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第1図は、棒銀に対する最強の構えとされている1二香・4二金の布陣です。これは、
後手四間飛車からの変化ですが、三間飛車でも類似の局面が現れる可能性があり
ます。

この形に組み上げるまでに、振り飛車側が注意することは、角を引く位置を4二にす
ることと、△6四歩を突かずに△6四角と出る余地を残しておく
ことです。

一方、居飛車側はこの形にされたら難しくなるので、▲2六銀と上がらないで3七で
待機する指し方が有力とされています。

第1図から、▲4五歩は△同歩、▲3四歩 △同銀 ▲4五歩も△同歩でうまくいき
ません。よく指されているのは、▲3四歩 △同銀に▲3五歩と押さえ、△4三銀に
1五歩
(第2図)と端を攻める手です。

CapD20120202.png

第2図から、
△同歩 ▲同香 △同香 ▲2四歩 △同歩 ▲1五銀(第3図)

▲1五歩はプロの実戦で何局か指されており、これは加藤-杉本戦(2004.6)の手順で
す。△同香に▲2四歩の突き捨てを入れずに▲同銀は、△4五歩で困ります。

第3図から、
△1二飛 ▲1四歩 △3三金 ▲2八飛 △4二角 ▲2七香 △8四香(第4図)

第3図から△4五歩は、▲2四銀で難しくなります。
△1二飛と回り、▲1四歩と受けさせて歩切れにし、△3三金とがっちり受けます。

先手は、▲2八飛~▲2七香と攻めますが、△8四香が厳しく、第4図は「居飛車を
持って指す気になれない局面。」と、渡辺竜王が『四間飛車破り 急戦編』の中で書
いています。 第4図で▲2四香は、△同金 ▲同銀 △1四飛で後手が指せます。

CapD20120202_1.png

加藤新手 ▲3六飛 

加藤-千葉戦(2011.12)では、▲1五歩ではなく▲3六飛の新手(第5図)が出ました。
狙いは、▲3七桂~▲4五歩です。しかし、▲3七桂と跳ねれば、手筋の△3八歩が
生じます。

第5図から、
△5二金寄 ▲3七桂 △6四歩 ▲9八香 △6三金 ▲4五歩(第6図)

先手は少し重い形ので、後手は△5二金寄から玉を堅めていきました。すぐに▲4五
歩は、△同歩 ▲1一角成り △4四角 ▲2一馬 △9九角成りで先手が悪いです。
▲9八香は、その筋を防いで角を空成りさせる意味があります。

△6三金のタイミングで▲4五歩と仕掛けました。

CapD20120202_2.png

第6図から、
△7四歩 ▲4六銀 △3八歩(第7図)

▲4五歩を△同歩と取るのはつまりません。△7四歩は、▲4四歩は厳しくないことを
見越しています。▲4六銀と数を加えたところで△3八歩と垂らしました。第7図は、
先手は玉が薄く飛車銀が凝り形で、普通に捌ければ後手が優勢となりそうです。

第7図から、
▲3四歩 △同飛 ▲3五銀右 △3一飛 ▲4四歩 △同角 
▲5五歩 △3九歩成(第8図)

先手は、▲3四歩から動いていきました。△4四同角と取れないので、▲5五歩と指し
ましたが、△3九歩成りとされた局面は先手が少し苦しいでしょう。

※加藤先生は、この▲3六飛に相当な自信を持っておられるようです。ニコニコ放送や
 将棋世界の対談で、自慢げに話されていました。

※参考棋書
『四間飛車破り 急戦編』 渡辺明著 浅川書房
『四間飛車の急所 3』 藤井猛著 浅川書房

CapD20120202_3.png




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2012.02.02 / Top↑
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