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7七飛戦法が、村田五段の『アマの知らない マル秘定跡』や、将棋世界 10月号付録
『初手の革命”7八飛”戦法』(門倉四段著)で、取り上げられています。また、勝又
五段や遠山五段が、ニコニコ生放送で紹介するなど、多くの方に知られるようになり
ました。

▲7七飛に、△3四歩からすぐに角交換は大歓迎、持久戦になった場合には、2手目
△8四歩に対して石田流に組めて満足です。しかし、後手の対策として挙げた第1図
△3二金が課題となっています。

初手から
▲7八飛 △8四歩 ▲7六歩 △8五歩 ▲7七飛 △3四歩
▲7八金  △3二金(第1図)

実戦で、第1図以下▲7五歩 △7七角成り ▲同角の進行を何回か経験しています
が、先手が勝ちにくいと感じています。そこで、△7七角成りに、▲同桂と取る手を考え
ています。次に後手は、△2二銀が予想されるので、これをテーマ図として検討したい
と思います。


CapD20130907.png

テーマ図から先手は、ゆっくりとした将棋にはできないので攻める手を考えてみます。
①▲7四歩と②▲6五桂が有力だと思います。

①テーマ図から▲7四歩(第2図)

CapD20130907_1.png

▲7四歩には、(1)△同歩と(2)△6二銀が考えられます。

第2図以下の指し手(1)
△同歩 ▲6五桂 △4二玉 ▲5五角打 △3三銀 ▲8二角成
△同銀 ▲5五角(第3図)

△同歩には▲6五桂と跳ねて、▲5五角打が気持ちの良い手です。以下、△3三銀と守
るしかありませんが、飛車角交換し、▲5五角と飛び出て先手ペースでしょう。

CapD20130907_2.png

第2図以下の指し手(2)
△6二銀 ▲6五桂 △3三銀 ▲4六角(第4図)

△6二銀にも▲6五桂と跳ねます。▲5五角打があるので△3三銀と守りますが、今度
は▲4六角と打ちます。

第4図以下の指し手
△7二金 ▲7三歩成 △同桂 ▲同桂成 △同銀 ▲7四歩 
△6四銀 ▲5六桂(第5図)

△7二金に▲7三歩成から攻め込めば、△6四銀までは一本道でしょう。そこで▲5六
桂が好手で、先手が指しやすいと思います。

CapD20130907_3.png

②テーマ図から▲6五桂(第6図)

CapD20130907_4.png


テーマ図から、先に▲6五桂も有力です。△6二銀には、▲7四歩(第7図)と攻めま
す。△同歩とは取れないので、(1)△7二金か(2)△3三銀と守る手でしょう。

CapD20130907_5.png

第7図以下の指し手
(1)△7二金 ▲5五角打 △3三銀 ▲7三歩成 △同桂 ▲同桂成 
△同銀 ▲4五桂(第8図)

△7二金には▲5五角打と打ち、△3三銀と守らせてから、▲7三歩成と攻めます。
△同銀に継続の手が難しいですが、▲4五桂で右側を攻めるのが面白いです。

以下、△4二玉には▲3三桂成 △同桂 ▲7四歩 △6四銀 ▲7三銀(第9図)、△
4一桂には▲3三桂成 △同桂左 ▲7四歩 △6四銀 ▲7三銀、△4四桂には▲7
四歩 △6四銀 ▲3三桂成 △同桂 ▲7三銀で攻めが続きます。

CapD20130907_6.png

(2)△3三銀
△3三銀と守る手には▲4六角と打って、①▲7四歩~(2)△6二銀の変化(第4図)
と合流します。


第1図からテーマ図の進行も、なかなか有力だと思います。

実は、途中で後手にもっと良い受け方があり、その手を指されたら難しいのですが、
そのあたりはシークレットとさせてください。



誤字・脱字、明らかな間違い等ありましたら、お知らせください。

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2013.09.07 / Top↑
◇▲7七飛から無理やり石田流を狙う

初手から、
▲7八飛 △8四歩 ▲7六歩 △8五歩 ▲7七飛(第1図)

『初手7八飛戦法 2』で、△8五歩に対しては▲7七角が必然と書きました。しか
し、ここで▲7七飛と指す手が成立するようです。この手は無理だと考えていました
が、将棋倶楽部24七段の方が指しているのを見て、有力だと思いました。

この手の狙いは、▲7八金~▲7五歩としてから▲7六飛と浮いて、升田式石田流
にする
ことにあります。


第1図からは、1.△8六歩か、2.△3四歩が多いでしょう。

1.△8六歩

△8六歩 ▲同歩 △同飛 ▲8七歩 △8二飛 ▲7八金(第2図)

△8六歩から飛車先の歩を交換してきた場合には、▲8七歩と受けます。△8二飛
▲7八金と指すのがポイントです。

CapD20120607.png

第2図から、△3四歩 ▲7五歩に、①△4二玉と②△7七角成りが考えられます。

①△4二玉 ▲7六飛(第3図)

△4二玉と指せば、▲7六飛から升田式石田流にできます。②は正確に対応しない
と一気に不利になる危険があるので、後手は、飛車先を切ったことに満足して、この
進行を選んだ方がよいのかもしれません。

◇先手に楽しみが多い展開

②△7七角成り ▲同桂(第4図)

△7七角成りには、▲同桂と取るのが面白いです。この手は、七段の方が指していた
手ですが、なるほどと思いました。次に▲6五桂と跳ねながら、▲1一角成りを狙う手
が受けにくいのです。

CapD20120607_1.png

第4図から△2二銀と受けるのは、▲6五桂(第5図)と跳ねます。▲5三桂成りと
▲2二角成りを受けるには△5二飛打ちくらいですが、▲7四歩 △同歩 ▲5五角
打ちで先手有利です。

第4図から△6四歩には、▲8五桂と跳ねます。以下、△2二銀には▲1五角(第6
図)があります。ここで△3三飛の受けは、▲7四桂成り △同桂 ▲7四歩で先手
の攻めが続きそうです。△3三銀と受けるのは、角を切って、香も取れるので先手有
利となります。

CapD20120607_2.png

2.△3四歩

◇後手の妥協策

第1図から、
△3四歩 ▲7八金(第7図)

△3四歩にも▲7八金と指します。乱戦を避ける為には、ここで①△4二玉か②△3
二金が有力
です。

①△4二玉は、▲7五歩 △7七角成 ▲同角 △3三桂。
②△3二金は、▲7五歩 △7七角成り ▲同角 △2二銀(第8図)と進み、一局
となります。

升田式石田流に組まれるのを阻止するなら、後手はこう指すのがベストかもしれませ
ん。▲7五歩に飛車角交換してこなければ、▲7六飛から升田式石田流に組めます。

CapD20120607_3.png

◇飛車角交換は、先手有望か

第7図から、
△7七角成り ▲同角 △2二銀 ▲1五角(第9図)

△7七角成りは、乱戦になる可能性が高いです。1と同様に▲同桂も有力ですが、
▲同角と取る手を調べてみます。香取りを受ける△2二銀には、▲1五角と打つの
が急所です。

この▲1五角は、パックマン(初手から、▲7六飛 △4四歩 ▲4四角 △4二飛
▲5三角成り △3四歩。)の変化で出てくる手です。それと比べると、この場合は
歩を損していないので、有利に戦えそうです。

第9図から、
△3三飛 ▲4八玉 △1四歩 ▲3三角成り △同銀 ▲3八銀(第10図)

第9図では、△3三飛または△2四飛として受けるしかありません。△3三飛には、
▲3六歩から角を逃がす手もありますが、▲4八玉から飛車角交換して▲3八玉と
指すのがわかりやすいでしょう。第10図は一局ながらも、飛車を持ち駒にしている先
手の方が駒組をしやすいと思います。

この▲7七飛は、初手▲7六歩に△8四歩とされた時にも、もちろん有効です。研究
して、大会などで指してみるのも面白いと思います。

CapD20120607_4.png

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2012.06.07 / Top↑
2手目△8四歩

2.▲6八銀

▲6八銀は、角交換向い飛車を視野に入れた指し方です。まず第1図から、△7七角成
りを検討してみます。

これを▲同銀と取るのは、△4五角 ▲3六角 △6七角成り ▲6三角成り(第2図)。

これは、2手目3二飛戦法の変化に似ていますが、先手が居玉なので、第2図以下、△
5二金右 ▲3六馬 △5七馬と進んだ局面は先手の一歩損になり、不満な展開だと思
います。

CapD20120225.png

次に、△7七角成りを、▲同桂(第3図)と取る手を調べてみます。この指し方は知りま
せんでしたが、将棋倶楽部24高段の方が指していた手で、成立しているようです。

第3図から△4五角はありませんが、①△5四角や②△8六歩が気になります。

①△5四角

△5四角 ▲5五角 △2二銀 ▲8五桂(第4図)

以下、△8五同飛は▲2二角成り、△2七角成りには▲7三桂成りで先手がよさそうで
す。

CapD20120225_1.png

②△8六歩

△8六歩 ▲同歩 △同飛に▲7五角は、△8九飛成り ▲7九飛 △8二龍 ▲5三
角成り(第5図)が想定され、形勢不明だと思います。以下、△8七歩なら▲8九歩 
△5二金右 ▲5四馬と指して、▲7八金から△8七歩を取りにいく手がありそうです。

△同飛には、▲6五桂(第5図)と捌きに出る手も有力です。これには、△4四角・△
3三角・△8三角などが考えられますが、△4四角(第7図)を本筋として検討します。

CapD20120225_2.png

第7図から先手の候補手は、①▲7五角、②▲5三桂不成り、③▲7七角が考えられま
す。

①▲7五角

▲7五角 △8九飛成り ▲7九飛 △8二龍 ▲5三桂不成り △8七歩 ▲6一桂
成 △同 玉 ▲5四金(第8図)

△8九飛成りに▲7九飛とぶつけないで▲5三桂不成りと指すか、▲5三桂不成でなく
▲5三桂成りがよいかなど難しいですが、この変化は先手が少し自信ないかもしれませ
ん。

CapD20120225_3.png

②▲5三桂不成 

▲5三桂不成 △同角 ▲7七角 △8九飛成 ▲1一角成 △4四角 
▲同馬 △同歩 ▲7九飛(第9図)

この手順はあまり紛れがないと思います。以下、△8二龍あるいは△8四龍で僅差です
が、先手を持ちたい形勢です。

③▲7七角

▲7七角 △同角成 ▲同銀 △8九飛成(第10図)

ここでどう指すかは悩ましいところです。▲7九飛、▲8八飛、▲5三桂不成り、▲6
六角などが考えられ、どれも難解だと思います。

第3図から△8六歩は複雑な変化がありますが、先手は十分戦えそうです。

CapD20120225_4.png

第1図、第3図から△8六歩としてこないで△4二玉や△6二銀なら、▲8八飛と指し
て一局
だと思います。この形なら△4五角はなく、▲5六歩を省略しているなどのメリ
ットもあります。

CapD20120225_5.png

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2012.02.25 / Top↑
2手目△8四歩

初手から、
▲7八飛 △8四歩 ▲7六歩 △8五歩 ▲7七角 △3四歩(第1図)

△8四歩は、石田流には組ませないぞという意味があります。△8四歩に▲7六歩は当
然の一手で、この局面は、初手から▲7六歩 △8四歩 ▲7八飛と普通に進んだ場合
と同一になっています。△8五歩に▲7七角も、必然です。△3四歩(第1図)に、次の
手が迷います。

CapD20120222.png

第1図から▲6六歩では普通の三間飛車になってしまいます。ここでは、他の手を考え
てみます。

1.▲4八玉、2.▲6八銀、3.▲7五歩などが初手7八飛を主張する手だと思います。

1.▲4八玉 

▲4八玉(第2図)は、遠山五段戦(2012.1.10で門倉四段が指した手です。△7七角成
りに、▲同桂(第3図)と取りました。この瞬間、先手陣には隙があるように見えます。

CapD20120222_1.png

△4五角には▲6五桂(第4図)と跳ねて、△2七角成り(△6七角成り)には▲5三桂
不成り、△6二銀や△4二玉には、▲5五角で先手が良いでしょう。また△8六歩には、
▲同歩 △同飛の時、いろいろな手がありますが、やはり▲6五桂(第5図)と跳ね
るのが面白そうです。以下、△4四角と守るのが最善だと思いますが、▲8八角や▲5
三桂成りなどの技をかけて先手が戦えそうです。

第3図から、後手が動くのは反撃が厳しく大変だと思います。

CapD20120222_2.png

第3図から、
△1四歩 ▲3八玉 △1五歩 ▲7五歩 △4二玉 ▲6五桂(第6図)

遠山五段は端を伸ばしました。先手は▲7五歩から▲6五桂と、鬼殺しを思わせるよう
な桂の跳躍です。▲7五歩に△7六角と打つのは、▲5五角 △2二銀 ▲7四歩で先
手ペースです。

△8六歩 ▲同歩 △3三角 ▲6六歩 △8六飛 ▲7四歩 △同歩 ▲同飛(第7図)

後手は、△8六歩から攻め合いました。△3三角は攻防手で▲5五角の筋も消してい
ます。この手で△8七角には、じっと▲6六歩で先手がよさそうです。△3三角に▲8
八銀と守るのは、△8六歩 ▲同歩 △同飛 ▲8七歩 △8四飛で、先手がつまりま
せん。▲6六歩に△同角なら、後で▲6八飛とする手が角取りの先手になります。

第7図は難しい局面で、遠山五段は1時間以上考えて△5二金左と指しました。以下、
▲3四飛 △8九飛成り(△6六角は▲3六飛)と進みましたが、難しい形勢だと思い
ます。

この将棋の印象ですが、後手が端に2手かけているので、条件はよかったのに、先手
の攻めはうまくいってないと感じます。▲6五桂から強襲する順は、簡単ではないよう
です。

CapD20120222_4.png




田村-山崎戦(2002.4)では、初手7八飛からではありませんが、第3図と同一局面に
なりました。以下、

△4二玉 ▲3八玉 △6二銀 ▲2八玉 △3二玉 ▲3八銀(第8図)

△4二玉に対して▲7五歩は、△7六角があります。(△6二銀の時にも同じ)途中で後
手が△8六歩と攻めてくるのは、▲同歩 △同飛に▲8八飛とぶつけて、玉の堅い先手
に分がありそうです。

△1四歩 ▲1六歩 △2二銀 ▲8八飛 △6四歩 ▲6八銀(第9図)

先手は、角交換向い飛車にしました。第3図から▲7五歩~▲6五桂と、急戦で攻める
のは容易でないので、この指し方は有力だと思います。

CapD20120222_5.png

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2012.02.22 / Top↑
先日のC2順位戦 門倉-室岡戦では、初手7八飛戦法(第1図)が見られました。門倉
四段は先手番の時に、なんと、6局連続で初手▲7八飛を採用しているようです。

これまでにも、プロの対局で初手7八飛は何局か指されています。しかし、銀河戦・N
HK杯戦・将棋祭りなどの持ち時間が短い対局や、ファンに見せる為に指したような対
局がほとんどでした。門倉四段は、順位戦などの重要な対局で指しています。

また、これまでは初手7八飛ならではの形にはなりませんでした。例えば、小倉-千葉
戦(2010.1銀河戦)
では第2図から▲6六歩と普通の三間飛車になっています。

門倉四段の棋譜を見ると、初手7八飛を主張する展開になった局があります。この機会
に、初手7八飛戦法のメリットと指し方を考察してみました。

CapD20120217_1.png

初手7八飛戦法については、『三間飛車のひとくちメモ』さんのサイトに、フローチャ
ート付で、基本的なことからわかりやすく解説されています。当ブログでは、内容があ
まりだぶらないように書いていきたいと思います。(かなり参考にはさせていただきま
した。)

初手7八飛については、形を早く決めてしまって損なだけだと、以前は考えていました。
しかし、なかなかメリットがある戦法だと思うようになりました。それは、相手の意表
をつくという精神的な面だけではありません。

例えば、三間飛車党の場合、初手は、ほぼ▲7六歩と指します。次に、△3二飛と2手
目3二飛戦法を指された時に動揺することはありませんか?

また、▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩に△8八角成りの石田封じも気になります。初手
7八飛はそれらへの対策にもなっています。


初手7八飛に対する応手は、△3四歩△8四歩が普通です。今回は、2手目△3四歩
を検討してみます。

・後手居飛車

△3四歩と指した局面を考えてみます。(第3図)これは、後手3二飛戦法と同一局面
で、こちらの番
になっています。3二飛戦法を指す方なら、かなり指しやすく感じると
思います。具体的には、ここで▲4八玉~▲3八玉と指す手が間に合うということです。

村田-稲葉戦(2006.8)では、

▲7八飛 △3四歩 ▲4八玉 △8四歩 ▲3八玉 △8五歩 
▲7六歩 △4二玉 ▲7五歩(第4図)

と進み、先手は升田式石田流にしています。△8四歩に▲3八玉と逃げて、角交換から
△4五角の筋を消すのが大切で、△8五歩に▲7六歩と突きます。

第3図から▲4八玉に、後手が居飛車で来た場合には、先手は石田流に組むことができ
るのです。

CapD20120217_2.png

石田流に組みにくいのは、上の手順で8手目に△4四歩(第5図)と指された時です。

第5図から▲7七角と指して、引き角から無理やり石田流に組むこともできますが、こ
こでの△4四歩は良い手だとは思えませんので、角道を通したまま普通に指して十分
でしょう。石田流を考えないのなら、3手目に▲6八銀も考えられます。


・相振り飛車

第3図から▲4八玉に、後手は相振り飛車にすることも多いと思います。△3二飛ある
いは△3五歩と伸ばして三間飛車か、△3三角から向い飛車が有力でしょう。

真部-神谷戦(1998.3)を見てみます。

▲7八飛 △3四歩 ▲4八玉 △3五歩 ▲2八銀 △3二飛 ▲7六歩(第6図)

初手7八飛から、相三間飛車になりました。△3五歩に▲2八銀と上がり、先手は金無
双にしています。

CapD20120217_3.png

美濃囲いを目指すなら

上の手順で、△3五歩に▲3八銀から美濃囲いを目指す手は、後手3二飛戦法では少
し危険でした。初手7八飛の場合には可能です。次に△3二飛なら▲3九玉 △3四飛
▲7六歩(第7図)で大丈夫です。以下、△8四飛なら▲2二角成り △同銀に▲6六角
で先手がよさそうです。

第7図から、
△3三桂 ▲8六歩 △6二玉 ▲5八金 △7二銀 ▲7五歩(第8図)

ここで△3三桂には注意が必要です。次に△8四飛があるので、それを受けなければな
りません。▲5八金と上がって△8四飛に▲7七飛でも、受かってはいますが、▲8六
歩と指すのが無難です。

次の△6二玉に▲7五歩と伸ばすと、△3六歩 ▲同歩 △同飛で、8六の歩を狙われ
ます。▲5八金と指せば▲7五歩と突いても大丈夫で、△3六歩 ▲同歩 △同飛は、
▲4六歩で受かります。

CapD20120217_4.png

先日指された門倉-室岡戦(2012.2)では、

▲7八飛 △3四歩 ▲4八玉 △3二飛 ▲5八金左 △5二金左 
▲7六歩 △6二玉(第9図)

のように進みました。第9図は、通常の相三間飛車の出だしからは現れない局面で、
▲7六歩・△3四歩型になっています。▲5八金左と上がるのは、相三間飛車でよくあ
る手です。

第9図以下、
▲6八銀 △7二銀 ▲3八銀(第10図)

第9図からの指し手には細心の注意が必要です。できればお互い美濃囲いにしたいの
ですが、ここで▲3八銀は、△8八角成りから△2八角が受かりません。(▲4一角は、
△1九角成りで不利。)先手は、▲6八銀で様子を見ました。

次の△7二銀に、▲2二角成りから▲8二角と打ち込むのはどうでしょうか?これは、
△6九角 ▲8八飛 △5八角成り ▲同金 △9二金で失敗です。

また、第10図で後手が△8八角成りから△2八角には、今度は▲4一角が利きません。
なので、▲8二角と打ち合って互角でしょうが、後手は、あまり気が進まない手順だと
思います。実戦は、以下△7一玉 ▲3九玉 △3五歩と進みました。これは、一局の
将棋でしょう。

2手目△8四歩については、次回以降で検討したいと思います。

CapD20120217_5.png


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