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H-ParisさんとE七段の対局で面白い将棋がありました。

早石田の出だしから角交換されて▲同銀に△4二玉となった局面で、▲7四歩(第1
図)と突いたのです。

これは、先日の竜王戦挑戦者決定戦第1局、久保-丸山戦での▲7四歩(第2図)
を彷彿させる手です。

CapD20111012.png

第1図から、△同歩に▲5五角。(第3図)

久保-丸山戦では▲7四歩に△6二銀と指しましたが、第1図では▲6二銀と指し
にくい感じがします。次に▲7八飛に△4五角は、▲5五角があります。(この変化も
難しいのですが・・・)

第3図から、

△4四歩 ▲7八飛 △4五角(第4図)

△4四歩は手筋の受けです。しかし、△3三桂や△3三角の方がよいかもしれません。
▲7八飛には、当然の△4五角です。

CapD20111012_1.png

第4図から、

▲5八金左 △2七角成り ▲8二角成り △同銀 ▲2五飛(第5図)

▲8二角成りから▲2五飛で、龍を作りにいきました。▲8二角成りでは、▲7四
飛(第6図)が勝った
可能性があります。以下、△7三歩なら▲4四飛で先手が戦
えそうです。

第5図以下は、△5四馬 ▲2三飛成りと進みました。先手は龍を作ったものの、
後手は△5四馬が好位置で角を手持ちにしており、先手が少し悪いと思います。

CapD20111012_2.png

戻って、10手目の△4四歩で△3三桂と受ける手を調べてみます。

これは、4手目△4二玉に▲7八飛(第7図)から、角交換して△4五角と打たれた
変化(第8図)と同じような進行
になります。

第8図で△4四歩は▲7四飛で後手が悪いとされています。

CapD20111012_4.png

本譜で、△3三桂と受けた場合には、

▲7八飛 △4五角 ▲5八金左 △2七角成り ▲7四飛(第9図)

が想定されます。

この局面では、△7三歩 △9二飛が有力で、他には△6四歩も考えられます。
△7三歩あるいは△9二飛なら、△3四飛(第10図)となります。

第10図では、△3二銀、△3二金、△2二銀などが有力です。

それらに対して、先手は▲3六歩と▲3六飛が考えられます。

5八玉型で、△9二飛 ▲3四飛 △3二金 ▲3六歩と進んだのが、羽生-丸山戦
(2003.12)です。


先手の形が、▲5八玉、▲6八金、▲5八金左で、微妙に変わってきますが、この変
化は『島ノート』で、「お互いに最善を尽くせば互角。」と書かれています。しかし、
『久保の石田流』では、「先手の勝率イメージは48%。」とされており、先手が少し悪
というのが現在の認識のようです。(24高段者で、この形を得意にしている方もい
ます。)

なので、4手目△4二玉に▲7四歩は、△3三桂と受けられたら難しいと考えますが、
研究しだいでは十分戦えますので、試してみるのも面白いと思います。

CapD20111012_5.png




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2011.10.12 / Top↑
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