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初手から
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8四歩 ▲7八飛 △8五歩
▲4八玉 △6二銀 ▲7四歩 △7二金 ▲7五飛 (第1図)

第1図の▲7五飛が久保-佐藤康戦(2009年棋王戦)で指された早石田の久保新手
です。第1図からの狙いは、▲2二角成り △同銀 ▲7七桂として▲8五飛とぶ
つける手です。

久保-佐藤康戦では、△4二玉と指しましたが、
▲7三歩成 △同銀 ▲2二角成 △同銀 ▲7七桂と進み、57手で佐藤九段の
負けになりました。第1図から△6四歩と指す手もありますが、一局の将棋で、こ
こでは省略させていただきます。


CapD20101212.png


現在では、第1図から△7四歩(第2図)と取る手が定跡となっています。

これに対して、先手は▲4五飛(第3図)と指す手が多く指されてきましたが、
▲7四同飛(第4図)と取る手も見直されています。今回は、まず▲7四同飛
の手を研究してみたいと思います。


CapD20101212_1.png


▲7四同飛(第4図)以下の変化

第4図から△7三銀に、①▲7六飛と引く手と、②▲3四飛と歩を取る手がありま
す。

①▲7六飛(第5図)

この手は、中村亮-佐藤紳戦(2009年銀河戦)で指されており、

△8八角成 ▲同銀 △4二玉 ▲3八玉 △6四銀 (第6図)

と進みました。これは穏やかな進行ですが、△6四銀と出られた形は先手不満な気
がします。


CapD20101212_2.png

②▲3四飛(第7図)

この手は、以下△8八角成り ▲同銀に、△4五角(第8図)と打たれる手があり、
将棋世界に連載された久保二冠の講座には先手不利と書かれていました。


CapD20101212_3.png

第8図から▲3六飛は、△6七馬(第9図)となった局面で、▲7四歩~▲5五
角の攻めは△6四銀と出られて成立しません。

なので▲7八角 △同馬 ▲同金 △4五角 ▲7六飛 △2七角成り(第10図)
のような展開が予想されますが、これは後手がいいでしょう。


CapD20101212_4.png

しかし第8図から、▲3五飛で先手が戦えるようです。

▲3五飛 △6七角成 ▲7四歩 △6二銀
▲5五角 △3三歩 ▲8二角成 △同 金 ▲7七桂 (第11図)

このように進めば、後手は馬を作れたものの、7筋を攻める手がある先手がいい
のではと思います。


CapD20101212_5.png


実はこの手順は、久保-谷川戦(2010年7月順位戦)を参考にしたものですが、実
戦では△4五角と打つ前に、△8六歩 ▲同歩と指しています。

同様に進み、第12図となりましたが、ここで△8七歩と打てるのが歩を突き捨てた
効果です。以下、

▲7三歩成 △同 桂 ▲7四歩 △8八歩成 ▲7三歩成

と難解な戦いになり、結果は千日手で引き分けになりました。


以上のような変化があるので、14手目△7三銀では、△7三金(第13図)とする
手も指されています。これなら△6七角成り ▲7四歩と進んだ時に、△6四金と
出れるので、▲6五歩(第14図)には△5四金として▲5五角の筋がありません。

なので、△7三金に対しては▲7六飛(▲7五飛)と引く手が有力だと思います。


CapD20101212_6.png

参考文献 将棋世界2010年3月号 「さばきのエッセンス」久保二冠

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2010.12.12 / Top↑
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