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升田式石田流が狙いではない

今回は、第1図から先手が▲2五歩 △3四歩 ▲2四歩の急戦を見送った場合の
指し方を検討します。

木村-佐藤戦(2011.5.20)では、▲6八玉 △3四歩 ▲7八玉 △6二玉 ▲2
五歩と進み、△3三角(第2図)と上がりました。

従来の3二飛戦法は、升田式石田流にするのが狙いでした。しかし、佐藤新手では、
△4二銀と上がっているので、升田式石田流にするのは難しいのです。

△6二玉のところで△4四歩なら、ノーマル三間飛車になります。しかし、それな
ら2手目3二飛戦法を指した意味がありません。


CapD20110730_1.png

少し進んで第3図の局面で先手が角交換してきました。

△同銀 ▲8八玉に△2二銀(第4図)と引きました。ここで▲2四歩は、王手飛
車の筋があるので指せません。なので▲6六歩と指しましたが、△6五歩 ▲同歩
 △3五歩 ▲同歩 △同飛 ▲3六歩 △6五飛と進みました。

この指し方は、高度な感じがします。また、角を上がった瞬間(第2図)で、▲3
三角成り △同銀に▲6五角の筋もあります。


CapD20110730_2.png




最近、よく見かけるのは、次のような指し方です。

角交換振り飛車の形に

第5図は、先手が▲2四歩の急戦をしないで▲6八玉と指したところです。ここか
ら、△8八角成り ▲同銀 △2二飛(第6図)と向かい飛車にするのが、わかり
やすいでしょう。

この指し方は、24高段者の対局で、見かけていましたが、日浦-永瀬戦(2011.6.
30)
で指されました。

木村-佐藤戦での△3三角と受ける手と比べると、銀が4二のままなので、3三銀
型と3三桂型を選択することができ
、作戦の幅が広いといえます。


CapD20110730_3.png

序盤の注意点

角交換するタイミングは、第5図が適切です。ここで▲6二玉(第7図)と上がる
のは、▲2四歩 △同歩 ▲同飛 △8八角成り ▲同銀(第8図)で、△3三角と
打ちたいのですが、▲2一飛成りが4一の金取りになってしまうので、後手不利に
なります。


CapD20110730_4.png

また、第6図で▲5六角(第9図)と打つ手も気になります。これには、△7二銀
と上がり、▲3四角と歩を取らせて構わないでしょう。▲2三角成りからの強襲が
あるので、△3二金(第10図)と上がっておくのが無難です。一歩損ですが、後手
不満ないと思います。


CapD20110730_5.png

第6図からの進行例としては、

▲7八玉 △6二玉 ▲4八銀 △7二玉 ▲4六歩 △3三桂(第11図)

△3三桂では、△3三銀も考えられます。以下は、第12図のような駒組を目指しま
す。これはゴキゲン中飛車や角交換振り飛車で、おなじみの陣形です。

従来の2手目3二飛戦法は、升田式石田流にするのが狙いでしたが、佐藤流は角交
換振り飛車にするのが有力な作戦
といえるでしょう。


CapD20110730.png

※参考棋譜※


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2011.07.30 / Top↑
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