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昨年の王位戦予選 菅井-谷川戦で、菅井四段が早石田7手目▲7六飛(第1図)
の新手を指しました。将棋世界今月号の「イメージと読みの将棋観」で、早速この
手が取り上げられています。

トッププロの見解では、第1図から角交換しないと▲7七桂(▲6六歩)で△8五
歩と突いた意味がなくなってしまうので、角交換するという意見は一致していまし
たが、次に△4五角と指すか、△2二銀などとして収めるかは意見の分かれるとこ
ろでした。


第1図の▲7六飛は、角交換された後で△4五角があるので、これまで無理だとさ
れていました。

しかし、▲6六飛(第2図)と指して、


CapD20110204.png


△2七角成 ▲7四歩 △同 歩 ▲5五角 △2二銀に、

▲3六歩(第3図)が好手で戦えることがわかりました。


実戦では、

△2六馬 ▲5八玉 △5四歩 ▲8二角成 △同 銀 ▲6三飛成(第4図)

と進み、


CapD20110204_1.png

△5二金左に、▲5四龍(第5図)

となりました。この局面は谷川九段が自信なかったと話しているように、先手が指
せるようです。△5二金左では、△4四馬(第6図)も考えられますが、▲7八金
あるいは▲7七桂でわずかに先手がいいと思います。


CapD20110204_2.png


第3図の▲3六歩以下の応手については、検討の余地がありそうです。

菅井-谷川戦で指された1.△2六馬以外には、2.△3三銀  3.△5四歩
4.△6四歩が有力
だと思います。


1.△2六馬 

▲5八玉と受けた後、△6四歩(第7図)は考えられる手です。これを▲同角は、
△9二飛(第8図)で後手がいいので、▲同飛と取ります。


CapD20110204_3.png


次に△3六馬(ここで△3三銀は、2.△3三銀と似た局面になるので省きます。)
で受かっていそうですが、▲7二歩(第9図)の軽手があります。

実はここまでとほぼ同一手順が、なんと1734年に3代伊藤宗看が指していたという
のですから驚きです。

第10図がその局ですが、香落ちなので反対になっています。


CapD20110204_4.png

有浦印理-伊藤宗看戦では、

△3八馬 ▲8八角成り △3七馬 ▲5五馬(第11図)

と進みましたが、第9図からは、△7二飛と取る手が正しいでしょう。しかし、▲
6六飛と引く手が好手で(第12図)、馬取りと▲9一角成りが受からず、先手が有
利です。

2.△3三銀、3.△5四歩、4.△6四歩については次回以降にします。


CapD20110204_5.png

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2011.02.04 / Top↑
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