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◇▲7六飛に△3六歩は乱戦覚悟

5月23日(水)に行われた女流王位戦、甲斐-里見戦では相三間飛車の戦形になり、
基本図が指されました。(5/19の王座戦一次予選 室谷-室田戦でも指されました。)
里見三冠は、ここで△8二銀と指しましたが、ネット解説では△3六歩(第1図)について
触れていました。

△3六歩と突かれて後手が有利になったら、11手目に▲7六飛と浮く手が成立しない
ことになります。この形を指すなら、△3六歩以下の指し方は十分研究しておく必要が
あります。調べてみると、これが結構難しいのです。

△3六歩に対しては、①▲同歩、②▲同飛、③▲2八銀などが考えられます。

CapD20120615_6.png


①▲同歩

▲同歩 △8八角成 ▲同銀 △5五角 ▲7七角(第2図)

▲同歩と取るのは、甲斐-里見戦でも解説されていた手で、24高段者の将棋でも、こ
の手が多いです。角交換から△5五角には▲7七角を用意しています。

△1九角成 ▲1一角成 △2九馬 ▲2一馬(第3図)

この展開になれば、△2九馬までは一本道だと思います。また、次の手は、▲2一馬
・▲3五香・▲3八銀などが候補ですが、▲2一馬が最有力だと考えます。

第3図と似た局面は、今までにも何回か出てきました。『相三間飛車 序盤の研究 11
手目▲7六飛型 1』の第5図では、後手が3四飛型になっていますが、この場合は
3二飛型なので▲2一馬に△4二銀と逃げられません。これは先手に有利に働いてい
ます。しかし、第3図は難解な形勢だと思います。

CapD20120615_1.png

◇第3図以下は、研究課題

第3図での最善手はわかりませんが、△1九馬が有力だと思います。

△1九馬 ▲3五香 △3四香 ▲同香 △同飛(第4図)

△1九馬は、△5五馬と引く手や飛車角交換された時に△3七角打ちを狙っています。
先手は、角を渡さずに攻めなければいけないので、▲3五香と打ちます。△3四香 
▲同香 △同飛に、次の▲3五香が厳しそうですが・・・

▲3五香 △1四飛 ▲3一馬 △1七飛成 ▲3二香成 △1八龍(第5図)

銀は取らせても、その間に飛車を成るのが速い手です。第5図以下は、▲5九玉と逃
げて形勢不明だと思います。

CapD20120615_2.png


◇△3六歩には、▲同飛、▲2八銀も有力か


②▲同飛

△3六歩を▲同飛(第6図)と取る手も考えられます。

△同飛 ▲同歩 △8八角成 ▲同銀 △5五角 ▲3五飛(第7図)

飛車交換、角交換から△5五角と打つ手には、▲3五飛があります。以下、△3三角
あるいは△2二角と守りますが、▲5六角または、▲7四歩でいい勝負でしょう。

CapD20120615_3.png

また、△5五角で△6九飛と打つ手には▲7九飛(第8図)と合わせて、△同飛成り
 ▲同銀 △5五角 ▲3五飛で、同じような形になります。

CapD20120615_4.png

③▲2八銀

△3六歩に▲2八銀(第9図)と受ける手も有力です。

△3七歩成 ▲同銀 △7二玉(第10図)

△3七歩成 ▲同銀の局面で、△7二玉あるいは△7二銀(角交換から▲8二角と打
ち込む手には、△3六歩 ▲同飛 △同飛 ▲同銀 △5五角で無理筋。)なら、▲
7七桂と指して、落ち着いた将棋になります。

▲同銀に△3六歩と打てば、②と似た進行になります。

▲同飛 △同飛 ▲同銀 △8八角成り ▲同銀

以下、△5五角なら▲3五飛(第11図)で、第7図との比較となります。私には、ど
ちらも難解な形勢だとしか判断できません。

11手目▲7六飛に△3六歩は、きちんと指せば後手有利とまではならないようですが、
難しい変化が多く、有力な手だと思います。

CapD20120615_5.png


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2012.06.15 / Top↑
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