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2手目3二飛車戦法で、角交換の乱戦となり、互いに角を成りあって、▲4八飛と
指したのが第1図。ここから、△4六歩 ▲3八銀 △5七馬に、▲5八飛(第2
図)とぶつけたのが、菅井-糸谷戦(2010.09)で指された糸谷新手です。

将棋世界では、「菅井四段が、もう(2手目3二飛車戦法は)指せないんじゃない
ですか。」と話しことが掲載され、2手目3二飛車戦法の決定版になるのではと書
かれました。(2010年12月号「関西棋界見てある記」)


CapD20110713.png

しかし、第2図以下、△5八馬 ▲同金左 △4五飛 ▲6五角 △3一銀(第3
図)と進んだ局面は、『久保の石田流』で優劣不明と書かれているように、実際は、
非常に難解な形勢のようです。

第3図からは、▲4四歩 △7二銀 ▲5六角(第4図)となりました。

第4図から、後手は△8五飛と逃げましたが、これが最善かどうかは微妙なところ
で、△5五飛や△2五飛も有力ではないかと思います。


CapD20110713_1.png


第1図から、△4六歩ではなく、△4八馬(第5図)と飛車を取ったのが、戸辺-
青野戦(2010.10)
で指された戸辺六段の対策でした。

以下、▲4八金 △4五飛 ▲6五角に、△3一銀(第6図)と受ける手順は、糸
谷-菅井戦と同じですが、定跡化されて、よく指されています。

第3図と第6図は、後手の形は、ほぼ同じで、先手の陣形が違います。私の棋力で
は、両方とも優劣不明としか判断できません。

どちらを選ぶかは、△4六歩と打つか、△4八馬と指すかで、後手に選択権がある
のですが、悩ましい問題です。

ただ、現在24高段者の実戦では、戸辺対策の△4八馬の方が多いです。なので、
こちらの変化を少し掘り下げてみます。


第6図は、手が広く難しい局面です。

(1)▲7七桂 (2)▲4四歩 (3)▲2四歩 (4)▲3六歩 (5)▲3二馬などが候補
手として考えられます。


CapD20110713_2.png


(1)▲7七桂

▲7七桂(第5図)は、青野九段が指した手です。

以下、△7二銀 ▲7八銀 △6四歩 ▲3二馬 △同銀 ▲5六角 △2五飛
(第6図)と進みました。この進行は後手がよさそうです。△6四歩で馬と飛の交
換を催促されたので、▲7八銀では▲4四歩と打つ手も考えられたと思います。


CapD20110713_3.png

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2011.07.13 / Top↑
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