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戸辺-今泉戦の続きを見てみます。第1図は後手が△1二香と上がったところです。
ここで戸辺六段が指した▲8六飛(第2図)が機敏な動きで、この戦形でポイントとな
る手です。

CapD20130217.png

第2図で後手がどう受けるかが難しいです。類似の局面を将棋倶楽部24高段者データ
で調べると、下図のような結果でした。

Cap20130217.png

△8四歩と受けるケースが1番多いのですが、先手の勝率が高くなっています。この
時の指し方で有力なのは、

①▲7六銀~▲6五銀として、▲7四歩から8四の歩を狙う。
②▲6五歩と角道を開けて、▲5六歩から角交換を狙う。
③▲6五歩と角道を開けて、6六銀型に組む。
④本組みの形にして左辺の捌きを狙う。

などが考えられます。


△8四歩の実戦例(1)

参考A図は▲7六銀と上がったところです。8四の歩は、飛車の横利きでしか守れてい
ないので、その弱点を突いていきます。ここで△1一玉や△3二金は、▲6五銀 △4
四飛 ▲7四歩で▲8四飛が受かりません。

参考A図からの指し手
△7二金 ▲6五銀 △4四飛(参考B図)

A図からは△7二金が最強の受けで、▲6五銀 △4四飛で参考B図となりました。B図
で▲7四歩は△8三金で難解です。▲5八金左と固めてから▲5六歩を狙えば先手が指
しやすいと思います。

CapD20130217_2.png

△8四歩の実戦例(2)

参考C図は、▲6五銀と出られる手を牽制して△4二角と引いたところです。

参考C図からの指し手
▲5八金左 △2二銀 ▲6五銀 △4四飛 ▲7四歩(参考D図)

▲6五銀に△5二飛は▲8四飛で悪いので、△4四飛と逃げました。角が飛車に当たっ
ていますが、構わずに▲7四歩が強い手です。以下、△8六角 ▲同角に、▲5三角成
りを受けて△5二金と上がりましたが、▲4一角で先手有利です。後手の陣形が3一金
型でも、▲3一角成りと切る手が厳しいです。

CapD20130217_3.png

△7二銀の実戦例

▲8六飛に△7二銀(参考E図)と受けるのも有力です。後手の右銀は△6二銀~△
5三銀と使いたいところですが、この形では△8四歩~△8三銀と活用することが多
いようです。▲7六銀からの攻めは無理気味なので、玉を固め合うのが普通でしょう。

少し進んで参考F図となりました。後手はゆっくりしていると▲6六銀から中央を攻め
られます。

CapD20130217_4.png

参考F図以下の指し手
△7四歩 ▲6六銀 △7五歩 ▲同銀 △7四銀 ▲同銀 △7五歩(参考G図)

穴熊を完成させた後手は、△7四歩から攻めてきました。角の利きがあるので、▲同
歩は△同銀で困ります。

参考G図以下の指し手
▲8六飛 △7四飛 ▲5五角 △7六歩 ▲7五歩 △同飛 ▲8四飛(参考H図)

難しい応酬が続きますが、▲7五歩が好手です。参考H図は、駒が上手く捌けた先手
が有望でしょう。

CapD20130217_5.png

戸辺-今泉戦に戻ります。

本譜は△7二金(第3図)と受けました。右金を囲いに使えなくしたのは大きいです。

第4図がこの将棋の中盤戦ですが、先手の4枚美濃が後手の穴熊より堅く、作戦勝ち
だと思います。

第2図の前に、後手から△8四飛を狙う手については次回検討する予定です。

CapD20130217_6.png




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2013.02.17 / Top↑
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