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初手から、
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8八角成 ▲同飛(第1図)

3手目▲7五歩に対して、角交換された時に▲同飛と取るのは乱戦になりやすく、公式
戦のデータを見ると先手が4割程度しか勝っていないので、振り飛車が大変だと考え
ていました。しかし、永瀬五段や鈴木八段が新手を指して勝利おり、今後の展開が注
目されます。

第1図から、
△4五角 ▲7六角 △4二玉 ▲3八銀(第2図)

△4五角には、▲7六角が返し技です。角交換から△2八角と打たれる手が気になりま
すが、ここは形よく▲3八銀と指してみたいです。

CapD20120813.png

◇▲3八金と受ける変化

この手では、▲3八金(第3図)と受ける手も指されています。△2八角と打たれる手が
なくなりますが、マイナス面もあります。

第3図から、
△5四角 ▲同角 △同歩 ▲6八銀 △6二銀(第4図)

この形では、△5四角に▲同角と指すことが多いです。以下、第4図まで進んだ対局が
公式戦で6局ありますが、先手が2勝4敗(手持ちの棋譜集による。将棋連盟のデータ
ベースでは、8局あって2勝6敗らしい。)と苦戦しています。やはり美濃でないのが欠点
となるようです。

CapD20120813_1.png

第2図から、
△5四角 ▲7八飛 △7六角 ▲同飛 △2八角(第5図)

▲3八銀と指せば、第5図が想定されます。△2八角と打たれて困ったかに見えますが、
将棋倶楽部24高段者のデータを見ると、この局面での先手勝率は0.553(サンプル数
38局)と、十分戦えるようです。ここからの指し手は、定跡を知らないと難しいと思いま
す。

第5図から、
▲5五角 △3三桂 ▲7四歩(第6図)

先手は反撃に出ます。▲7四歩には、①△6二銀②△同歩が考えられます。

CapD20120813_2.png

◇6二銀は、先手指せる

①第6図から△6二銀
△6二銀 ▲7三歩成 △同銀 ▲同飛成(第7図)

△6二銀と受ける手は、戸辺-北浜戦(2009.12)で指されました。これには、▲7三歩
成から飛車を切っての強襲が成立します。

第7図から、
△同桂 ▲同角成 △5二飛 ▲9一馬 △1九角成 ▲5五馬(第8図)

第8図は、飛車と銀・桂の二枚替えで、馬の働きは先手が断然よく、先手有利といえま
す。

CapD20120813_3.png

②第6図から△同歩
△同歩 ▲8二角成 △同銀 ▲1八飛 △3九角打(第9図)

△同歩に、飛車角交換をして▲1八飛と打つのは、久保-佐藤戦(2010.2.5)のタイト
ル戦で指されて有名になった定跡です。後手は、△3九角打と角をつないで受けます。

第9図から、
▲6八銀 △7三桂 ▲3九金 △同角成 ▲4八角 △同馬 ▲同玉 
△6五角(第10図)

ここは、▲6八銀が定跡化されていますが、佐藤九段の自戦解説には、▲3六歩や▲
3九金も有力と書かれています。また、鈴木八段が▲6六飛の新手を指しています。

CapD20120813_4.png

◇△6五角に▲3六飛は、後手有利

第10図から、
▲3六飛 △8七角成 ▲7九金 △9四歩 ▲7六角 △同馬 ▲同飛
△9五歩 ▲7四飛 △9六歩(第11図)

△6五角に▲8六飛は、△7六金と打たれて、▲9六飛 △9四歩で先手が困ります。
▲3六飛と逃げましたが、この手はよくなかったようです。佐藤九段の端攻めが厳しく、
後手が勝利しています。

▲3六飛でなく▲2六飛と逃げれば、難しい将棋になります。次回、検討する予定です。

CapD20120813_5.png

参考文献
将棋世界2010年4月号 佐藤九段の自戦解説



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2012.08.13 / Top↑
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