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永瀬四段が、公式戦で15連勝(5/15現在)と快進撃を続けています。このブロ
グをご覧になられている方はご存知だと思いますが、永瀬四段は三間飛車を得意
とし、大山名人を彷彿させるような受けが評判で、将来を期待されています。


先日の村山五段戦では、永瀬四段が升田式石田流を指しました。

第1図は、△4四歩と突いた手に対して、▲5七角と打った局面です。升田式石
田流は、お互い角を持ち駒にしていますので、角の使い方が大きなポイントにな
ります。

この▲5七角は間接的に8四の飛車を睨んでいます。5五銀・8四飛の形で▲5
七角を打った局に、久保-佐藤戦(2009年5月)がありました。(第2図)


CapD20110515.png

第2図から、△6三銀に、▲7四歩(第3図)と突きました。後手陣は、6一に
金がいるので飛車の打ち込みには強く、△7四同飛から飛車交換になりました。

続いて▲8三飛に△7二銀と引き、▲8二飛成り(第4図)と進んでいます。
後手は、△7六飛と打ちましたが、久保二冠によれば、この進行は先手失敗で、
▲8五飛成りなら先手も悪くないとのことです。(2009年9月 里見-早水女流
で実戦例あり。)

CapD20110515_1.png


永瀬-村山戦では4三の地点に空きがあるので、▲5七角に対して△4三角と飛
車取りに打ってきました。先手は構わず▲7四歩(第5図)と突きましたが、こ
の手は飛車取り返しになっています。

久保-佐藤戦と違って後手陣は飛車の打ち込みに弱く、飛車交換は先手有利です。

なので△8三飛と逃げて、以下 ▲6六飛 △6五歩 ▲同飛から飛車角交換に
なりました。

少し進んで第6図。今度は▲6六角と出て、4四の地点を攻めにいきました。△4
三金と守るのは、▲6一角が厳しい手です。実戦では、△4二金上と指しましたが、
既に先手が指しやすく、▲4四銀から流れるような攻めが続きました。


CapD20110515_2.png

第7図となっては先手大優勢です。ここからは、いろいろ勝つ手がありそうです。
永瀬四段は、じっと▲7三歩と垂らしましたが、1番確実な勝ち方だと思いまし
た。

△8二飛は辛い守りです。▲6八金~▲5八金は永瀬流でしょうか。△8七歩成
りと成りこんでも、▲8四歩(第8図)が落ち着いた好手です。以下、手数はか
かりましたが永瀬四段の快勝譜になりました。

なお、6月5日には、NHK杯戦で永瀬四段が登場します。対戦相手はなんと佐藤康
光九段。これは見逃せない一局となりそうです。<本日の大和証券杯 羽生名人
-菅井四段戦(昨年度勝率.762はランキング第3位)も、もちろん注目です。>

CapD20110515_3.png





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2011.05.15 / Top↑
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