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◇▲7四歩 △同歩 ▲同飛の瞬間に△6五歩

今回は、第1図から▲7八飛に△6五歩の仕掛けを見送り、△1一玉(△3二金) 
▲7四歩 △同歩 ▲同飛の瞬間に△6五歩(第2図)と仕掛ける手を検討します。


CapD20121118.png


第2図からは、▲7六飛(第3図)と引くのが定跡です。

第3図では、1.△6六歩と攻める手と、2.△2二銀や△3二金として固める手
分かれます。

1.第3図から△6六歩

第3図以下の指し手
△6六歩 ▲同角 △同角 ▲同飛 △同飛 ▲同銀 △6九飛(第5図)

△6六歩を▲6六銀と取るのは悪手です。角に紐がついていないので、△6五銀
(第4図)と出られて困ります。


CapD20121118_1.png


なので△6六歩は、▲同角と取ります。△同角には強く▲同飛と取って飛車交換を迫
ります。△6九飛と打った局面は、いい勝負だと思います。

第5図からは、▲8二飛 △7一金 ▲8三飛成りが一例です。次に△6六飛成りとは
取れなく、穴熊も未完成なので、後手が少し面白くないかもしれません。

▲同角に△5五銀(第6図)と出るのは、▲7五角、▲8八角、▲7七角いずれも互角
だと思います。


CapD20121118_2.png


2.第3図から△2二銀(△3二金)

第3図以下の指し手
△2二銀 ▲7七角 △3一金(第7図)

第3図から△6六歩と攻めるのはうまくいかないようなので、△2二銀(△3二金)と固
める手を考えてみます。△2二銀と△3二金はどちらが勝るかは微妙で、△2二銀の
場合は角交換になった時に、角のラインで王手をかけられる手を消しています。また、
△3二金は、次に△2二銀と指した時に浮いてしまうので、△2二銀の方が良いかもし
れません。

◇7六飛・7七角型で備える

△2二銀には▲7七角と上がり角に紐をつけ、△6六歩に備えます。後手はここでも攻
める手がありますが、やはり穴熊が未完成では強い戦いができません。さらに△3一
金(△3二金)と固めてから△6六歩と攻める手を検討します。

△3一金には、(1)▲8六飛と揺さぶる手や、(2)▲1六歩や▲5六歩などとして待つ手
が有力です。

(1)▲8六飛

▲8六飛には、①△7二金②△6六歩が考えられます。

第7図以下の指し手①
▲8六飛 △7二金 ▲6五歩 △同銀 ▲3三角成り △同銀 ▲6三歩
△同飛 ▲5二角(第8図)

このように進めば、先手有利でしょう。この時、後手が3二金型なら▲5二角は利きま
せんが、▲7七桂と指していい勝負だと思います。


CapD20121118_3.png


第7図以下の指し手②
▲8六飛 △6六歩 ▲同銀 △7二金 ▲6七歩(第9図)

▲8六飛には、△6六歩と取り込んでから△7二金と守るのが本筋のようです。第9図
は、形勢不明でしょう。


(2)▲1六歩

第7図から▲1六歩(第10図)や▲5六歩と待つ手も指してみたい手ですが、▲1六歩
の方が価値の高い手だと思います。


CapD20121118_4.png


第10図以下の指し手
△6六歩 ▲同銀 △7八歩(第11図)

◇後手、いよいよ攻める

後手はこれ以上固めにくいので、いよいよ△6六歩と攻めてきます。

△6六歩 ▲同銀に、△6五歩と指すのは重く、また、△6五銀 ▲同銀 △同飛の決
戦は、後手自信ありません。単純な攻めではうまくいかないので、△7八歩(第11図)
と打つのが、公式戦でも指されている手です。

第11図以下の指し手①
▲8六角 △6六飛 ▲同飛 △同角(第12図)

これは、藤井-福崎戦(2000.9)の進行です。次に▲6四飛または▲5三角成りがあり
ますが、先手が少し大変かもしれません。


CapD20121118_5.png


第11図以下の指し手②
▲6七歩 △7九歩成 ▲8六角 △4四角 ▲7九飛(第13図)

△7八歩には、▲6七歩と受ける手が有力です。第13図は、形勢互角でしょう。

戸辺-神谷戦(2012.9)では、似た局面(3二金型)で、▲6七歩に△5二飛(第14図)
と指しています。これは▲9五角の飛車取りを避けて、▲8六角からの角成りも先受け
した手です。

これには、戸辺-神谷戦で指された▲8八角の他に、▲6八角、または▲7五銀 △7
七角成り ▲同桂でも、先手十分だと思います。


CapD20121118_6.png


第10図から△6六歩の他には、△7五歩(第15図)も気になる手です。
 
第15図以下の指し手
▲8六飛 △6六歩 ▲同銀 △7二金 ▲6七歩(第16図)

これは、第9図の進行と似ていますが、▲1六歩と突いてあるので、わずかに先手が
指せるのではないかと思います。


CapD20121118_7.png




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2012.11.18 / Top↑
将棋世界12月号『<新>イメージと読みの将棋観』では、A図の局面が取り上げられて
いました。これは、山本流石田封じの局面なのですが、トッププロ棋士の方々があま
り考えたことがないというのは意外でした。

▲5八金左は疑問で、△6五歩と仕掛けて後手がやれるのではないかという意見が多
かったです。▲5八金左の代わりに、渡辺竜王は▲4八玉を、郷田九段と豊島七段は
▲6八銀を推奨していました。

※山本流石田封じ 2の山本流石田封じのまとめ(△6四歩に▲7八飛型)を加筆しました。

CapD20121110.png


山本流石田封じに対しては、△6四歩に▲6八飛(基本図)と指すのが安全と書いて
きました。今回は、基本図から具体的にどう指したらよいのかを考えてみたいと思い
ます。

後手は、ここから6二飛・5四銀と普通の右四間飛車にすることが多いです。先手は
▲7七角と上がり、▲6五歩の仕掛けを含みにするような指し方(第1図)もあります
が、ここでは美濃囲いに組んでから、▲7八飛と動いて石田流を目指す指し方を検
討してみます。


CapD20121110_1.png


◇▲6八飛~▲7八飛型のリスク

▲7八飛からすんなりと浮き飛車にできれば、先手が作戦勝ちになりやすいと思いま
す。後手は、7五歩と突かれているので桂馬が攻めに使えません。また、右の金・銀
が囲いに参加し難いので、居飛穴に組んでもそう堅くないのです。

しかし、①▲7八飛と動いた瞬間、②▲7四歩 △同歩 ▲同飛の瞬間、③▲7四歩を
交換しない場合にも▲7六飛と浮いた瞬間などに、△6五歩と仕掛けられるリスクがあ
ります。

①▲7八飛と動いた瞬間に△6五歩

後手左美濃の例(先手7九銀型)

第2図は、片上-日浦戦(2012.1.17)からです。後手は△3二銀~△3一玉と組み、左
美濃に囲う手が間に合っています。日浦八段は、2011年12月の中村亮戦でも山本流
石田封じを採用しており、この指し方は研究されていたと思います。

先手は6九銀のままで、角に紐をつけています。▲7八飛と動いたタイミングで△6五
歩と仕掛けてきました。

第2図から、
▲7四歩 △同歩 ▲6五歩 △8八角成 ▲同銀 △3三角 ▲6四角(第3図)

△6五歩をすぐに▲同歩と取っても互角だと思いますが、▲7四歩 △同歩としてから
▲6五歩と取りました。ここで▲7四飛は、△7三歩 ▲7六飛 △6六歩で先手不満
です。

△8八角成でなく△6五同銀と取れば、▲2二角成り △同玉 ▲5五角 △3三角と
激しい戦いになります。角交換から△3三角に、▲6四角と打てるのが歩を突き捨てた
効果です。


CapD20121110_2.png


第3図から、
△9二飛 ▲6八飛 △6六歩 ▲7七桂(第4図)

後手は△9二飛と逃げるしかありません。先手の▲6八飛は当然ですが、△6六歩と
打たれた局面は互角の形勢だと思います。ここからの指し手が難しいです。形が悪い
ですが、▲7七桂と跳ねました。

第4図から、
△5五銀 ▲8六角 △2二玉 ▲4七銀(第5図)

△5五銀と急所に出られて、先手が少し苦しくなったように思います。▲7七桂では、
▲7七銀もあったと思います。▲4七銀と受けるのは仕方がないところで、▲4七金だ
と、△2四角とされた後の対応が難しくなります。

第5図は、後手を持ちたい感じなのですが、結果は先手が勝利しています。


CapD20121110_3.png


後手居飛穴の例(先手6七銀型)

後手が右四間から居飛穴にしてきた場合には、第6図の形を目指すのが有力です。
先手は美濃囲いが完成しており、△1二香(△3二金)と上がった瞬間に▲7八飛と動
きます。ここで△6五歩と仕掛ける手を、将棋倶楽部24高段者の対局を参考にして検
討してみます。(△1一玉 ▲7四歩 △同歩 ▲同飛に△6五歩は、②で取り上げる
予定です。)

第6図から、
△6五歩 ▲同歩 △8八角成 ▲同飛 △3三角 ▲7七角(第7図)

△6五歩に▲6八飛は手損な上に、△6六歩 ▲同角 △5五銀の進行は先手自信あり
ません。△6五歩は▲同歩と取るのが正解で、角交換から角を打ち合って第7図となり
ました。


CapD20121110_4.png


第7図より、
△6五銀 ▲6六歩 △5四銀 ▲8六歩 △1一玉 ▲8五歩 △6四飛(第8図)

△6五銀には、▲3三角成りも有力だと思います。本譜は▲6六歩と収めて、8筋の
歩を伸ばしていきました。これは対右四間飛車でよく出てくる指し方です。▲8五歩に
△8二金は手堅いのですが、穴熊が薄くなるのを嫌って△6四飛と受けました。

第8図より、
▲5六銀 △2二銀 ▲8四歩 △同歩 ▲6五歩 △同銀
▲3三角成 △同銀 ▲5五銀 △6二飛 ▲8四飛(第9図)

▲8四歩 △同歩に▲6五歩と勝負しました。(第8図でいきなり▲6五歩もありそう
です。)▲6五歩に△7七角成り ▲同桂 △6二飛 ▲8四飛の進行は後手辛そう
なので、△同銀と取りましたが。本譜の順も先手が優勢でしょう。


CapD20121110_5.png




実は、この手順は第11期竜王戦、藤井-谷川戦(1998.11)と類似しています。藤井竜
王誕生となった一局なので、ご存知の方も多いでしょう。藤井先生の右四間飛車対策
が見事で、印象に残っている対局です。

山本流石田封じの局ではないのですが、▲7五歩を最初から突いているので、似た局
面に誘導できる可能性は高く、参考になると思います。

(対右四間には、6八銀・5八金型で受ける形もあり、当ブログでも取り上げています。
高崎五段の『よくわかる石田流』には、5七銀型で受ける形が詳しく解説されていま
す。)

参考文献
・将棋世界12月号 『<新>イメージと読みの将棋観』

CapD20121110_6.png

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2012.11.10 / Top↑
3.▲5八金

▲5八金は、中村亮-日浦戦(2011.12)で指されました。

第1図から、
△6五歩 ▲同歩 △8八角成り ▲同銀 △4五角(第2図)

この形の場合は、△6五歩 ▲同歩に△6五同飛ではなく、△8八角成りと指すこと
が多いようです。『よくわかる石田流』には、これを▲同銀は△4五角打ちがあると書
かれていますが、中村亮-日浦戦ではそのように進んだようです。

CapD20120408.png

棋譜が入手できないので、第2図以降の指し手はわかりませんが、▲5六角あるいは、
▲7九飛が有力だと思います。▲5六角 △2七角成り ▲6八飛(第3図)が進行
例ですが、△5四馬と引かれて後手が少し指しやすさそうな気がします。

△8八角成りを▲同飛と取った場合には△6五飛(第4図)と走られて、やはり乱戦
模様となります。第4図で▲5六角と打つのは、△7五飛と逃げた手が銀取りの先手
になってしまいます。

CapD20120408_1.png

第4図から、
▲6八銀 △7五飛 ▲7七銀(第5図)

ですので、第4図からは▲6八銀と守る手が考えられます。△7五飛と寄った局面で
は、角を打つ手が有力そうです。

しかし、▲6六角には△3三角、▲6三角は△7二角で受かり、後が続きません。な
ので▲7七銀と上がります。第5図から△3三角には▲6八飛で、先手悪くはないと
思います。

CapD20120408_2.png


4.▲4八玉(第6図)

『杉本昌隆の振り飛車破り』には、「先手が(△1四歩に)▲1六歩と受けるつもりな
ら、かなり振り飛車有力なのでは?」と解説されている手です。

△1四歩 ▲1六歩 △6五歩 ▲同歩 △同飛(第7図)

△1四歩に端歩を受けないで▲5八金と守れば、永瀬-西川戦(2011.5)と同一局
面になります。(以下の手順は、下の棋譜を参照してください。)ここでは、1筋の端歩
を突き合った形で検討してみます。

CapD20120408_3.png

第7図から、
▲2二角成り △同銀 ▲6八飛(第8図)

△同銀に▲6八銀は△4五角があるので、▲6八飛とぶつけます。

第8図から、
△同飛成り ▲同銀 △3三角 ▲7七角 △1五歩 ▲6四歩(第9図)
 
△3三角では、他にいろいろ角を打つ場所があります。△4五角には▲6五飛があるの
で、△3三角を本線として考えます。

▲7七角と打ち合ったところで△1五歩から端攻めは、この場合無理筋です。これには
▲6四歩の垂らしが好手で、以下、△7二銀に▲3三角成り △同銀 ▲3六角 △
6二歩 ▲1五歩で後手失敗です。端攻めをしないで△7二銀なら互角でしょう。

CapD20120408_4.png

15手目に角交換せずに▲6八飛(第10図)とぶつける手も調べてみます。

①第10図から△6六歩
△6六歩 ▲7八金(第11図)

今度は、△6六歩と歩を垂らします。これを▲7八銀と受けるのは悪手です。△6七
歩成りとされ、▲同飛には△同飛成り ▲2二角成り △7八龍、▲同銀なら△8
八角成りで先手敗勢です。▲7八金と受けていい勝負だと思います。

②第10図から△6八飛成り
△6八飛成り ▲同金 △8八角成り ▲同銀 △4五角(第12図)

単に△6八飛成りも有力です。▲同金と取る一手に、角交換から△4五角が痛打と
なります。以下、▲6五飛には△6二飛の返し技があり、▲6四歩に△8九角成りで
後手が指せそうです。

前回第2図から、1.▲7四歩 2.▲6八銀 3.▲5八金 4.▲4八玉を検討し
てみましたが、どの手も先手に苦労が多いようです。やはり山本流石田封じに対して
は、7手目に▲6八飛と指すのが無難だと思います。

参考棋書
『杉本昌隆の振り飛車破り』 杉本昌隆著 毎日コミュニケーションズ
『よくわかる石田流』 高崎一生著 マイナビ

CapD20120408_5.png




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2012.04.08 / Top↑
初手から、
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △4二玉 ▲6六歩 △6四歩(第1図)

早石田模様の▲7五歩に対して△4二玉~△6四歩と指すのが山本流石田封じ
出だしです。第1図で先手の指し手は、▲7八飛▲6八飛が考えられます。▲6八
飛の方が手堅いのですが、まずは▲7八飛について検討してみます。

第2図から、
▲7八飛 △6二飛(第2図)

▲7八飛に対してすぐに△6二飛と右四間にするのが山本流石田封じです。通常の右
四間飛車は、右銀を5四に動かして腰掛銀の形にしますが、その三手を省いて速攻で
△6五歩と仕掛ける手が可能になっています。第2図から、すぐに6筋で戦いになれば、
先手玉の方が危険なことは想像できるかと思います。

ここで先手の候補手は、

1.▲7四歩 2.▲6八銀 3.▲5八金 4.▲4八玉が考えられます。


CapD20120331.png

1.▲7四歩

第2図から、
▲7四歩 △同歩 ▲同飛 △6五歩(第3図)

▲7四歩は成立するならやってみたい手です。しかし、居玉なので無理な感じがします。
△同歩 ▲同飛の瞬間、△6五歩と反撃してきます。

第3図から、
▲6五同歩 △8八角成り ▲同銀 △6六歩(第4図)

▲6五同歩と取る一手に、後手は角交換してきます。次に①△6六歩と②△6七角が
考えられます。

①△6六歩
『杉本昌隆の振り飛車破り』に載っている手で、以下▲7八金に△4五角 ▲5八金
右 △7二飛で後手有利と解説されています。

CapD20120331_1.png

第4図から、
▲5五角 △6七歩成り ▲1一角成り △3三桂 ▲6四香(第5図)

第4図では、▲5五角と攻め合う手も有力だと思います。後手が強気に△6七歩成り
とした場合には第5図が想定されます。以下、△4五桂 ▲6二香成り △5七桂成
りとなった局面は、どちらが勝っているのか難しそうです。(おそらく後手の勝ちだと思い
ますが・・・)

②△6七角 (第4図で△6六歩の代わりに△6七角)
△6七角 ▲7八金 △8五角成り ▲3四飛(第6図)

△6七角は、『よくわかる石田流』で載っている手で、これでまずいと解説されています
が、もう少し進めてみます。

▲7八金と受けて、△8五角成り(△4五角成りなら▲5六角で難解)▲3四飛とな
った局面は、以下△6五飛(▲7七桂は△4九馬 ▲同玉 △6九飛成りで先手負け)
で、やはり後手が少しよさそうです。

CapD20120331_2.png

2.▲6八銀

第2図から、
▲6八銀 △6五歩(第7図)

▲6八銀は、田村-山本戦(2005.10)で指された手です。後手は、当然△6五歩
と仕掛けてきます。

第7図から、
▲同歩 △同飛 ▲2二角成 △同銀 ▲5六角(第8図)

△同飛のところで、先に△8八角成りも考えられますが、損得は微妙な感じです。
▲2二角成~▲5六角で先手好調に見えますが・・・

CapD20120331_3.png

端歩の突き合いは注意

第8図から、
△2五飛 ▲8三角成 △7二金 ▲5六馬 △2七飛成 ▲4六歩(第9図)

△2五飛の返し技があります。ここで▲2八銀と守るのは消極的でしょう。お互いに馬
と竜を作りあって▲4六歩が手筋の受け。第9図は、角を手持ちにしている後手が少し
よさそうです。

なお、1筋の突き合いがあれば、ここで△1五歩(第10図)の端攻めがあります。
以下、▲2八歩 △2五龍 ▲1五歩に△5四角で後手有利です。これは、山本流
石田封じの狙い筋の1つです。序盤での端歩の交換は、後手に手を作られやすくな
るので気をつけなければなりません。

CapD20120331_4.png

15手目の▲5六角が大変だとすれば、▲6六歩(第11図)はどうでしょうか。△同飛
や△6四飛には▲5五角、△6二飛には▲7四歩が狙いです。しかし、△5五飛と逃
げる手があります。▲7四歩なら△4五角(第12図)と打ちます。以下、▲7三歩成
りなら△6七歩で先手困ります。

△5五飛には、▲4八玉と逃げた方がよさそうですが、それでも△4五角と打たれ、
▲3八銀あるいは▲5六歩 △同角 ▲7九飛で難解だと思います。


※参考棋書
『杉本昌隆の振り飛車破り』 杉本昌隆著 毎日コミュニケーションズ
『よくわかる石田流』 高崎一生著 マイナビ

CapD20120331_5.png





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2012.03.31 / Top↑

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