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大平-南戦(2013.3.22)では、第1図から第2図となり、先手の大平五段が勝利しまし
た。この局面が指されたのは、手持ちのデータベースによると、公式戦では6年ぶり
のことです。

定跡書では、この△4五角問題があるので、第1図からは▲6六歩が推奨されていま
す。

第1図以下の指し手
△8八角成り ▲同銀 △4五角(第2図)

CapD20130630.png

しかし、第2図は先手が悪いかといえば、そうでもないのです。

『島ノート』には、「(第2図から)▲5八玉は、後手に最善を尽くされると先手が自信
持てない。▲6八金型はほぼ互角。」と書かれています。最近の定跡書を見ると、次
のような見解になっています。

『久保の石田流』 先手不利か?いや、そんな単純なものではない。先手勝率48%。

『菅井ノート 先手編』 (△5二飛となった時に)玉頭を狙われる先手が少し面白く
ない。

『石田流の基本 本組みと7七角型』 (戸辺六段著)はっきりとした結論はプロ間で
も出ていない。

先手がやや不満としながらも、ほぼ互角と考えているようです。実際の勝率はどう
なのでしょうか?プロの公式戦データを調べると、先手勝率が8割を超えていまし
た。(▲6八金の1例は、アマの対局)

CapD20130630_1.png

サンプル数が少ないので、24高段者についても調べてみました。こちらも先手勝率
が7割を超えていました。先手でこの形を指す人は、かなり研究しているからだと推
測もできますが、興味深いデータです。

CapD20130630_2.png

この形について詳しく書かれているのは、『島ノート』(2002.11発行)と『石田流道場』
(所司七段著・2004年12月発行)です。しかし、『島ノート』には△9二飛と逃げる変
化がなく、『石田流道場』には△5二飛と指す手が、ほとんど解説されていません。

また、他の定跡書では、あまり詳しく書かれていません。第2図以下は、今後、考察
していきたいと思います。


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2013.06.30 / Top↑

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