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第1図は、▲4八玉~▲3八銀と駒組する最近の石田流に対して、bonkrasが△6五
と仕掛けたところです。この局面は、当ブログ『石田流 序盤での△6五歩問題』
でも取り上げています。

bonkrasの棋譜を検索したら、第1図の局面が2局見つかりました。これで後手が指
せると判断しているのでしょうが、これが成立しているのなら、上の手順では組めな
いことになってしまいます。

R2737の方は、第1図から、▲同歩(第2図)と取りました。1番普通の手ですが、
4八玉のままで戦うのは、リスクも大きいです。

CapD20120109.png

第2図から、
▲同歩 △8八角成 ▲同銀 △2八角 ▲7四歩 △1九角成 ▲5五角(第3図)

有段者なら、△2八角と打ち込まれても、▲7四歩~▲5五角の筋でなんとか戦える
のではと考えるでしょう。

第3図から、
△5四歩 ▲7三歩成 △同 銀(第4図)

第4図は、当ブログでも解説している局面と同じで、ここから▲7三角成りは後手が
少し良しとしました。

CapD20120109_1.png

第4図から、
▲1一角成 △2二銀 ▲1二馬 △1一香 ▲7四歩 △6二銀
▲2二馬 △同玉 ▲6四歩(第5図)

本譜では、▲1一角成と香車を取りにいきました。△2二銀から馬が殺され二枚替え
になります。しかし、香を取られているので実質角・銀交換です。▲6四歩は好手だ
と思います。

第5図から、
△6七角 ▲6八香 △7八角成 ▲同金 △1八飛 
▲3九金 △5二金左(第6図)

△6七角は、こう打ってみたいところですが、▲6八香がぴったりで、飛車を取られ
ても先手陣はなかなかこたえません。△1八飛には▲3九金と守って大丈夫。第6図
の形勢判断は難しく、意見が分かれそうですが、先手が十分戦えると思います。

Cap20120109.png




もう一局は、△6五歩に▲3九玉(第7図)と指していました。

第7図から、
△6六角 ▲5八金左 △6三銀 ▲7四歩(第8図)

▲5八金左まではブログで解説した手順ですが、次にbonkrasは△6三銀と指しまし
た。

CapD20120109_3.png

先手は、飛車を切って角交換から▲5五角(第9図)と猛攻しました。

△同銀 ▲同飛 △同歩 ▲6六角 △同歩 ▲5五角(第9図)

しかし、この攻めは無理攻めでした。

△6二飛 ▲6八銀 △7八角(第10図)

△6二飛と回られた手が厳しく、後手優勢でしょう。△6三銀には、▲2八玉か▲7
六飛と浮くべきだったと思います。

CapD20120109_4.png



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2012.01.09 / Top↑
6八銀・5八金型

今回は、6八銀・5八金型に対して△6五歩と仕掛ける手を検討してみます。

第1図は、久保-杉本戦(2009.11順位戦)からです。先手が▲5八金を先に上がり、
6八銀・5八金型になりました。

△6五歩(第1図)には、▲6七銀と受けました。

続いて△6六歩には、▲同角と角で取りました。

以下、△同角 ▲同銀と進んで第2図。


CapD20110403.png

後手の指し手は、△8六歩、△5四歩、△8八角などが考えられます。実戦では、
▲5五角と打たれるのが気になったのか、△3三銀(第3図)と指しています。

続いて、▲6五銀 △6二飛 ▲7七桂 △3二玉に▲4六角(第4図)と打ち、
先手好調です。以下、△6九角と打たれましたが、うまく攻めをつなだ先手が勝
利しました。


CapD20110403_1.png






もう一局、将棋倶楽部24強豪の方の対局からです。

△6五歩(第5図)と仕掛けた手には、やはり▲6七銀と受けました。

後手は、ここで△8六歩(第6図)と突いてきました。▲同飛と取るのは、△同
飛 ▲同歩に△8七飛がありますので▲同歩と取りました。


CapD20110403_2.png

続いて△6六歩と取り込んできました。

久保-杉本戦と同じように▲同角と取るのは、△同角に、▲同銀は△8七角、▲同
飛は△3三角打ちがあり、先手面白くありません。

実戦では▲5六銀(第7図)とかわしました。

以下、△6七歩成り ▲2二角成り △同玉 ▲6七銀に、△8七角(第8図)と
打てるのが△8六歩の突き捨てを入れた効果です。


第8図から、先手は▲7四歩と攻めましたが、△7六馬と飛車を取られて苦しくな
ったようです。▲6六飛と逃げて辛抱すべきところかもしれません。


CapD20110403_3.png




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2011.04.03 / Top↑
6七銀・6九金型

6七銀・6九金型に△6五歩(第1図)と仕掛ける手を、杉本-渡辺戦(2009.10
棋王戦)
を参考にして検討してみます。

第1図は、部分的には前回第3図と同じ形なので、手抜きをして▲2八玉などでも
大丈夫そうです。また、第1図から▲7七角も考えられます。

実戦では、杉本七段は、▲7八金と受けました。(第2図)


CapD20110327.png

第2図から、
△6六歩 ▲同角 △同角 ▲同銀(第3図)

△6六歩に対して▲同角と取れるのが、7八金型の利点です。▲5八金と上がるの
は、△8八角打ち(第4図)があります。以下、▲5五角で難解でしょう。

第3図は、△6五歩の攻めをかわして、先手は攻められくい形になっています。浮
き飛車の好形で、角交換したのも先手が得をしている感じがします。

実戦では、第3図から△8六歩~△9四歩と攻めましたが、熱戦の末、先手が勝利
しています。


CapD20110327_1.png





戸辺-南戦でも▲7八金

次に、戸辺-南戦(2010.8順位戦)を見てみます。

△6五歩の仕掛けに、戸辺六段は同じように▲7八金と受けています。後手はすぐ
に△6六歩としないで、△5四銀~△6二飛(第5図)と右四間飛車にしてきまし
た。

本局では、△6六歩 ▲同角に△同角は面白くないとみた後手は、△4四歩(第6
図)と角道を止めました。


CapD20110327_2.png

第6図から△6五銀の飛車角取りがあるので、▲8八角と引きました。

それでも△6五銀と指してきましたが、▲3六飛~▲7七桂~▲7六飛と好形にす
る指し方は参考になります。第8図から後手は△4五歩と位を取り、いい勝負だと
思いますが、後手は△6七飛と飛車を切って勝負に出ました。詳しくは実戦譜をご
覧ください。


CapD20110327_3.png



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2011.03.27 / Top↑
今回は、先手が▲6八銀(第1図)と上がった時に、△6五歩と仕掛ける手を調べ
てみます。第1図からすぐに△6五歩は、▲同歩で攻めになりません。後手は△8
五歩 ▲7六飛と角を浮かせてから△6五歩(第2図)と仕掛けます。

この手に対する受け方は、先手の陣形(左の金・銀の位置)によって違ってきます。
玉は3九か2八にいるとして、

A.6八銀・6九金型
B.6七銀・6九金型
C.6八銀・5八金型


に分類して検討してみたいと思います。


A 6八銀・6九金型での受け方

まずは6八銀・6九金型の場合を、久保-羽生戦(2010.1王将戦)を参考にして考え
てみます。


CapD20110324b.png

この形では、▲6七銀(第3図)と受けるのが最善だと思います。

第2図から▲7八金 △6六歩に、▲同角とする手もありそうですが、
久保二冠は、対丸山戦(2009.6)でも、ほぼ同じ局面で▲6七銀と指しています。

第3図以下、△6六歩 ▲同銀 △5四銀に、▲7八金(第4図)とがっちり受
けるのが大切です。この手は、6九金型を活かした手といえます。


CapD20110324c.png

第4図からは、△6二飛に▲6七歩(第5図)と進みました。この▲6七歩も覚え
ておきたい手です。対丸山戦でも、久保二冠は同じように指しています。(第6図)

第5図から△6五銀と攻めるのは、▲同銀 △8八角成り ▲同金 △6五飛に、
▲7八金と戻して、先手の方が指しやすいでしょう。


CapD20110324d.png

戻りまして、△6二飛のところで△6五歩と打つのは、▲7七銀(第7図)と引い
て一瞬形が悪くなりますが、△3二銀に▲6八銀(第8図)と指せばいい形になり
ます。こう進めば、△6五歩が指し過ぎのような感じです。

第8図から△6二飛は、▲7四歩があります。(△同歩なら▲同飛~▲8四飛で先
手よし。)

第5図・第6図以後の指し方については、ここでは省略します。詳しくは実戦譜を
参考にしてください。

CapD20110324e.png



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2011.03.24 / Top↑
石田流で▲3八銀と上がった瞬間に、△6五歩と仕掛ける手を、第1図と第2図の
局面について考えてみます。


CapD20110321.png


第1図の△6五歩は、4二玉型なので無理な感じがする手です。
この手に対しては、強く▲同歩と取って大丈夫そうなので、その手を中心に調べて
みます。

△8八角成り ▲同銀に、△2八角と打つのは、▲5五角(第3図)と打ちます。
以下、角の成り合いは、▲1一角成りが桂取りになるので先手がいいでしょう。

後手は、△6七角(第4図)の方が有力ではないかと思います。


CapD20110321_1.png


第4図から、▲3九玉は、△5四銀(第5図)で先手の指し手が難しいです。


▲7九飛 △5四銀 ▲5八金左 △4五馬(第6図)
も考えられます。馬の睨みがきついので後手が指しやすいかもしれません。


CapD20110321_2.png

△6七角に対しては、▲7七角が有力だと思います。

以下、△3三桂と角成りを防ぎ、▲6八飛に△4五角成(第7図)が進行例です。

△4五角成りのところで△8九角成りと桂馬を取るのは、▲6四歩~▲6三歩成り
で先手が指せそうです。

第7図からは、

(1)▲6四歩 △5二銀や、

(2)▲7九銀 △6二飛 ▲7八銀(第8図)

などの進行が考えられます。後手は馬を作りましたが、先手は一歩得で、形勢は互
角だと思います。


第1図での△6五歩は、無理な感じのする手で、プロの公式戦では指されたとこは
ない
と思います。しかし、今回検討しなおしてみて、意外に大変で、研究しておく
必要があると感じました。


CapD20110321_3.png






次に、第2図での△6五歩を考えてみます。

後手玉は3筋にいるので、第1図よりは仕掛けやすいかもしれません。


まず取る変化を調べてみます。

▲同歩 △8八角成り ▲同銀 △2八角 ▲5五角(第9図)

第9図から、

△1九角成りに、▲1一角成りは△2二銀で悪いので、▲7四歩でしょう。

後手は、△5四歩と催促して、

▲7三歩成り △同銀 ▲同角成り △同桂 ▲同龍 △7二飛(第10図)

これは後手が少しいいと思います。


CapD20110321_4.png


次に、△6五歩を▲同歩と取らないで、▲3九玉と指す手を考えてみます。
これに対しては、(1)△6六歩と(2)△6六角が有力です。


(1)-1 △6六歩 ▲6八飛 △6三銀 ▲6六角(第11図)

第11図から△同角は、▲同飛が銀取りの先手になるので、△5二金か△6二飛でし
ょうが、形勢互角だと思います。


△6六歩に、▲6八銀も考えられます。

(1)-2 △6六歩 ▲6八銀 △6三銀 ▲7六飛(第12図)


CapD20110321_5.png

続いて、

△6二飛 ▲6六角 △5四銀(第13図)

以下、▲6七歩か、▲2二角成り △同銀 ▲7八金として受ける手などが考え
られます。これは、互角の戦いでしょう。


(2)△6六角 ▲5八金 △8八角成り ▲同銀 △6三銀(第14図)

これもいい勝負ですが、玉が堅い振り飛車は不満ないと思います。


CapD20110321_6.png


第2図での△6五歩に対しては、▲3九玉とする手が安全で、きちんと指せば互角
以上にはなりそうです。



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2011.03.21 / Top↑

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