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第1図は、最近よく見かける先手の角道オープン四間飛車です。先日の王位戦第6
局 広瀬-羽生戦
では、この形から羽生二冠が三間飛車に振り、相振り飛車の戦い
になりました。

ここでは、先手の角道オープン四間飛車に対して、後手が三間飛車にするにはどう
指したらよいのかという視点で簡単にまとめてみたいと思います。

第1図から、△6二銀や△8四歩なら四間飛車対居飛車になります。三間飛車を目
指すなら△4四歩や△3二飛、△3五歩が考えられます。


CapD20110905.png


△4四歩(第2図)は、

▲6六歩 △3二銀 ▲6五歩 △4三銀 ▲6四歩 △同歩 ▲同飛(第3図)

で振り飛車にするなら△5四銀ですが、形を限定されて後手面白くありません。


4手目△3二飛の変化

第1図から、△3二飛(第4図)はどうでしょう。これには、角交換から▲6五角
と打たれる手が気になります。


CapD20110905_1.png

第4図から、

▲2二角成り △同銀 ▲6五角 △5四角(第5図)

▲6五角には△5四角と合わせるのが有力です。この手で△7四角は、▲4三角成
り △4七角成り ▲4八飛(第6図)と進めば、2手目3二飛の変化と同じよう
になりますが、この場合は居玉なので後手が少し悪いでしょう。


CapD20110905_2.png

第5図から、

▲同角 △同歩 ▲5三角(第7図)

後手が3四歩の形では、▲同角 △同歩に▲5三角と打つ手が成立します。(3五
歩の形では、△4二角と合わせる手があり成立しない。)

しかし、これには△9五角(第8図)と対抗する手があります。この手は、藤井-
佐藤戦(2007.11)
で指されました。


CapD20110905_3.png

第8図から、
▲8六角成り △同角 ▲同歩 △3三銀 ▲3八金 △6二玉 
▲8八飛(第9図)

と進みました。▲8六角成りでは、▲4八玉も有力だと思います。

△5四角に▲8三角成りとするのは、△2七角成り ▲8八銀 △3五歩 ▲3八
金 △5四馬(第10図)が一例で、こう進めば後手がよさそうです。

4手目△3二飛に対して、角交換してこないで、▲4八玉、▲5八金左、▲6六歩
などには、△3五歩と伸ばして一局でしょう。

次回は、4手目△3五歩の変化を考察します。

CapD20110905_4.png

※追記
第10図の変化で、△2七角成りに▲6五馬(第11図)とする手が門倉-片上戦で指されました。
以下、△5四馬 ▲同馬 △同歩 ▲8八飛(第12図)と進みました。この進行は、先手が8筋
を伸ばしていけば指しやすく、4手目△3二飛は危険と認識されているようです。(将棋世界11
月号『勝又教授の勝手に戦法ランキングより』)


CapD20111003.png


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2011.09.05 / Top↑
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