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石田流最大の難敵といわれてきたのが棒金です。

棒金に対して、一目散に石田流に組むと、手も足も出せないまま完封されてしまうことがあります。

勝又八段著「最新戦法の話」には、名人18期の大山も、名人15期の中原も、ともにこの石田崩しを得意にしており、その時代には、プロでは石田流本組が流行るはずもなかったと書かれています。


CapD20101008_7.jpeg


見直されるきっかけとなったのが2000年の久保-三浦戦で、久保八段が指した手順です。
(下の6七金型参照)


それまでは、7七桂と早く形を決めることが多かったですが、この指し方は斬新でした。

最近では、いろいろな対策が出ており、棒金は受け方を知っていれば恐くないのです。このブログでは、最新の形を含め、主な棒金対策を3つの型に分類して、紹介したいと思います。



7九銀型

角に銀の紐をつけたままにして、6五歩からの捌きを狙うのが基本です。

1図は、7六飛を7八飛と引いてから、6五歩と突いたところで、こうなれば先手十分です。

これは「島ノート」に書かれている指し方です。


7七桂~8五桂と跳ねた後での6五歩を狙う指し方もあります。

2図は、2008年第34期棋王戦本戦からです。

△8三金に8五桂の筋は、昔からありましたが、森内流の△3三銀の受けで苦戦しました。

しかし、対策も考えられており、森内九段が振り飛車側を持って勝っているのは興味深いです。


CapD20101008_10.jpeg


6七金型

3図は、有名な久保-三浦戦。(2000年の第50期王将戦)7六飛を7八に戻して、金には金で対抗するのが目から鱗の手順でした。

将棋倶楽部24で最近よく見られるのが、4図の6七金・7八銀型です。
 
▲8六歩や、▲6五歩・▲5五歩からの捌きを狙います。2枚美濃になっても、居飛車の囲いよりも堅いのです。


CapD20101008_8.jpeg


6七銀型

5図は、懐かしい1971年の王位戦、大山-中原戦。5六銀~4五銀を狙います。

この一局は大山流の指し方が随所に見られ印象に残っています。現代感覚では、王が薄すぎるかもしません。

最近は、6図のように6七銀・7七角型にして6五歩の捌きを含みにするのが多いでしょうか。

7七角としないで、7八飛と戻して受ける指し方もあります。


CapD20101008_9.jpeg

以上、3つの型に分けてみましたが、7九銀型から6七金型や6七銀型になることもあり、あくまでも便宜的なものです。

それぞれの型について、詳しい考察は次回以降で取り上げる予定です。
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2010.10.08 / Top↑
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