。


 参考棋書
『石田流道場』 所司和晴著 毎日コミュニケーションズ
『将棋世界』 さばきのエッセンス 久保二冠の講座





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2010.10.31 / Top↑
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