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初手から、
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8八角成 ▲同 銀 △5四歩 ▲7七銀(基本図)

24高段者のデータを見ると、基本図からは△8四歩(第1図)がかなりの割合を占め
ています。△6五角も気になるところですが、互角以上には戦えると考えています。
これについては、 『石田流 4手目角交換 6手目△5四歩 2』をご覧ください。

CapD20121013_1.png

CapD20121013.png

今回は、△8四歩以下を掘り下げてみます。

△8四歩に対しては、①▲5六歩と②▲8六歩が有力だと思います。


①▲5六歩(第2図)

CapD20121013_2.png

▲5六歩は、飛車を動かした時の△4五角を消しています。次に△6二銀あるいは△4
二玉に、▲5八飛と▲8八飛がよく指されています。久保九段や菅井五段が中飛車にし
ている為か、24高段者の対局では、▲5八飛をよく見かけました。

▲8八飛は、高崎五段の『よくわかる石田流』に解説されていますので、ここでは、中
飛車にする指し方を検討したいと思います。

◇先手中飛車との比較

第3図と第4図をご覧ください。局面が似ていますが、第4図は先手中飛車からの変
化です。(戸辺-渡辺戦 2012.3)第3図では、先手が▲7五歩の一手を得しているこ
とになります。

しかし、△6四銀と出られた時に▲6六銀の一手が必要となり、△8五歩と伸ばされた
時に、飛車先交換をどう受けるかが課題となります。


CapD20121013_3.png


久保-松尾戦(2012.2.5)

第3図から、
▲6六銀 △8五歩 ▲5九飛 △4二銀 ▲7八金 △8六歩(第5図)

△8五歩に▲8八飛と受けるのは、中飛車にしたのが手損になってしまいます。▲7八
金と受けるのが自然ですが、久保九段は▲5九飛と引きました。△8六歩からの飛車
先交換はさせる方針です。

△4二銀のところで△8六歩と突く指し方もあります。続いて▲同歩 △同飛 ▲7八
金 △8二飛に、▲8七歩と受ければ普通ですが、▲3八銀 に△8八歩(変化図A)
と攻めさせる指し方もあります。

以下、▲7七桂 △8九歩成り ▲8五角 △9九と ▲6三角成り(変化図B)の進行
は、先手がわずかに良いかもしれません。


CapD20121013_4.png

第5図から、
▲同 歩 △同 飛 ▲3八銀 △8八歩 ▲7七銀 △8二飛 ▲7八金 △8二飛
▲6六角 △3三角(第6図)

▲同歩 △同飛に▲8七歩とは打ちません。1歩を手にする価値が大きいのです。△8
七歩には▲7七銀と受けて、角を打ち合い、まだこれからの将棋でしょう。


CapD20121013_5.png




菅井-長岡戦(2011.12.1)

第5図から、
▲同 歩 △同 飛 ▲3八銀 △5二金右 ▲7七銀(第7図)

菅井-長岡戦では、第5図から後手が△8七歩を打たないままで進みました。△5二
金右には▲7七桂と指したいところですが、△8九角の打ち込みが気になります。

第7図から、
△8四飛 ▲7六銀 △8六飛 ▲8七銀 △8四飛 ▲7七桂 △6八角(第8図)

飛車と銀の駆け引きが続いて▲7七桂と跳ねました。

後手はゆっくりしていたら、▲8五歩と打たれて先手ペースとなりますので△6八角
勝負しました。以下、▲同金 △8七飛成 ▲9六角 △8八龍 ▲7八金 △8二龍と
進みましたが、いい勝負だと思います。


CapD20121013_6.png


②▲8六歩(第9図)

第1図から、▲8六歩

▲8六歩は、7六銀型の向い飛車にする狙いがあります。

プロの実戦例はないようですが、『よくわかる石田流』に解説されている指し方です。
▲8六歩に△8五歩は、▲同歩 △同飛に▲8八飛とぶつけて先手が指せるようです。
ですので、後手は△4二玉と上がるのが自然です。

◇ダイレクト向い飛車が理想だが・・・

第9図から、
△4二玉 ▲7六銀 △3二玉 ▲8八飛 △5五歩(第10図)

△4二玉に▲8八飛は△4五角があるので、▲7六銀としてから▲8八飛と振ります。
ダイレクトに向い飛車にでき、先手が得をした形です。しかし、ここで△5五歩が好手
で、先手の指し手が難しい局面です。

以下、▲4八玉なら△5四角があります。▲3八金と守るのは、△5二飛(▲8三角は、
△7二銀 ▲6五角成りに△3三角で先手苦しい。)あるいは、△3三角 ▲7七角 
△5二飛で、薄くなった5筋を狙われて先手が自信なさそうです。

『よくわかる石田流』では、△4二玉 ▲7六銀 △5五歩に、▲7八飛と途中下車する
手を勧めていますが、△3二玉に対しても、▲7八飛と指すのが安全なのかもしれ
ません。


CapD20121013_7.png

参考文献 『よくわかる石田流』 高崎一生著 マイナビ


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2012.10.13 / Top↑
初手から、
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8八角成 ▲同銀 
△4二玉 ▲5五角(第1図)

先日の朝日杯将棋オープン戦、中村亮-古屋アマ戦では、石田流4手目角交換同
銀型になり、△4二玉に▲5五角の新手が指されました。この手は、最近将棋倶楽部
24で見かけていたので気になっていました。この手が成立するなら、4手目角交換に対
する先手の選択肢が広がります。

第1図から、
△4四歩 ▲同角 △3三桂 ▲3六歩 △5二金右 ▲7八飛(第2図)

▲5五角には、香取りを受ける手が必要です。実戦では、△4四歩 ▲同角 △3三
桂と受けましたが、他には△3三角(△2二角)や△3三桂もありそうです。歩を取らせ
てから△3三桂と指したのは、5五角の位置からの▲7四歩を警戒した意味があります。

▲3六歩は、桂頭攻めを見せた手です。また、▲7八飛と振った時の△4五角を消して
もいます。

CapD20120908.png

第2図から、
△6二銀 ▲5五角 △4三金 ▲4八玉 △3二玉 ▲5八金左 
△2一玉 ▲7四歩(第3図)

▲7八飛~▲5五角。やはり飛車のコビンを狙うのが急所です。後手陣に4一金と4
三金の2枚の離れ駒ができたタイミングを見て▲7四歩と突きました。

第3図から、
△7二飛 ▲1六歩 △3二金 ▲3八銀 △5四歩 ▲2八角(第4図)

△7二飛と受けられて、飛車角だけの攻めでは、潰せそうにはありません。互いに自陣
を整備して第4図となりました。ほぼ互角かと思いますが、△7四歩とは取れず、6二
の銀も動かせないので、後手の方が指す手が難しいかもしれません。

CapD20120908_2.png

※解説付きの棋譜は、朝日杯将棋オープン中継サイトにあります。



第1図から①△3三角(△2二角)と②△3三桂も検討してみます。

①△3三角(△2二角)

第1図から、
△3三角 ▲4六角 △8六歩 ▲7八飛 △8五歩(第6図)

△3三角に▲同角成りは手損になるので、▲4六角(第5図)と引きます。後手が△8
六歩~△8五歩と突っ張った時に、どう指すかが難しいです。

▲7四歩 △8六歩の攻め合いは、居玉の先手が自信ないかもしれません。▲7九金
から升田式にする手もありますが、飛車先を切られます。▲7七銀は、攻めがぼやけて
しまいます。

8手目は、△3三角と△2二角のどちらがいいのは微妙です。第6図になった場合には、
△3三角が勝っています。しかし、△3三角とした場合には、▲同角成り △同桂に、
先手は居飛車にする指し方が有力かもしれません。

CapD20120908_3.png

第1図から、
②△3三桂(第7図)

ここから▲7四歩は、△同歩 ▲7八飛に△4五角(第8図)があります。以下、▲5
八玉または▲6八金に、△2七角成り ▲7四飛で、よくある進行になります。これは、
先手が少し自信がないでしょう。

CapD20120908_4.png

第7図から、
▲3六歩 △5四歩(第9図)

やはり▲3六歩と突く手が有力だと思いますが、△5四歩と突かれて角をどちらに引く
か?

(1)▲6六角 △6四角(第10図)

以下、▲1八飛と一旦逃げるか、逃げずに駒組をするか・・・いずれにせよ難しい将棋
になりそうです。

CapD20120908_5.png

(2)▲4六角 △5二飛(第11図)

▲4六角には、△6二銀、△3二銀などが考えられますが、中飛車にする手を検討して
みます。以下、▲7四歩と攻めるのは、△8二銀 ▲3五歩 △同歩 ▲7三歩成り 
△同銀 ▲3四歩 △4五桂 ▲3八飛(第12図)が進行例です。先手が攻めきるの
は大変だと思います。


中村亮-古屋アマ戦の感想戦では、中村亮五段が「▲5五角は少し無理かもしれな
かったですが、やってみたくなったので」と話されていました。第1図以下は、どちらも指す
手が難しいと思いますが、研究しだいでは有利に進められると思います。

今後は、△4二玉に▲5五角を防ぐ為、6手目は△5四歩が増えるかもしれません。


※参考サイト 朝日杯将棋オープン中継サイト

CapD20120908_6.png

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2012.09.08 / Top↑
◇永瀬-高崎戦(2011.2.15)の進行  先手指せるか?

前回の第10図から、
▲2六飛(第1図)

30手目までは、久保-佐藤戦(2010.2.5)と同一進行です。

△6五角に▲2六飛と逃げたのが永瀬五段の工夫(実は、佐藤九段の自戦解説に有
力と解説されている。)で、2三の地点を受ける一手が必要になり、後手の攻めを一手
遅らせる効果があります。

第1図から、
△8七角成 ▲7九金 △2二銀 ▲7六角 △同馬 ▲同飛 △6五角(第2図)

この将棋も、6五に打った角のラインを活かしての端攻めに注意しなければなりません。
先手は、▲7六角と馬を消しにいきますが、再度△6五角と打たれました。

CapD20120819.png

第2図から、
▲6六飛 △7五金 ▲3六飛 △8七角成 ▲3四飛 △9四歩 ▲1六歩 
△9五歩 ▲1五歩 △9六歩  ▲8八歩 △6五馬 ▲1六飛(第3図)

後手は、△7五金と手厚く指しました。以下、久保-佐藤戦と同じく、後手は9筋を
攻めましたが、▲1四歩~▲1五歩~▲1六飛と2枚の飛車が働く展開になり、先手
不満ないでしょう。▲1六歩に△1四歩と受けるのは、3四に飛車がいるので▲1五歩
が嫌味になります。

なお、高崎五段は、著書『よくわかる石田流』の中で、38手目は△6五角ではなく
4四角
を推奨しており、「先手は駒得でも、1八飛の働きが悪く、難解ながらも後手
持ち」と解説しています。

CapD20120819_1.png

◇杉本-森下戦(2011.8.5)の進行  難解

第2図から、▲6六飛に△5四角(第4図)

永瀬-高崎戦(2011.2.15)と同手順で39手目まで進みました。森下九段は、ここで△
7五金ではなく、△5四角(第4図)と引きました。馬は作れなくなりますが、金を持ち駒
にして指していく方針です。

第4図から、
▲7八金 △6二金 ▲8六飛 △6四歩 ▲1六歩 △1四歩(第5図)

本局は、▲1六歩に△1四歩と突き合っています。先手は、飛車の活用と玉の囲い方
課題です。

CapD20120819_3.png

銀を3七に動かして、▲3八飛~▲3九飛~▲8九飛(第6図)と活用する展開になりま
した。難しい将棋ですが、いい勝負だと思います。

CapD20120819_2.png


◇鈴木大-畠山戦(2012.7.5)の進行  先手が勝利したが、難解か?

先日の鈴木大-畠山戦(2012.7.5)では、鈴木八段が23手目に▲6六飛(第7図)の新
手を指しました。

第7図から、
△7二金 ▲3六歩 △4五桂 ▲3九金 △同角成 ▲4八角(第8図)

▲6六飛は、△6五角から馬を作られるのを防ぐとともに、将来、角を手持ちにされた時の
△5五角などに、あらかじめ飛車に紐をつけています。

△7二金では△1九角成りも考えられます。以下、▲同飛 △1八角成り ▲6三飛成
り △6二香 ▲7四龍の進行は、かなり際どい勝負だと思います。

▲3六歩は、▲3七銀や▲3五歩の狙いですが、△4五桂が5七の地点を狙って厳しそ
うです。以下、先手が後手の攻めをどのようにして受けきるかという展開になりました。

▲4八角と打った局面は、難しい形勢だと思います。

CapD20120819_4.png

第8図から、
△2八金 ▲3九角 △同金 ▲4八玉 △3八金 ▲同飛 △5五角(第9図)

△2八金では、△4八馬 ▲同玉 △5五角(変化図)と攻める手も有力で、本譜と比
較すると、1八の飛車を働かせていない分、後手が得をしているかもしれません。

第9図からは▲4六角と受けて、難解な応酬が続きましたが、先手が勝利しています。



3手目▲7五歩に対して、角交換された時に▲同飛と取る変化を調べてみましたが、永
瀬五段や鈴木八段の新手で、先手は十分戦えそうです。しかし、力戦模様になる可能
性が高く
、力がないと指しきれないと感じます。

参考文献
将棋世界2010年4月号 佐藤九段の自戦解説
『よくわかる石田流』 高崎一生著 マイコミ

CapD20120819_5.png




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2012.08.19 / Top↑
初手から、
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8八角成 ▲同飛(第1図)

3手目▲7五歩に対して、角交換された時に▲同飛と取るのは乱戦になりやすく、公式
戦のデータを見ると先手が4割程度しか勝っていないので、振り飛車が大変だと考え
ていました。しかし、永瀬五段や鈴木八段が新手を指して勝利おり、今後の展開が注
目されます。

第1図から、
△4五角 ▲7六角 △4二玉 ▲3八銀(第2図)

△4五角には、▲7六角が返し技です。角交換から△2八角と打たれる手が気になりま
すが、ここは形よく▲3八銀と指してみたいです。

CapD20120813.png

◇▲3八金と受ける変化

この手では、▲3八金(第3図)と受ける手も指されています。△2八角と打たれる手が
なくなりますが、マイナス面もあります。

第3図から、
△5四角 ▲同角 △同歩 ▲6八銀 △6二銀(第4図)

この形では、△5四角に▲同角と指すことが多いです。以下、第4図まで進んだ対局が
公式戦で6局ありますが、先手が2勝4敗(手持ちの棋譜集による。将棋連盟のデータ
ベースでは、8局あって2勝6敗らしい。)と苦戦しています。やはり美濃でないのが欠点
となるようです。

CapD20120813_1.png

第2図から、
△5四角 ▲7八飛 △7六角 ▲同飛 △2八角(第5図)

▲3八銀と指せば、第5図が想定されます。△2八角と打たれて困ったかに見えますが、
将棋倶楽部24高段者のデータを見ると、この局面での先手勝率は0.553(サンプル数
38局)と、十分戦えるようです。ここからの指し手は、定跡を知らないと難しいと思いま
す。

第5図から、
▲5五角 △3三桂 ▲7四歩(第6図)

先手は反撃に出ます。▲7四歩には、①△6二銀②△同歩が考えられます。

CapD20120813_2.png

◇6二銀は、先手指せる

①第6図から△6二銀
△6二銀 ▲7三歩成 △同銀 ▲同飛成(第7図)

△6二銀と受ける手は、戸辺-北浜戦(2009.12)で指されました。これには、▲7三歩
成から飛車を切っての強襲が成立します。

第7図から、
△同桂 ▲同角成 △5二飛 ▲9一馬 △1九角成 ▲5五馬(第8図)

第8図は、飛車と銀・桂の二枚替えで、馬の働きは先手が断然よく、先手有利といえま
す。

CapD20120813_3.png

②第6図から△同歩
△同歩 ▲8二角成 △同銀 ▲1八飛 △3九角打(第9図)

△同歩に、飛車角交換をして▲1八飛と打つのは、久保-佐藤戦(2010.2.5)のタイト
ル戦で指されて有名になった定跡です。後手は、△3九角打と角をつないで受けます。

第9図から、
▲6八銀 △7三桂 ▲3九金 △同角成 ▲4八角 △同馬 ▲同玉 
△6五角(第10図)

ここは、▲6八銀が定跡化されていますが、佐藤九段の自戦解説には、▲3六歩や▲
3九金も有力と書かれています。また、鈴木八段が▲6六飛の新手を指しています。

CapD20120813_4.png

◇△6五角に▲3六飛は、後手有利

第10図から、
▲3六飛 △8七角成 ▲7九金 △9四歩 ▲7六角 △同馬 ▲同飛
△9五歩 ▲7四飛 △9六歩(第11図)

△6五角に▲8六飛は、△7六金と打たれて、▲9六飛 △9四歩で先手が困ります。
▲3六飛と逃げましたが、この手はよくなかったようです。佐藤九段の端攻めが厳しく、
後手が勝利しています。

▲3六飛でなく▲2六飛と逃げれば、難しい将棋になります。次回、検討する予定です。

CapD20120813_5.png

参考文献
将棋世界2010年4月号 佐藤九段の自戦解説



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2012.08.13 / Top↑
H-ParisさんとE七段の対局で面白い将棋がありました。

早石田の出だしから角交換されて▲同銀に△4二玉となった局面で、▲7四歩(第1
図)と突いたのです。

これは、先日の竜王戦挑戦者決定戦第1局、久保-丸山戦での▲7四歩(第2図)
を彷彿させる手です。

CapD20111012.png

第1図から、△同歩に▲5五角。(第3図)

久保-丸山戦では▲7四歩に△6二銀と指しましたが、第1図では▲6二銀と指し
にくい感じがします。次に▲7八飛に△4五角は、▲5五角があります。(この変化も
難しいのですが・・・)

第3図から、

△4四歩 ▲7八飛 △4五角(第4図)

△4四歩は手筋の受けです。しかし、△3三桂や△3三角の方がよいかもしれません。
▲7八飛には、当然の△4五角です。

CapD20111012_1.png

第4図から、

▲5八金左 △2七角成り ▲8二角成り △同銀 ▲2五飛(第5図)

▲8二角成りから▲2五飛で、龍を作りにいきました。▲8二角成りでは、▲7四
飛(第6図)が勝った
可能性があります。以下、△7三歩なら▲4四飛で先手が戦
えそうです。

第5図以下は、△5四馬 ▲2三飛成りと進みました。先手は龍を作ったものの、
後手は△5四馬が好位置で角を手持ちにしており、先手が少し悪いと思います。

CapD20111012_2.png

戻って、10手目の△4四歩で△3三桂と受ける手を調べてみます。

これは、4手目△4二玉に▲7八飛(第7図)から、角交換して△4五角と打たれた
変化(第8図)と同じような進行
になります。

第8図で△4四歩は▲7四飛で後手が悪いとされています。

CapD20111012_4.png

本譜で、△3三桂と受けた場合には、

▲7八飛 △4五角 ▲5八金左 △2七角成り ▲7四飛(第9図)

が想定されます。

この局面では、△7三歩 △9二飛が有力で、他には△6四歩も考えられます。
△7三歩あるいは△9二飛なら、△3四飛(第10図)となります。

第10図では、△3二銀、△3二金、△2二銀などが有力です。

それらに対して、先手は▲3六歩と▲3六飛が考えられます。

5八玉型で、△9二飛 ▲3四飛 △3二金 ▲3六歩と進んだのが、羽生-丸山戦
(2003.12)です。


先手の形が、▲5八玉、▲6八金、▲5八金左で、微妙に変わってきますが、この変
化は『島ノート』で、「お互いに最善を尽くせば互角。」と書かれています。しかし、
『久保の石田流』では、「先手の勝率イメージは48%。」とされており、先手が少し悪
というのが現在の認識のようです。(24高段者で、この形を得意にしている方もい
ます。)

なので、4手目△4二玉に▲7四歩は、△3三桂と受けられたら難しいと考えますが、
研究しだいでは十分戦えますので、試してみるのも面白いと思います。

CapD20111012_5.png




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2011.10.12 / Top↑

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