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前回テーマ図から②△3三角

△3三角は、飛車取りを防ぐとともに、▲9一角成には△9九角成で香を取り返そうと
いう手です。先手は、(1)▲9一角成と、(2)▲同角成が考えられます。

CapD20130811.png

(1)△3三角に▲9一角成

第1図以下の指し手
▲9一角成 △9九角成 ▲8一馬 △7二銀(第2図)

角を成りあって、▲8一馬には△7二銀と指します。この手で△8九馬は、▲7八銀 
△8八馬 ▲6三馬(変化図)で後手が損します。

CapD20130811_1.png

第2図以下の指し手
▲8二馬 △8九馬 ▲7八銀 △8八馬(第3図)

△8九馬には▲7八銀と指して、左半分は同じ形になりました。先手は、次に▲4六馬
と引く手も考えられますが、▲7三香と攻める手と、▲9三馬と歩を取る手を検討しま
す。

CapD20130811_2.png


第3図から▲7三香
▲7三香 △7七香 ▲7二香成 △同金 ▲9三馬 △2七香(第4図)

▲7三香と銀を取りに行く手には、△7七香と打ち合う手が好手です。▲2六歩と突い
てある形の欠点を突いて△2七香が厳しい一手で、後手有利となります。

第3図から▲9三馬
▲9三馬 △5五馬(第5図)

▲7三香と打つのは悪いので、▲9三馬と歩を取るのが自然です。以下、同じように△
9七馬と歩を取り合う手や、△5五馬(第5図)や△4四馬と引く手などが有力だと思い
ます。

第5図からは、実戦で▲5八飛と指されて、中央を狙われて困ったことがあり、△9七
馬の方が無難なのかもしれません。

CapD20130811_3.png

(2)△3三角に▲同角成

第1図以下の指し手
▲同角成 △同桂 ▲5五角 △4四角(第6図)

先手は、△同桂に再度▲5五角と打ちます。後手も、また△4四角と合わせます。

第6図以下の指し手
▲同角 △同歩 ▲4三角 △4五桂(第7図)

角交換して▲4三角と打ち込む手には、△4五桂が気持ちの良い手です。第7図は、
△5七桂成りと△5五角を受ける手が難しく、後手が指せます。

この手順は、『将棋・序盤のStrategy』さんのサイトに既出ですが、『若手精鋭が現代
将棋を斬る』と村田五段の『アマの知らない マル秘定跡』にも解説されていました。

CapD20130811_4.png

それなら、テーマ図から②△3三角で後手が指せるかというとそうでもないのです。
私の実戦から、後手の失敗例です。

第6図以下の指し手
▲9一角成 △9九角成 ▲8一馬 △7二銀 ▲8二馬 
△8九馬 ▲5五馬(第8図)

△3三桂と跳ねさせた第6図から▲9一角成が意表をついた手です。
この場合も△7二銀で△8九馬は、▲7八銀 △8八馬 ▲6三馬で後手悪くなります。

第5図のように進めば、△3三桂と跳ねた分だけ後手が良いと思っていました。しか
し、3三の桂を狙っての▲5五馬が好手でした。

第8図以下の指し手
△4二銀 ▲7八銀 △9八馬 ▲4六桂(第9図)

普通に△4二銀と受けましたが、▲7八銀 △9八馬に▲4六桂と打たれました。第9
図は、飛車・銀取りの受け方が難しく、後手が苦しいです。

この将棋は、村田五段の本が発売される前に指したのですが、第8図は『アマの知ら
ない マル秘定跡』に解説されていました。相手の方は、かなり研究されていたのだと
思いました。

戻って第8図では、△6七馬と指して、▲3三馬に△4二金と受ける手があるようです。
これは研究課題としておきます。

CapD20130811_5.png

参考文献 『アマの知らない マル秘定跡』 村田 顕弘著 マイナビ


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2013.08.11 / Top↑
CapD20130728.png

第1図以下の指し手
△7四角 ▲同角 △同歩 ▲5五角(テーマ図)

テーマ図の▲5五角と打つ手は、▲2二角成りを△同飛と取った形だから成立する手で
す。公式戦ではまだ指されていませんが、『若手精鋭が現代将棋を斬る』と村田五段の
『アマの知らない マル秘定跡』に取り上げられていました。

テーマ図からは、①△8二銀、②△3三角、③△8二角が考えられます。


①△8二銀(第2図)

第2図以下の指し手
▲2二角成 △同銀(第3図)

CapD20130728_1.png

△8二銀に対して、▲2二角成りは当然だと思います。ここで交換しないと、次に△3
三角と打つ手があります。例えば、▲2五歩なら△3三角(第4図)と打ち、第5図の
ように進めば後手悪くないと思います。△4四歩で△4四角と合わせる変化は、棋譜
を参照してください。

第4図以下の指し手
▲同角成 △同桂 ▲5五角 △4四歩 ▲同角 △4二銀(第5図)

CapD20130728_2.png

さて、第3図は、先手の持ち駒は飛車1枚、後手は角2枚です。大駒を2枚持ってい
る後手の方が良いかというと、そうでもないようです。また、後手が手得していますが、
銀が左右に開いた形は好形とは言えません。敵の持ち駒を気にしながらの駒組み
は、後手の方が大変だと思います。


第3図から、七段の方同士の対局を見てみます。

第3図以下の指し手
▲8八銀 △3二金 ▲4八銀 △3三銀(第6図)

第6図以下の指し手
▲6八玉 △5二玉 ▲7八玉 △7二金 ▲2五歩 △7三銀(第7図)

第3図から、後手が中住まい・金開きの陣形に組むのは自然でしょう。玉を7二に持
っていく形もあると思いますが、飛車の打ち込みがあるので、駒組みにはかなり制約
がかかります。

CapD20130728_3.png

第7図以下の指し手
▲6八金 △6四銀 ▲7七銀 △5四角 ▲4六歩 △6五銀(第8図)

先手は7八に玉を移動し、玉を囲いました。後手の陣形は、これ以上発展させようと
しても、なかなか難しい感じがします。桂馬を跳ねると隙ができるし、端歩を突き合
うと、歩を突かれて飛車を打ち込まれるリスクがあります。

ここで、後手は△6四銀~△5四角~△6五銀と動いていきました。

第8図以下の指し手
▲4七銀 △7六銀 ▲同銀 △同角 ▲4一銀(第9図)

後手は、銀を交換して一歩得になりましたが、▲4一銀が後手陣の弱点をついた一着
です。△同玉の一手に▲6一飛から龍を作られました。先手が一本取ったかのように
思えます。しかし、駒損が大きく、簡単ではありませんでした。以下の進行は棋譜をご
覧ください。

CapD20130728_4.png



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2013.07.28 / Top↑
CapD20130706.png

④▲5八金右

今回は、基本図から▲5八金右(第1図)と受ける手を検討します。

第1図以下の指し手
△6五馬 ▲5六馬 △7六馬(第2図)

△6五馬に▲5六馬とぶつけて、△7六馬までは、こう進むところでしょう。

第2図から▲7八銀と守れば、前回のGPS対ponanzaと似た進行が予想されます。
他には、8七の歩を守らない手もありそうです。

CapD20130706_1.png


実戦例1

第2図以下の指し手①
▲8三馬(第3図)

将棋倶楽部24六段と七段の方の対局からです。

先手は、▲8三馬と歩を取りました。この手は美濃囲いに組まれるのを阻止する意味
もあります。

第3図以下の指し手
△7二金 ▲5六馬 △8七馬 ▲6六馬 △5四馬(第4図)

8筋の歩を取り合う展開になりました。歩を入手した後は、互いに馬を5六、5四に引
きました。駒の損得はなく、ここからの駒組みが勝負を分けそうです。

CapD20130706_2.png

第4図以下の指し手
▲4八銀 △3三金 ▲4七銀 △6一玉 ▲5六銀 △6二銀 ▲4八飛(第5図)

後手は、玉形を安定させました。先手は、攻めの態勢作りを優先させ、▲4八飛と回
りました。

第5図では、△4二飛とぶつけたい気がします。本譜は後手が重い形になってしまい
ました。少し進んで第6図となりました。先手ペースのように思います。

CapD20130706_3.png




実戦例2

次は、Blunderとponanzaの対局からです。

第2図以下の指し手②
▲6八玉 △8七馬 ▲4八飛(第7図)

Blunderは第2図から▲6八玉と指しました。

続いて△8七馬に、▲4八飛と右四間にしました。早く飛車を動かせるのが、▲5八金
右の利点です。

第7図以下の指し手
△5四馬 ▲8三馬 △4三金 ▲7四歩(第8図)

▲8三馬に△5二金や△3三金は、▲6一馬で負けになるので、△4三金はこう指すと
ころでしょう。

▲5六馬と引くのが普通だと思いますが、▲7四歩は意味がよくわからない手です。

CapD20130706_4.png

第8図以下の指し手
△7二金 ▲8四馬 △8六歩 ▲7五馬 △8七歩成(第9図)

△8六歩には、▲8八歩と受けて互角だったと思います。▲7五馬は良い手には思え
ません。Blunderは強いソフトなのですが、どうも変調のようです。

第9図以下の指し手
▲7三歩成 △同金 ▲7四歩 △6四金 ▲8四馬 △4一玉 
▲7三歩成 △8八歩 (第10図)

なんとか先手も、と金を作りました。しかし、△8八歩と打って後手が良いと思います。


基本図から、①▲6八金、②▲6八玉、③▲4八銀、④▲5八金右を調べましたが、き
ちんと指せば、どの変化も後手は互角以上に戦えると思います。この形は、△4二金
の動かし方や飛車をどの筋で使うかがポイントになりそうです。

CapD20130706_5.png



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2013.07.06 / Top↑
CapD20130623.png

テーマ図以下の指し手
▲2二角成 △同飛 ▲6五角 △7四角 ▲4三角成 △4二金 
▲3四馬 △4七角成(基本図)

今回は、角交換型から▲4八銀と受ける手を検討します。

③基本図から▲4八銀

この局面で▲4八銀と指した例は、24高段者の対局で見たことはありませんが、floo
dgate(コンピュータ将棋対局場)で、GPS将棋がponanza相手に指していました。▲4
八銀は、7六の歩を守ろうとすると形が悪くなるので、自然に指して好形に組もうとい
う手です。

基本図以下の指し手
▲4八銀 △6五馬 ▲5六馬 △7六馬 ▲7八銀(第1図)

後手は、△6五馬と引いて7六の歩を狙います。

先手は一歩を取られましたが、駒の損得はありません。馬の働きは先手の方がよく、
後手は4二の金をどう使うかが難しそうな感じがします。

▲7八銀では▲7四歩も見えます。しかし、△7二銀 ▲7三歩成り △同銀で難解で
しょう。


CapD20130623_1.png

第1図まで進んだGPS将棋とponanzaの対局は2局あり、それぞれ検討してみます。

第1図以下の指し手①
△6二玉 ▲4七銀 △7二玉 ▲4八飛 △5二金寄 ▲3六銀 △4二飛(第2図)

△6二玉は自然な手です。ここで▲8三馬は、△8八歩があります。この形では、
車は4筋に動かして活用する
のがポイントとなるようです。△5二金寄は手損になりま
すが、その為の手です。

先手は、▲4七銀~▲4八飛と回りました。それに対して後手は、△4二飛と飛車をぶ
つけました。

第2図以下の指し手
▲4五銀 △3二銀 ▲7七銀 △8七馬 ▲4四歩(第3図)

▲7七銀は、歩を取れば▲7六歩と馬を閉じ込める手を見ているのでしょうか。しかし、
そうは指さないで、▲4四歩と位を取りました。

第3図以下の指し手
△3三桂 ▲8八歩 △6九馬 ▲同玉 △4五桂 ▲同馬(第4図)

△3三桂に▲3四銀と出るのは△5四馬と引かれて悪いので、▲8八歩と打ちました。

以下、△6九馬と切って激しい将棋になりました。第4図の形勢は、両ソフトともほぼ
互角と見ているようです。

CapD20130623_2.png




第1図以下の指し手②

△5二金寄 ▲5八金右 △7二銀(第5図)

本局は、後手が早めに△5二金寄と指しました。

第5図以下の指し手
▲4七銀 △6二玉 ▲6六歩 △6四歩 ▲6八玉 △7一玉 
▲7九玉 △4二飛(第6図)

1局目とは違って、互いに玉を固める展開になりました。後手は、やはり△4二飛と振
りなおしました。

第6図の形勢は互角でこれからの将棋でしょう。以下、▲2三馬は△6六馬で、馬の働
きがよく、後手が少し指しやすいと思います。

CapD20130623_3.png



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2013.06.23 / Top↑
CapD20130615.png

4手目△3二飛に対して角交換から▲6五角と打つ変化を検討します。

テーマ図以下の指し手
▲2二角成り △同飛 ▲6五角 △7四角 ▲4三角成り △4二金(第1図)

△2二同銀の変化

▲2二角成りを△同銀と取るのは、▲6五角 △7四角 ▲4三角成り △4七角成り
(変化図)が予想されます。これは、2手目3二飛戦法で同様に進んだ局面(参考図)
と比較すると、玉が5一なので後手が自信ないと思います。

CapD20130615_1.png

▲2二角成りを△同飛と取り、▲4三角成に△4二金と受けるのが菅井五段の素晴ら
しい構想でした。△4二金の利点は、△3三金と上がった時に4三にも利いているの
で守りが厚くなっています。また、銀で飛車に紐がついているので、△4四馬には手
抜きができます。

第1図以下の指し手
▲3四馬 △4七角成(第2図)

▲3四馬と歩を取らせてから、角を成ります。後手は一歩損ですが、△6五馬と引けば
7六の歩を狙えます。

Cap20130615.png

この局面で、先手の指す手が難しいです。①▲6八金、②▲6八玉、③▲4八銀、
④▲5八金右
などが有力だと思います。


第2図からの指し手の検討

①▲6八金

第2図以下の指し手
▲6八金 △3三金(第3図)

▲6八金は、4手目△3二飛戦法の第一号局となった藤原-菅井戦(2013.1.8)で指さ
れた手です。△6五馬に▲7七金を用意した手のように思いますが、形が悪いので△
6五馬には▲5六馬と引くのかもしれません。

第3図以下の指し手
▲5六馬 △同馬 ▲同歩 △4七角(第4図)

後手は△6五馬ではなく、△3三金と馬に当てました。馬の逃げ場所は、1六・4五・5
六などが考えられます。▲1六馬は△6五馬または△4二飛で後手ペースでしょう。

実戦は▲5六馬と逃げました。後手は、馬交換から△4七角と打ち込みます。

CapD20130615_3.png

第4図以下の指し手
▲5七金 △1四角成(第5図)

第4図では、△5六角成りを防がなければなりません。▲5七金と受けましたが、後手
だけが馬を作ることに成功しました。この局面を見ると、△4二金~△3三金と上がっ
た形が、△4三角の打ち込みを消していることがわかります。一歩損ですが、後手不
満ない進行でしょう。

15手目に戻って、▲5六馬では▲4五馬が本筋だと思います。以下、△6二玉(変化図)
でしょうか。後手は、△4二飛から飛車を活用していけばいい勝負だと思います。

CapD20130615_4.png



②▲6八玉(第6図)

第2図から▲6八玉は、日浦-宮田戦(2013.3.12)で指された手です。当然、藤原-
菅井戦を踏まえて指していると思いますので、△6五馬には対策があるのでしょう。

第6図以下の指し手
△6五馬 ▲7七玉(第7図)

▲6八玉に、①と同じように△3三金は、▲1六馬と逃げられる手が気になります。
(△4二飛と指されても、①の場合と比べて先手の玉形が良い。)

△6五馬には、▲7七玉が用意の手でした。

CapD20130615_5.png

第7図以下の指し手
△3三金 ▲1六馬 △4二飛 ▲6六歩 △5五馬 ▲5八金右(第8図)

▲7七玉で7六の歩は守れましたが、玉が不安定な形です。後手は何か動きたいとこ
ろです。△3三金 ▲1六馬に△4二飛と飛車を動かしました。次に△4六飛と指せば、
7六の歩を取れます。▲5八金右には、馬が利いているので△4九飛成りとはできま
せん。

第8図以下の指し手
△6四歩 ▲6七金 △3六歩 ▲4八飛(第9図)

△6四歩は、△6五歩を狙った手です。本局は、後手が最後まで居玉のままなのです
が、このあたりで△6二玉と指す手もあったかと思います。

▲6七金と守った手に対して、△4七飛成りは、▲4八飛と指されて自信なさそうです。
本譜の△3六歩にも▲4八飛とぶつけました。

CapD20130615_6.png

第9図以下の指し手
△同飛成 ▲同銀 △7二銀 ▲7八銀 △2八飛 ▲4九飛(第10図)

以下、△同飛成り ▲同銀と進みました。ここで△2八飛は、▲6一馬 △同玉 ▲3九
金 △2六飛成りに、▲4一飛で後手困ります。そこで△7二銀と守りました。

△2八飛には、▲4九飛が受けの好手でした。以下、65手で先手が勝利しました。

CapD20130615_7.png



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2013.06.15 / Top↑

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