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◇▲7七飛から無理やり石田流を狙う

初手から、
▲7八飛 △8四歩 ▲7六歩 △8五歩 ▲7七飛(第1図)

『初手7八飛戦法 2』で、△8五歩に対しては▲7七角が必然と書きました。しか
し、ここで▲7七飛と指す手が成立するようです。この手は無理だと考えていました
が、将棋倶楽部24七段の方が指しているのを見て、有力だと思いました。

この手の狙いは、▲7八金~▲7五歩としてから▲7六飛と浮いて、升田式石田流
にする
ことにあります。


第1図からは、1.△8六歩か、2.△3四歩が多いでしょう。

1.△8六歩

△8六歩 ▲同歩 △同飛 ▲8七歩 △8二飛 ▲7八金(第2図)

△8六歩から飛車先の歩を交換してきた場合には、▲8七歩と受けます。△8二飛
▲7八金と指すのがポイントです。

CapD20120607.png

第2図から、△3四歩 ▲7五歩に、①△4二玉と②△7七角成りが考えられます。

①△4二玉 ▲7六飛(第3図)

△4二玉と指せば、▲7六飛から升田式石田流にできます。②は正確に対応しない
と一気に不利になる危険があるので、後手は、飛車先を切ったことに満足して、この
進行を選んだ方がよいのかもしれません。

◇先手に楽しみが多い展開

②△7七角成り ▲同桂(第4図)

△7七角成りには、▲同桂と取るのが面白いです。この手は、七段の方が指していた
手ですが、なるほどと思いました。次に▲6五桂と跳ねながら、▲1一角成りを狙う手
が受けにくいのです。

CapD20120607_1.png

第4図から△2二銀と受けるのは、▲6五桂(第5図)と跳ねます。▲5三桂成りと
▲2二角成りを受けるには△5二飛打ちくらいですが、▲7四歩 △同歩 ▲5五角
打ちで先手有利です。

第4図から△6四歩には、▲8五桂と跳ねます。以下、△2二銀には▲1五角(第6
図)があります。ここで△3三飛の受けは、▲7四桂成り △同桂 ▲7四歩で先手
の攻めが続きそうです。△3三銀と受けるのは、角を切って、香も取れるので先手有
利となります。

CapD20120607_2.png

2.△3四歩

◇後手の妥協策

第1図から、
△3四歩 ▲7八金(第7図)

△3四歩にも▲7八金と指します。乱戦を避ける為には、ここで①△4二玉か②△3
二金が有力
です。

①△4二玉は、▲7五歩 △7七角成 ▲同角 △3三桂。
②△3二金は、▲7五歩 △7七角成り ▲同角 △2二銀(第8図)と進み、一局
となります。

升田式石田流に組まれるのを阻止するなら、後手はこう指すのがベストかもしれませ
ん。▲7五歩に飛車角交換してこなければ、▲7六飛から升田式石田流に組めます。

CapD20120607_3.png

◇飛車角交換は、先手有望か

第7図から、
△7七角成り ▲同角 △2二銀 ▲1五角(第9図)

△7七角成りは、乱戦になる可能性が高いです。1と同様に▲同桂も有力ですが、
▲同角と取る手を調べてみます。香取りを受ける△2二銀には、▲1五角と打つの
が急所です。

この▲1五角は、パックマン(初手から、▲7六飛 △4四歩 ▲4四角 △4二飛
▲5三角成り △3四歩。)の変化で出てくる手です。それと比べると、この場合は
歩を損していないので、有利に戦えそうです。

第9図から、
△3三飛 ▲4八玉 △1四歩 ▲3三角成り △同銀 ▲3八銀(第10図)

第9図では、△3三飛または△2四飛として受けるしかありません。△3三飛には、
▲3六歩から角を逃がす手もありますが、▲4八玉から飛車角交換して▲3八玉と
指すのがわかりやすいでしょう。第10図は一局ながらも、飛車を持ち駒にしている先
手の方が駒組をしやすいと思います。

この▲7七飛は、初手▲7六歩に△8四歩とされた時にも、もちろん有効です。研究
して、大会などで指してみるのも面白いと思います。

CapD20120607_4.png

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2012.06.07 / Top↑
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