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杉本七段の『相振りレボリューション』には、後手が三間飛車(4四歩と角道を止めな
い形)で、先手の中飛車左穴熊に対する指し方が解説されています。そこでは、4四
銀型
に組むことが1番の急所だと書かれています。参考A図が成功例で、△3六歩
に▲同歩は△4五銀があります。

CapD20130317.png

先手三間飛車対中飛車左穴熊では、4手目に▲6六歩と指しているので同じ形にはで
きません。それでも▲6五歩と突いて6六銀型にすることができます。

この場合には参考A図のような攻めはできないので、高美濃から▲4六金と盛り上げ
て中央を狙う
指し方が面白いです。


実戦例1

第1図以下の指し手
△8三銀 ▲4五歩 △2四歩 ▲4六金(第2図)

第1図は、先手が▲8六飛と寄り、△7二銀と受けさせた形から進んだ局面です。▲7七
桂とは跳ねずに角の利きを中央に通しておくことがポイントです。

高美濃に組んでから▲6六銀と指すのが手順です。▲4七金と上がる前に▲6六銀では、
△5六歩から狙っている歩を交換されてしまいます。

次に▲4五歩~▲4六金と盛り上がっていきます。中央の勢力は3対2となり、先手が上
回りました。こうなると△5四飛と浮いた形が逆に負担になっています。

CapD20130317_1.png

第2図以下の指し手
△5一飛 ▲5五銀 △7四歩 ▲同歩 △7一飛(第3図)

第2図は既に先手が作戦勝ちでしょう。

5筋は受からないので、後手は△5一飛と引き、△7一飛から7筋を攻めてきました。

第3図以下の指し手
▲6四歩 △7四飛 ▲6三歩成 △3五歩 ▲4四歩 △3六歩 
▲同金 △4四歩 ▲5三と △7三桂 ▲4三歩(第4図)

第3図は先手が大優勢で、普通に▲4四歩と攻めても良さそうです。先手はと金を作り、
▲4三歩と垂らして勝負あった感じです。

CapD20130317_5.png


実戦例2

第5図は、私の実戦からです。後手が先に△8四飛と寄り、▲8六歩と受けた形の例で
す。この場合は、後手が右銀を△5三銀~△4四銀と進めていくのが普通です。

それに対して△4四銀と指される前に▲4六金と上がって、中央を取りにいくのが作戦
でした。最短手数で仕掛けたかったので▲3九玉で済ましていますが、ここはもう一手
▲2八玉と指しておくべきだったと思います。

第5図以下の指し手
△6二銀 ▲4五歩 △5三銀 ▲4六金 △2四角(第6図)

実戦例1と同じように、▲4六金と盛り上がっていきました。今度は△2四歩と突いて
ないので、△2四角と金取りに出てきました。

CapD20130317_3.png

第6図以下の指し手
▲5五銀 △同飛 ▲同角 △5四銀 ▲2二角成 △同金(第7図)

▲4七銀と守るのは玉が薄くなって面白くありません。ここは▲5五銀と出るのがぴ
ったりの手です。後手は△同飛と勝負するしかなさそうです。こちらも、△5四銀には
角を切っていきました。

第7図以下の指し手
▲7七桂 △6七角 ▲5六飛 △同角成 ▲同金 △7九飛 
▲2八玉 △9九飛成 ▲6六角(第8図)

第7図は、穴熊を金一枚にして、こちらが少し良いかと思いましたが、指す手が難し
いです。飛車を打ち込めそうな場所がないので、△6五銀を防いで▲7七桂と指しま
した。△6七角に▲6六飛では、△4九角成り~△5五銀が厳しいです。

実戦は、第8図以下、△5五香 ▲3一飛と進んで勝つことができましたが、△9九飛
成のところで△3三角と指されたら難しかったようです。


以上、先手がうまくいった例を2つ紹介しました。守りの金を盛り上げていくこの指し方
は玉が薄くなるので、カウンターを食らうと一気に負けになってしまう可能性もあります。
力がないと指しこなすのは難しいかもしれませんが、中飛車左穴熊に対する有力な作
戦だと思います。

CapD20130317_4.png



参考文献 『相振りレボリューション』 杉本昌隆著 マイナビ

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2013.03.17 / Top↑
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