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早石田菅井新手に対して、角交換から△2二銀(第1図)と上がる手を考えてみま
す。将棋世界誌「新イメージと読みの将棋観」では、渡辺竜王や谷川九段がこの手
を推奨していました。

△6二銀や△4二玉と比較すると、▲5五角からの攻めに備えており、第1図から
▲7四歩 △同歩 ▲5五角の攻めは大変だと思います。

▲7八金(第2図)と上がればゆっくりとした将棋になりそうですが、やはり▲7
七桂と急戦を含みに指したいところです。


CapD20110301.png


△4五角問題

▲7七桂と跳ねた時には、やはり△4五角(第3図)が気になります。この△4五
角は、阪口-谷川戦(2011.1)で指されました。谷川九段は、菅井四段戦(2010.11)
でも、第1図の局面で、△2二銀とせずに△4五角と指しています。

第3図からは、▲4六飛 △2七角成り ▲4三飛成り △5四馬 (第4図)と
進みました。▲6六飛でなく▲4六飛と指すのは、▲7七桂と逃げているので、△
6七角成りが桂取りにならない為です。

CapD20110301_1.png

以下、
▲3四龍 △8六歩 ▲同歩 △8七歩 ▲7九銀 △8六飛 ▲7八金(第5図)

となりました。この進行は先手を持ちたいです。

第4図から、単純に▲5四龍 △同歩 ▲4三角(第6図)と指す手も相当だと思
います。普通に△3二金の受けなら、▲5四角成りで後手が苦しいように思います。


CapD20110301_2.png

14手目の△2七角成りでは、△6七角成りも考えられます。これには、▲5八金右
 △8九馬 ▲7九金(第7図)と馬を捕獲しにいって先手が指せると思います。

第3図の△4五角で後手が有利になるのなら、▲7七桂ではなく▲7八金としなく
てはならなくなりますが、現時点では△4五角には▲4六飛で先手が指せると判断
しています。

CapD20110301_3.png





▲7四歩~▲4六角の仕掛け

久保-渡辺戦(2011.2)では、第1図から▲7七桂 △3三銀の局面で、▲7四歩
 △同歩 ▲4六角(第8図)と仕掛けました。先に▲7四歩と突き捨てるのがポ
イントで、▲4六角を先に打つと△5四角で攻めが空振り
してしまいます。

渡辺竜王は△6四角と合わせて、▲同角 △同歩 ▲6三角に、△5二角(第9図)
と受けました。

ネット中継の解説では、戸辺六段が「△5二角と受ける形になるのでは・・・」と
いうようなことを話されていました。しかし、他に代わる手もなさそうです。

第9図以下は、

▲4五角成り △6二銀 ▲4六馬と、先手だけが馬を作る展開になりましたが、
ここから捌くのはかなりの技術が必要で、非常に難解な形勢だと思います。


CapD20110301_4.png




久保-渡辺戦での仕掛けを見送り、▲4八玉に相手の態度を見て、仕掛ける手も
考えられます。例えば、△6二銀(第10図)なら、▲7四歩 △同歩 ▲同飛 
△4二玉 ▲7五飛(第11図・中村亮-増田戦2010.9と合流)が一例です。

これは、早石田9手目7六飛の変化と同じになりますが、変化手順が多く、まだ
まだ研究の余地がありそうです。


CapD20110301_5.png

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