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第1図は、先手向かい飛車対後手三間飛車の戦形から△7四飛と指したところ
です。

この作戦が成立しているのかは微妙なのですが、初めて見る方には変な手に思え
るでしょう。まだ菅井流を知らなかった時に、第1図から第2図になったのを見
て、全く意味がわかりませんでした。

この手の狙いとしては、6七の銀を動かしにくくおり、また先手の6筋・7筋へ
の攻撃も見ています。ここから菅井流の仕掛けを狙うのですが、その時に先手が
4六銀から盛り上がってきた時に備えてあらかじめ飛車を逃げている意味もあり
ます。

第1図から、
▲4七金 △4四歩 ▲3七銀 △4三銀 ▲8六飛 △5四銀
▲5六銀 △6四歩 ▲4八玉(第2図)

先手は、▲8六飛としてから▲5六銀と出てきました。普通に矢倉を目指したら
こうなるところです。

第2図は、前回紹介しました羽生-久保戦と飛車の位置が違うだけです。ここか
菅井流の仕掛けが始まります。


CapD20101228.png

△4五歩 ▲同 歩 △6五歩 ▲5八金(第3図)

△6五歩に▲4六銀ではなく、▲5八金と指してきました。


△6六歩 ▲4六銀 △6四飛 ▲7五歩 △6五銀(第4図)

△6四飛と回り、銀をぶつけていくのは、捌きを狙う後手には当然の手です。


CapD20101228_1.png


▲5五銀直 △2四飛 ▲3八玉 (第5図)

第4図から、▲6五同銀 △同飛 ▲5六銀は、△7五飛と逃げて、銀を持ち駒
にした後手が指せるでしょう。

▲5五銀直は、駒の交換を避けて飛車にプレッシャーをかける手です。△2四飛
と逃げましたが、▲3八玉は悪手で▲3七金が正解でした。第5図から五手一組
の好手がありました。

△5五角 ▲同 銀 △6七歩成 ▲同 金 △5八銀(第6図)

△5五角と切ってから、▲5八銀と割り打ちした局面では、勝負あった感じです。
以下、数手で先手が投了となりました。


CapD20101228_2.png



次は、本家菅井四段が将棋倶楽部24で指された実戦譜を紹介します。

第7図は、先手が▲5六金と上がったところです。矢倉は崩してしまいますが、
敵の飛車が7筋にいるので、中央を厚くする狙いです。

△4五歩 ▲同 歩 △6五歩 ▲4六銀(第8図)

後手は今まで通りに、△4五歩~△6五歩と仕掛けました。


CapD20101228_3.png


△6六歩 ▲同 金 △6四飛 ▲6八歩 △3三角
▲1六歩 △6五銀 (第9図)

後手は、△6四飛と動かして、6筋に攻撃を集中して捌きを狙います。
先手は玉が薄くなっているので、うまく受けないと劣勢になってしまいます。


▲7五金 △6二飛 ▲8四歩 △同 歩 ▲3三角成 △同 桂
▲8三歩 △同 銀 ▲6五金 △同 飛 ▲4七角 (第10図)

このあたりは駒がぶつかっていて、指し手が難しいところです。先手は▲7五金
と出て8筋を攻撃しましたが、すぐに▲8四金と出るのは、△8七歩と打たれて
失敗しますので、▲8三歩と垂らしていきました。▲4七角で飛車銀取りが決ま
りましたが、△7四角と合わせる手があり、難解な局面です。


△7四飛型を何局か指してみましたが、第7図のように▲5六金と守られると、
後手が攻め切るのは容易ではない
というのが率直な感想です。


CapD20101228_4.png

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2010.12.28 / Top↑
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