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戸辺-今泉戦では、21手目に先手が▲8六飛と寄りましたが、後手が先に△8四飛
(変化A図)と動いてくる手も考えられます。この手の狙いは、先手から▲8六飛の
筋をなくして、右の金・銀を攻めや囲いに使うことにあります。

類似の局面で、後手から△8四飛と寄った時のデータ(24高段者)を調べてみると、
下図のような結果でした。△8四飛は気持ちのよさそうな手です。しかし、いずれ△
5四飛と戻すので2手損になります。先手が6割近く勝っており、実戦的には手損の
影響が大きいのかもしれません。

CapD20130223.png

次の手は、ほとんど▲8六歩となっています。▲8六角は、▲9七角と上がっている時
の受け方です。

変化A図で▲8六飛とぶつけるのは、△同飛 ▲同歩 △3二銀が考えられ、ここで▲
5三飛と打ちたいところですが、△8七飛 ▲7七銀 △8八飛成り ▲同銀 △4五
角(変化B図)で先手失敗です。

CapD20130223_1.png

▲8六歩と突かされた形から先手がどのように指していったらよいのかを考えてみま
す。

先手は、(1) 石田流本組みの形(9七角型)にして、左辺の捌きを狙う指し方と、(2)
八角の利きを通したまま(8八角型・7七角型)、中央で戦う
指し方が有力だと思いま
す。今回は、石田流本組みで戦う形について検討します。


実戦例 1

第1図以下の指し手
▲7四歩 △同歩 ▲8四歩 △同歩 ▲6四歩(第2図)

第1図は、後手が両方とも端歩を受けているので、まだ穴熊が完成していません。こ
こは仕掛けてみたいところです。

第1図から、▲7四歩 ▲8四歩 ▲6四歩と突き捨てていきます。

△5三銀と上がった時が仕掛けるチャンスです。▲5三角成りがあるので、▲7四歩を
△同飛とは取れません。

CapD20130223_2.png

第2図以下の指し手
△同銀 ▲7四飛 △5六歩 ▲同歩 △同飛 ▲7二飛成 △7六歩(第3図)

▲8四歩を突き捨てた効果で、▲7四飛に△7三歩は▲8四飛と寄れます。

後手も飛車先を交換して、▲7二飛成に△7六歩と反撃してきました。△5六歩は▲同
歩と取らない手もあったと思います。

第3図以下の指し手
▲5七銀 △同飛成 ▲同金 △7七歩成 ▲6三龍(第4図)

▲5七銀に△同飛成は、後手の勝負手ですが、第4図は先手優勢でしょう。

CapD20130223_3.png


実戦例 2

第5図は前例と違って先手は6七銀型です。また、後手は端歩を受けてなく、穴熊が完
成しています。ここで仕掛ける手は成立するでしょうか。

第5図以下の指し手
▲7四歩 △同歩 ▲8四歩 △同歩 ▲6四歩 △同銀 ▲7四飛 △7六歩(第6図)

同じように仕掛けていきました。しかし、▲7四飛に△7六歩が6七銀型の弱点をつい
た返し技です。

CapD20130223_4.png

第6図以下の指し手
▲同飛 △7五歩 ▲8六飛 △5六歩(第7図)

▲同銀は△5六歩でまずいので、▲同飛と取りますが、△7五歩 ▲8六飛に△5六歩
で先手困りました。以下、▲同銀 △7七角成 ▲8四飛の進行は先手悪いでしょう。


仮に第5図で、先手が6八銀型(参考A図)なら仕掛けが成立するか考えてみます。

参考A図以下の指し手
▲7四歩 △同歩 ▲8四歩 △同歩 ▲6四歩 △同銀 ▲7四飛 △5六歩 
▲7二飛成(参考B図)

CapD20130223_5.png

参考B図以下、△7六歩には▲6三龍があり、この進行なら先手も戦えるかもしれま
せん。

しかし、戻って△5六歩のところでは、やはり△7六歩(参考C図)があります。

以下▲同飛 △7五歩 ▲8六飛が想定されますが、先手自信ないでしょう。第5図の
ように穴熊にしっかり組まれてしまうと、仕掛けていくのは大変なようです。

CapD20130223_6.png

 ※実戦例2 棋譜



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2013.02.23 / Top↑
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