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第1図は、相三間飛車で頻出の局面です。ここで、先手の有力手は、▲4六歩・
▲2八銀・▲7六飛・▲3八銀
などです。

プロの実践例では、▲4六歩が圧倒的に多いです。しかし、△8八角成りの阿部
新手が気になります。▲2八銀は、手堅く金無双にしようという手です。▲3八
銀は、▲4六歩と突かないで美濃囲いを目指す手ですが、△8八角成り~△2八
角(第2図)と打ち込まれる手があります。

私が調べた限りでは、プロの公式戦で、第2図は出現したことはありません。し
かし、24高段者の将棋では、時々見かけます。

杉本七段の著者で、この局面について書かれています。『相振り革命3』(p213)
では、▲7四歩 △8二銀 ▲7三歩成り △同銀 ▲7四歩 △8二銀 
▲5五角の手順で先手有利となっています。

▲7四歩を△同歩は、▲5五角 △1九角成り ▲1一角成り △3三桂 ▲7四
飛で、先手指せると解説されています。

CapD20110830.png

しかし、『相振りレボリューション』(p198)では、第2図以下、

▲5五角に△3六歩(第3図)と突き、

▲1一角成り △3七歩成り ▲同銀 △1九角成り ▲2一馬 
△2九馬(第4図)

で後手持ちと評価が変わっています。これは、『相振り革命3』の時点では、△3
六歩の手が発見されていなかったからだと思います。

CapD20110830_1.png

24高段者の将棋では、第2図から、▲7四歩 △同歩の突き捨てを入れてから▲
5五角
が多いです。▲7四歩に△同歩は、ほぼ必然なので利かしてみたい感じが
します。ここでは、こちらの変化を掘り下げてみます。

▲7四歩 △同 歩 ▲5五角 △3六歩(第5図)

▲7四歩に△同歩、▲5五角に△3六歩と指すのが大切な手で、これ以外では
後手が悪くなります。※当ブログ『相三間飛車 美濃囲いへの△2八角』参照。

▲1一角成 △3七歩成 ▲同 銀 △1九角成 ▲2一馬 △2九馬(第6図)

▲1一角成で、▲9一角成りと玉側の香を取るのは、△1九角成り ▲8一馬 
△3七歩成りで後手よしです。

▲1一角成と成れば、第6図までは、妥当な進行でしょう。

CapD20110830_2.png

第6図から、

▲3六香 △3五歩 ▲3二馬 △同 銀 ▲3五香(第8図)

この形で先手の主張点は、飛車を取れることがあると思いますが、その取り方
が問題となります。

第6図で、▲3二馬 △同銀に、▲3一飛や▲6六桂も考えられますが、少し先
手が悪いようです。▲3六香(第7図)と打ち、△3五歩と打たせてから▲3二
馬と取る
のが高段の方がよく指している手順です。

第8図から、後手は△3三歩や△4一銀として受けるか、あるいは△4四香や△
4五桂と攻める手が有力だと思いますが、どちらが優勢なのか判断が難しい局
面だと思います。

CapD20110830_3.png

はっきりした結論はわかりませんでしたが、難解なだけに研究成果が出る形だと
思います。


※参考棋譜



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2011.08.30 / Top↑
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