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今回は、4手目に△3五歩(第1図)の変化を調べます。

第1図からプロの実践例は、▲3八金(第2図)が多いです。他には、▲2二角
成り、▲5八金左、▲4八玉が指されています。

第2図は、久保二冠や藤井九段が後手をもって指していますが、どちらも次に△
8四歩と突いています。これは、▲3八金と上がらせたことに満足(美濃囲いに
できない)して、居飛車にしたわけです。


CapD20110908.png

第2図の▲3八金に△3二飛と振るのは危険です。▲2二角成 △同銀に、▲6五
角と打たれて、先手にだけ馬を作られます。

▲3八金には△8四歩が有力だと思いますが、三間飛車を目指すなら、△4四歩
(第3図)と角道を止めるのが安全です。

なお、▲3八金ではなく、▲4八玉なら△3二飛と振って大丈夫です。この場合は、
▲6五角の筋を狙われたら、△3六歩(第4図)と突いて、先手が気持ち悪いと思
います。

CapD20110908_1.png

第1図から、▲2二角成り △同銀 ▲8八銀(第5図)

▲2二角成りと角交換する手は、最近、公式戦で連続して指されています。

第5図から、△6二銀と上がったのが、藤井-鈴木大戦(2011.7)で、角交換四間飛
車対居飛車の戦いになりました。(第6図)先手は、この後、向い飛車にしています。


CapD20110908_2.png

広瀬-羽生戦(2011.8)では、第5図から、羽生二冠は△3二飛と振りました。

△3二飛 ▲2二角成り △同銀 ▲6五角 △5四角(第7図)

角交換から▲6五角には、△5四角と合わせます。

『角道オープン四間飛車対三間飛車 1』の藤井-佐藤戦(2007.11)では、▲同角 
△同歩に▲5三角と打ち込みました。しかし、この形は3五歩型なので、△4二角
(第8図)と合わせられると先手が損をします。


CapD20110908_3.png

▲同角 △同歩 ▲7七銀 △7二金(第9図)

第7図から、▲8三角成り △2七角成りと角を成り合うのは、後手が指しやすい
でしょう。

先手は、手損をしているように見えますが、△5四歩と突いた形は角の打ち込みに
弱く、あえて△5四歩を突かせたのです。

お互い角を手持ちにしているので、美濃囲いには組みにくいです。△7二金、▲3
八金と上がり、金美濃にするのがよくある形です。

▲4八金 △6二銀 ▲4九玉 △6四角(第10図)

広瀬王位は▲4八金と上がりました。これは金無双にする狙いです。ここで羽生二
冠は、序盤の勝負手△6四角を指しました。感想戦では、「△6四角は無理をして
いた。」と話されていましたが、凡人には指せない一着だと思いました。

ここからは、とても難しい将棋になりましたので、詳しくは王位戦中継サイトの解
説つき棋譜
を参考にしていただければと思います。


CapD20110908_4.png


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2011.09.08 / Top↑
第1図は、最近よく見かける先手の角道オープン四間飛車です。先日の王位戦第6
局 広瀬-羽生戦
では、この形から羽生二冠が三間飛車に振り、相振り飛車の戦い
になりました。

ここでは、先手の角道オープン四間飛車に対して、後手が三間飛車にするにはどう
指したらよいのかという視点で簡単にまとめてみたいと思います。

第1図から、△6二銀や△8四歩なら四間飛車対居飛車になります。三間飛車を目
指すなら△4四歩や△3二飛、△3五歩が考えられます。


CapD20110905.png


△4四歩(第2図)は、

▲6六歩 △3二銀 ▲6五歩 △4三銀 ▲6四歩 △同歩 ▲同飛(第3図)

で振り飛車にするなら△5四銀ですが、形を限定されて後手面白くありません。


4手目△3二飛の変化

第1図から、△3二飛(第4図)はどうでしょう。これには、角交換から▲6五角
と打たれる手が気になります。


CapD20110905_1.png

第4図から、

▲2二角成り △同銀 ▲6五角 △5四角(第5図)

▲6五角には△5四角と合わせるのが有力です。この手で△7四角は、▲4三角成
り △4七角成り ▲4八飛(第6図)と進めば、2手目3二飛の変化と同じよう
になりますが、この場合は居玉なので後手が少し悪いでしょう。


CapD20110905_2.png

第5図から、

▲同角 △同歩 ▲5三角(第7図)

後手が3四歩の形では、▲同角 △同歩に▲5三角と打つ手が成立します。(3五
歩の形では、△4二角と合わせる手があり成立しない。)

しかし、これには△9五角(第8図)と対抗する手があります。この手は、藤井-
佐藤戦(2007.11)
で指されました。


CapD20110905_3.png

第8図から、
▲8六角成り △同角 ▲同歩 △3三銀 ▲3八金 △6二玉 
▲8八飛(第9図)

と進みました。▲8六角成りでは、▲4八玉も有力だと思います。

△5四角に▲8三角成りとするのは、△2七角成り ▲8八銀 △3五歩 ▲3八
金 △5四馬(第10図)が一例で、こう進めば後手がよさそうです。

4手目△3二飛に対して、角交換してこないで、▲4八玉、▲5八金左、▲6六歩
などには、△3五歩と伸ばして一局でしょう。

次回は、4手目△3五歩の変化を考察します。

CapD20110905_4.png

※追記
第10図の変化で、△2七角成りに▲6五馬(第11図)とする手が門倉-片上戦で指されました。
以下、△5四馬 ▲同馬 △同歩 ▲8八飛(第12図)と進みました。この進行は、先手が8筋
を伸ばしていけば指しやすく、4手目△3二飛は危険と認識されているようです。(将棋世界11
月号『勝又教授の勝手に戦法ランキングより』)


CapD20111003.png


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2011.09.05 / Top↑

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