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◇室谷-上田戦(2012.11.18)での▲6五歩の仕掛け

第1図は、先日の大和証券杯・女流最強戦からです。石田流対銀冠8四歩型になりま
した。△9三桂と跳ねたのを見て、室谷女流は▲6五歩と仕掛けました。

第1図以下の指し手
△同歩 ▲同銀 △6四歩 ▲7四歩 △同歩 ▲7三歩(第2図)

飛車が向かい合った形での▲6五歩は無理だと考えていましたが、▲7四歩 △同歩
▲7三歩がうまい手です。

第2図以下の指し手
△同飛 ▲6四銀 △同銀 ▲同角 △6三飛 ▲7四飛 △7三歩(第3図)

△同飛に▲6四銀が飛車当たりになります。▲7三歩には、△8二飛と逃げる手も有力
でした。以下、▲7四銀 △同銀 ▲同飛 △6三金で難解でしょう。

CapD20121128.png

実戦では、第3図から▲同飛成りと指しましたが、△同飛 ▲同角成りに△7七角成り
と馬を作られました。以下、▲7二飛と打ち、阿部五段はいい勝負と解説していました
が、第3図では▲7三角成りの方が勝るのではないかと思います。

▲7三角成りに△同飛は後手悪いので、△6九飛成り ▲9一馬(変化図)が順当でし
ょう。以下、①△6七歩には▲4一銀と攻めるか、▲5九銀と守るか。②△4二金右な
ら▲4六馬と引き、△6七歩に▲5六歩を用意します。いずれにせよ、先手が指せそう
な感じです。

CapD20121128_1.png


◇形の違いに注意

室谷-上田戦では、先手陣が9八香型、後手陣が5二金型なので、この仕掛けは成
立していますが、条件が揃わないとうまくはいかないようです。

△9三桂と跳ねた時に▲6五歩と突くのがポイントですが、鈴木大-広瀬戦(2012.10)
を例にして考えると、仕掛けるタイミングが2回ありました。

第5図で▲6五歩には、△8五桂と跳ねる手があります。以下、▲同桂 △同歩で、△
9九角成りと香を取られる手が残ります。9八香と先逃げしていないと大変だと思いま
す。

▲9八香 △4二金右と指して、第6図になりました。ここで▲6五歩は、室谷-上田
戦と同様に進み変化図となった時に、後手陣に離れ駒がありません。一手の違いで、
わずかに後手がよさそうです。

このように、形の違いで成立しなくなるので注意が必要です。

CapD20121128_2.png

※阿部健治郎五段の解説付き棋譜は、大和証券杯ネット将棋のページにあります。




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2012.11.28 / Top↑
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