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初手から、
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △4二玉 ▲6六歩 △6四歩(第1図)

早石田模様の▲7五歩に対して△4二玉~△6四歩と指すのが山本流石田封じ
出だしです。第1図で先手の指し手は、▲7八飛▲6八飛が考えられます。▲6八
飛の方が手堅いのですが、まずは▲7八飛について検討してみます。

第2図から、
▲7八飛 △6二飛(第2図)

▲7八飛に対してすぐに△6二飛と右四間にするのが山本流石田封じです。通常の右
四間飛車は、右銀を5四に動かして腰掛銀の形にしますが、その三手を省いて速攻で
△6五歩と仕掛ける手が可能になっています。第2図から、すぐに6筋で戦いになれば、
先手玉の方が危険なことは想像できるかと思います。

ここで先手の候補手は、

1.▲7四歩 2.▲6八銀 3.▲5八金 4.▲4八玉が考えられます。


CapD20120331.png

1.▲7四歩

第2図から、
▲7四歩 △同歩 ▲同飛 △6五歩(第3図)

▲7四歩は成立するならやってみたい手です。しかし、居玉なので無理な感じがします。
△同歩 ▲同飛の瞬間、△6五歩と反撃してきます。

第3図から、
▲6五同歩 △8八角成り ▲同銀 △6六歩(第4図)

▲6五同歩と取る一手に、後手は角交換してきます。次に①△6六歩と②△6七角が
考えられます。

①△6六歩
『杉本昌隆の振り飛車破り』に載っている手で、以下▲7八金に△4五角 ▲5八金
右 △7二飛で後手有利と解説されています。

CapD20120331_1.png

第4図から、
▲5五角 △6七歩成り ▲1一角成り △3三桂 ▲6四香(第5図)

第4図では、▲5五角と攻め合う手も有力だと思います。後手が強気に△6七歩成り
とした場合には第5図が想定されます。以下、△4五桂 ▲6二香成り △5七桂成
りとなった局面は、どちらが勝っているのか難しそうです。(おそらく後手の勝ちだと思い
ますが・・・)

②△6七角 (第4図で△6六歩の代わりに△6七角)
△6七角 ▲7八金 △8五角成り ▲3四飛(第6図)

△6七角は、『よくわかる石田流』で載っている手で、これでまずいと解説されています
が、もう少し進めてみます。

▲7八金と受けて、△8五角成り(△4五角成りなら▲5六角で難解)▲3四飛とな
った局面は、以下△6五飛(▲7七桂は△4九馬 ▲同玉 △6九飛成りで先手負け)
で、やはり後手が少しよさそうです。

CapD20120331_2.png

2.▲6八銀

第2図から、
▲6八銀 △6五歩(第7図)

▲6八銀は、田村-山本戦(2005.10)で指された手です。後手は、当然△6五歩
と仕掛けてきます。

第7図から、
▲同歩 △同飛 ▲2二角成 △同銀 ▲5六角(第8図)

△同飛のところで、先に△8八角成りも考えられますが、損得は微妙な感じです。
▲2二角成~▲5六角で先手好調に見えますが・・・

CapD20120331_3.png

端歩の突き合いは注意

第8図から、
△2五飛 ▲8三角成 △7二金 ▲5六馬 △2七飛成 ▲4六歩(第9図)

△2五飛の返し技があります。ここで▲2八銀と守るのは消極的でしょう。お互いに馬
と竜を作りあって▲4六歩が手筋の受け。第9図は、角を手持ちにしている後手が少し
よさそうです。

なお、1筋の突き合いがあれば、ここで△1五歩(第10図)の端攻めがあります。
以下、▲2八歩 △2五龍 ▲1五歩に△5四角で後手有利です。これは、山本流
石田封じの狙い筋の1つです。序盤での端歩の交換は、後手に手を作られやすくな
るので気をつけなければなりません。

CapD20120331_4.png

15手目の▲5六角が大変だとすれば、▲6六歩(第11図)はどうでしょうか。△同飛
や△6四飛には▲5五角、△6二飛には▲7四歩が狙いです。しかし、△5五飛と逃
げる手があります。▲7四歩なら△4五角(第12図)と打ちます。以下、▲7三歩成
りなら△6七歩で先手困ります。

△5五飛には、▲4八玉と逃げた方がよさそうですが、それでも△4五角と打たれ、
▲3八銀あるいは▲5六歩 △同角 ▲7九飛で難解だと思います。


※参考棋書
『杉本昌隆の振り飛車破り』 杉本昌隆著 毎日コミュニケーションズ
『よくわかる石田流』 高崎一生著 マイナビ

CapD20120331_5.png





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2012.03.31 / Top↑

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