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 早石田の基本①で出題した次の一手の解答編です。①の方からご覧ください。


急戦や奇襲戦法の本には、必ずといってもいいほど出てくる急戦石田流(早石田)に
ついて解説したいと思います。

第1図は、5手目に▲7八飛と指したところです。三間飛車党なら、ぜひともやって
みたい手です。ここで、△8八角成りなら▲同銀、△4五角、▲7六角で一局です。

△8五歩に、▲7四歩と攻めれば・・・

「ハチワンダイバー」で、師匠が将棋は終わっていると語った局面。(第2図)

これは漫画を監修した鈴木八段が指した新手で、新石田流とか呼ばれていますが、

もちろん、ここで将棋が終わっているはずはありません。


CapD20101124.png

代表的な変化は、

△同歩 ▲同飛 △8八角成り ▲同銀 △6五角 ▲5六角(第3図)

ですが、現時点では先手が十分戦えるとしか結論されていません。変化も難解です。

7手目▲7四歩は難解ですが、▲4八王、△6二銀としてからの▲7四歩は、定跡
書によく出てくる手です。(第4図)


CapD20101124_1.png

△同歩、▲2二角成り、△同銀に、▲5五角。(第5図)

飛車・銀両取りで勝負あったかに見えますが・・・

△7三銀(前回①の正解)で受かります。


しかし、角の睨みを利かせて▲7四飛(第6図)と攻めが続きます。ここで、どう
やって受けるかは、定跡を知らないとなかなか指せません。


CapD20101124_2.png

正解は、△6四角です。(前回②の正解)

△3三角もある手ですが、▲7三角成りとされる変化があるので、△6四角が勝り
ます。普通に△6四歩と受けるのは、強く▲7三飛成り(前回③の正解)、△同桂、
▲7四歩で難解だと思います。

△6四角に、▲7三飛成り、△5五角、▲8二龍、△同角。(第7図)

ここで、▲8三飛、△7二金、▲8五飛成りは、△9四角で、後手やや有利といわれ
ています。(第8図)


CapD20101124_3.png

▲8四飛ならどうでしょうか?
△7二金と受けるのは、▲7七歩(前回④の正解)の妙手があります。(第9図)

△同桂に▲8三銀で、後手容易ではありません。

▲8四飛には△7二金でなく、△3二飛と受けて難解な形勢のようです。


上の変化は定跡書によく出てくる進行なのですが、

第4図から△同歩は、
▲同飛 △7三歩 ▲7六飛の方がわかりやすいようです。(第10図)


20101124_4.png

第10図から△8八角成り~△4五角を狙うのは、

▲同銀 △4五角 ▲6六飛 △2七角成り ▲5五角 (第11図)

となって、先手有利です。

この手順は、久保二冠による将棋世界の講座「さばきのエッセンス」に載っていたも
ので、「第2図から△7四同歩 ▲同飛と進めば、後はどういう変化になっても先手
が得。」と解説されていました。


さて、9手目に戻って、▲7四歩には、△7二金(前々回⑤正解)と受けるのが手
堅いとされてきました。(第12図)


以下、▲7三歩成り、△同銀、▲7四歩、△6四銀、▲3八王などの進行があります
が、後手指しやすいようです。

そこで、先日の棋王戦で、久保八段(前々回⑥正解)が▲7五飛という新手を出し
57手で勝ったので、大変話題になりました。


CapD20101124_5.png

















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2010.10.20 / Top↑
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