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第1図は、2007年度赤旗名人戦決勝戦からです。

先手が▲2六銀~▲3五銀を狙って、▲1七銀と上がったところです。

△7七角成り ▲同桂 △4四角(第2図)

角が睨みあった形からは、金無双崩しの形を作りにくいです。この場合は、先に角
交換して角を4四(6六)に打ち据えるのがポイント
になります。


CapD20110814.png


▲7六飛 △3三桂 ▲2八銀(第3図)

▲6八金あるいは▲6七金とは受けにくいので、▲7六飛と受けました。しかし、
7六飛の形は角を持たれた場合に、角を打ち込まれるリスクがあります。

この形からの金無双崩しは、杉本七段・鈴木八段・藤井九段の著書などで解説され
ています。角を切って強襲していくのですが、正確に攻めないと受けきられてしま
う恐れがあります。また、形が少し違えば、成立しないこともあるので注意が必要
です。(この局の場合は、後手の持ち駒に歩が2枚あることが必要。)

△1五歩 ▲同歩 △1七歩 ▲同銀 △3六歩(第4図)

△1七歩の垂らしに、▲同香と取るのは、△3六歩 ▲同歩 △2五桂 ▲1六香
△1七歩で後手有利となります。

▲同銀と取るのが正解ですが、やはり△3六歩と角道を通すのが大切な手です。


CapD20110814_1.png

▲同歩 △1七角成り ▲同香 △1八銀(第5図)

角を切って、△1八銀と打ち込む手は、知らないと指せない手でしょう。私は、こ
の攻め方を初めて知った時には、非常に驚きました。

▲2六角(第6図)は最強の受けです。


CapD20110814_2.png

△2五桂 ▲1六香 △3七歩(第7図)

藤井九段の『相振り飛車を指しこなす本 1』には、似た局面で、△2五桂 ▲1
六香 △2九銀不成り ▲同玉 △1七桂成り ▲同角 △2七飛成り以下、後手
が優勢と書かれていますが、本譜の場合は4五に歩がないので、△1七桂成りに▲
4六角と打たれて少し紛れます。△3七歩と打つ手の方が厳しいです。

▲2八玉 △2九銀成 ▲同 玉 △1七桂成 ▲4六角(第8図)

第8図の局面で、3七に歩があるのが、先に歩を打った効果です。先手は▲4六角
と打ってきました。(△3七歩と打たなかった場合には、第8図で3七歩がない形
になります。)


CapD20110814_3.png

△2六飛 ▲同 歩 △2七成桂 ▲3九玉 △6九角(第9図)

△2六飛の一手ですが、1~3筋だけの攻めでは、後手が攻め切るのは難しいです。
しかし、左辺に角を打ち込む手があり、攻めが続きました。

△6九角と打ちましたが、△8七角と打った方がわかりやすかったでしょう。△8
七角に▲6六飛と逃げれば、△7八角成りが△5六馬から銀を取っての詰めろと△
7七馬を見た厳しい手になります。

▲6八金 △8七角成 ▲6六飛 △3四桂 ▲3七角 △同成桂 
▲同金 △5九角(第10図)

△5九角と打ち、まだ簡単ではありませんが、実戦では武田アマが押し切り、146手
で勝利しています。


CapD20110814_4.png

※参考棋譜(向い飛車対四間飛車)



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