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▲6五歩に△同歩の実践例 1 久保-丸山戦(2011.9.12)より

第1図から、

△同歩 ▲7四歩 △同歩(第2図)

▲6五歩を△同歩と取ったのは、公式戦ではこの局が初めてでした。△7七角成
り~△7八角よりも、△6五同歩の方が有力ではないかというプロ棋士も多いよ
うです。

CapD20110924.png

第2図では、▲5四銀 △同銀 ▲7四飛が、▲7一飛成りの飛車金取りと銀取
りを見て、先手指せると思われていましたが・・・

ここで、角道を止める△6六歩(第3図)が好手です。

▲7一飛成りの飛車金取りは、△8三飛 ▲4一龍 △5一金(第4図)で龍が詰
んでしまいます。
この手順は知りませんでした。△6六歩と突いてあるので▲3三
角成りとできないところがポイントです。

△6六歩で△7三歩と守れば、▲3三角成り △同桂 ▲5四飛 △4五角で、
保-谷川戦(2011.9.16)
と同局面になります。

CapD20110924_1.png


久保二冠は、▲5四銀ではなく、▲5六飛(第5図)と回りました。

『▲4五銀~▲6五歩の仕掛け 3』では、ここで△7七角成りや△5三金を検討
しましたが、やはり、角道を止める6六歩(第6図)が好手です。▲5四銀と出る
のは、△同銀 ▲同飛 △6三金で攻め切れません。▲同角 △同角 ▲同飛は、
△5五角で自信ありません。

CapD20110924_2.png

結局△6六歩は、▲6六同飛と取るしかなく、△同角 ▲同角 △3三桂 (第7
図)と進行しました。

※将棋世界11月号の解説によると、△同角では△6四歩が有力のようです。
 以下、▲6五歩 △同歩 ▲5六飛は、△6六歩で千日手模様なので、▲3六飛が有力か。


ここでどう指すかが難しいです。まず、角を使う手が浮かびます。

(1)▲4六角は、△6四歩 ▲6五歩 △5三金と、本譜47手目以下と同じような
手順になります。この手は、24高段者の対局で指されていました。

また、(2)▲5六角、▲6七角、▲7八角のラインに打つ手も有力そうです。どこ
に打つのかは迷いますが、▲5六角なら、△3二金 ▲3四銀 △同銀 ▲同角 
△4二金右のような進行が考えられます。

久保二冠は、角を打たずに、▲1五歩と端に手をつけました。

▲1五歩を△同歩と取ると、▲1二歩 △同香に▲9一角(第8図)という恐ろし
い手があります。△同玉しかありませんが、▲3三角成り △2二飛 ▲3四銀で、
後手は受けきるのが難しいようです。

CapD20110924_3.png

第7図から、
▲1五歩 △3二金 ▲1四歩 △1二歩(第9図)

※読売新聞に掲載された解説によれば、第7図で久保二冠は、当初は▲3六歩を考えていたが、
 研究の結果、攻めきれないという結論に達したそうで、端歩を突くのは当日気づいたそうです。


この応酬は、先手が得をしたように思います。第9図でも、(1)や(2)の手が有力
です。

▲4六角 △6四歩 ▲6五歩 △5三金(第10図)

先手は、▲4六角と打ちました。▲6五歩には、△5三金がしっかりした受けです。
すぐに▲6四歩の攻めでは足りないので、▲5六銀と引きました。

以下、先手のぎりぎりの攻めに、後手がどう受けるのかという将棋になりました。
結果は、久保二冠が負けて、竜王戦への挑戦権を逃してしまいましたが、70手目
くらいまでは、先手持ちの意見が多かったようです。

CapD20110924_4.png




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2011.09.24 / Top↑

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