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門倉-深浦戦での玉頭銀は、居玉なので指しこなすのは大変そうです。居飛穴に対
する玉頭銀はいろいろありますので、簡単に紹介したいと思います。

小倉流玉頭銀

小倉流玉頭銀は、小倉七段が得意としていて、著書の『下町流三間飛車』に解説さ
れています。他のプロもこの形を指しており、優秀な作戦だと思います。小倉流玉頭銀
の特徴は、左の金は6九のままで仕掛けることで、▲5八飛から反撃する手を用意し
ています。

◇△5五歩には、▲4五銀~▲5八飛

第1図は、小倉-清水女流戦(2006.6)からです。▲3八銀と囲わないで▲5六銀と出
るのは、穴熊が未完成のうちに玉頭銀を仕掛ける為です。また、穴熊や袖飛車にする
余地もあります。

第1図から、
△5五歩 ▲4五銀 △8四飛 ▲5八飛(第2図)

△5五歩 ▲4五銀 △8四飛は、△8四飛 ▲4五銀 △5五歩でも同じになります。
△8四飛には、▲5八飛と回るのが小倉流です。▲5六歩からの反撃を狙います。

CapD20120705.png

◇▲5四歩の垂らしがポイント

第2図から、
△3二金 ▲5六歩 △同歩 ▲同飛 △1二玉 ▲5四歩(第3図)

△3二金と囲うのは自然な手です。▲同飛の局面で、後手の指す手が難しいです。実
戦では△1二玉と角筋を避けましたが、▲5四歩と垂らして先手が指しやすいでしょう。

△1二玉で、△8六歩 ▲同歩に手筋の△8八歩を狙うのは、やはり▲5四歩(第4図)
で先手好調だと思います。

CapD20120705_1.png




『下町流三間飛車』では、主に7五歩・2八玉・3九銀型からの玉頭銀が解説されてい
ますが、▲3八玉の位置、▲3八銀と囲った形、穴熊にした形などでの実戦例がありま
す。

居飛車が5筋の歩を突いてこない場合には、角を引いて石田流への組み換えが狙えます。

◇△5五歩を突いてこない形

小倉流玉頭銀は、先日の順位戦(小倉-中座戦 2012.6.19)でも指されました。この
対局では、△3二金 ▲3八銀の交換を入れてから玉頭銀に出ています。後手は△5五
歩ではなく△5三銀と上がり、▲4五銀に△3五歩(第5図)と伸ばしました。

▲5六銀に△5五歩なら、▲4五銀 △8四飛 ▲5八飛 △4二角 ▲6五歩 △3
三桂 ▲5五角(第6図)が一例です。これは、石川-増田戦(2010.7)の進行と同じで
す。

CapD20120705_2.png

第5図以下、
▲3四銀 △4二角 ▲6五歩 △1二玉 ▲1六歩(第7図)

△3五歩には、▲3四銀と角頭に出ました。▲6五歩に△4四歩や△4四銀なら、▲4
六歩で先手十分でしょう。△1二玉とかわしましたが、▲1六歩と端を突いて、先手不
満のない進行だと思います。

小倉先生は、5三銀型から△6四銀~△6五銀(第8図)と出る形も指されています。
▲5八金左と美濃囲いを完成させてからの玉頭銀は、また取り上げてみたいと思います。

CapD20120705_3.png



※参考棋書 『下町流三間飛車』 小倉 久史著 毎日コミュニケーションズ


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2012.07.05 / Top↑
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