上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
石田流本組に対しては、銀冠に組み、千日手狙いの△9二飛が難敵でした。


そこで、7七角型の石田流で対抗する形が登場してきました。角は9筋にいないの
で、△9二飛から千日手を狙う作戦はできません。


実は、7七角型石田流は、△6三銀型の銀冠に相性が良いのです。飛車が8二にい
る時だけでなく、浮き飛車や袖飛車に対して、▲6五歩から捌きを狙って十分に戦
えることがわかりました。



実戦に現れた7七角型石田流の▲6五歩の捌きを紹介します。


CapD20101031_5a.png

第1図(2009年8月順位戦)は、8二に飛車がいる時に▲6五歩と突いた局面です。

△6五同歩なら▲同銀として、次に▲7四歩の攻めがあります。△7七角成りなら
▲同桂で、桂馬が捌けます。


実戦は、△6二飛 ▲3三角成り △同桂 ▲7一角で馬が作れました。(第2図)



第3図(2010年3月王将戦)は第1図に似ていますが、5筋の形と端歩が違います。

CapD20101031_6.png

△5四歩 ▲6四歩 △同 銀 ▲6五歩 △7七角成
▲同 飛 △5三銀 ▲7四歩  (第4図)

第3図から△6五同歩や△6二飛が有力とされていましたが、羽生名人は、△5四歩
と指し第4図となりました。まだまだ難解な形勢です。

棋譜リンク



第5図(将棋倶楽部24での対局)では、居飛車が浮き飛車の時に▲6五歩と突きま
した。


CapD20101031_7.png

△同歩   ▲同銀  △6四歩  ▲7四歩  △7四歩  ▲3三角成り
△同桂   ▲6六角 (第6図)


これは、久保二冠や勝又六段が、将棋世界で紹介した攻め筋です。

第6図から△7五角に、▲7四銀と指す手が絶妙手で、先手が捌けます。

棋譜リンク



第7図(2009年4月大和証券杯)は、居飛車が△7二飛と袖飛車の攻めを狙ってきた
局面です。


CapD20101031_8.png


山崎七段は△4四歩と角道を止めましたが、仮に後手から△7四歩とするのは、

▲同歩 △同銀に、▲6五歩 (変化図)

と捌きを狙われ、これは先手が指せそうです。


棋譜リンク


7七角型石田流の▲6五歩からの捌きを警戒して、居飛車側は、角道を止めて戦う
などの形が指されるようになりました。


7七角型は、▲6五歩とするチャンスがなかった場合でも、▲5九角~▲3七角と
転換して指す指し方もありますので、臨機応変に構えておくのがよいと思います。

また、勝又六段が書かれているように、居飛車が6四歩型なら7七角型、5四歩型な
ら9七角型と使い分ける
のがよいでしょう。


スポンサーサイト
2011.03.16 / Top↑
CapD20101025_3.png

CapD20101025_4.png

CapD20101025_5.png

2011.03.08 / Top↑
CapD20101025.png

CapD20101025_1.png

CapD20101025_2.png

2011.03.07 / Top↑
この章では、4手目(1)△4二玉 (2)△6二銀に対して、先手が持久戦型の石田流
を目指す場合の序盤~駒組までについて考えてみたいと思います。


4手目△6二銀

3手目▲7五歩に対して△6二銀(第1図)は、以前よく見られた手です。最近は、
減っているのですが、この手が悪手という訳ではありません。先日の王将戦 久保
二冠対豊島戦
では、第4局と第6局が石田流になり、2局とも後手は△6二銀と指
しています。


△6二銀以後の指し方を、2004年に発行された『石田流道場』に載っている手順で
解説してみます。


CapD20110316.png


石田流に対して、後手は△6三銀型にして7筋を守るのが1番多いようです。

▲6六歩と角道を止めたのは14手目ですが、初めから持久戦型の石田流を目指すの
ならもっと早く▲6六歩と指した方が安全です。(久保二冠対豊島戦では、2局と
もに、5手目に▲6六歩でした。)途中で角交換されてしまうと持久戦型の石田流
にはできなくなってしまう
からです。

石田流に対して、居飛車の作戦は、袖飛車、右四間飛車、2枚銀などいろいろあり
ます。△5二金ではなく、△7二金と上がれば棒金の可能性が高くなります。

第3図で▲5八金ではなく、▲6八銀と上がるのは△6五歩で危険と『石田流道場』
には書かれています。しかし、受け方が工夫されて、現在では大丈夫だと認識され
ています。


CapD20110316_2.png



4手目△4二玉

※こちらは最近流行している指し方を解説します。

△4二玉(第4図)には、▲6六歩とすぐに突いて持久戦型の石田流を目指します。
この手で▲7八飛は、角交換されて△4五角で先手自信がありません。

最近は、石田流に対して、居飛車は左美濃にすることが主流になっています。また、
組む手順が以前とは違い、△3二銀~△3一玉とする指し方が普通になりました。


CapD20110316_1.png


石田流側の指し方も変わってきています。プロの指し方を見ると、美濃に組む手順
▲3八銀(第5図)が先で、左の金と銀の動かし方については、▲6八銀(第6
図)からが多いようです。

▲3八銀と先に上がるのは、駒の連結をつけながら囲う為です。もう一手進んだ形
を考えれば、3九銀・2八玉の形よりも、3八銀・3九銀の形の方が安定している
ことがわかります。


CapD20110316_3.png

▲6八銀を先にするのは、6七銀や5六銀の形を早く作れることや、急戦には▲7
八金として守る
余地を残しておく為です。

例えば、△7二飛(第7図)と袖飛車に来られた場合には、▲8六歩 △8二飛
▲8五歩 △同飛に、▲7八金(第8図)として受ける手があります。5八金型な
ら、この受けができません。

また少し前まで、居飛車の棒金に対して6九銀で待機して受ける指し方がよく見ら
れましたが、6七銀型でも十分対抗できることがわかったこともあります。


CapD20110324.png

第5図や第6図で、△6五歩と突かれる手が気になりますが、大丈夫です。その対
策に自信がなければ、第2図や第3図のように組んだ方が安全です。これについて
は次回以降で検討したいと思います。


 参考棋書
『石田流道場』 所司和晴著 毎日コミュニケーションズ
『将棋世界』 さばきのエッセンス 久保二冠の講座





1つでも役に立つことがありましたら、クリックしていただければ幸いです。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ
にほんブログ村


2010.10.31 / Top↑
3手目▲7五歩に対する後手の応手

先手番で3手目に▲7五歩と突く手は、現在の大流行形です。この手に対しての後
手の応手を考えてみます。主に、

(1) △4二玉 (2)△6二銀 (3)△8四歩 (4)△5四歩 (5)△8八角成り
(6)△6四歩

などが考えられます。この他に△3五歩、△4四歩などもありますが、ここでは
省略します。


CapD20110308.png


(1) △4二玉(第2図)

最近よく指されるようになった手です。「▲7八飛を許さないという意思を示した
より厳しい手。」
(『島ノート』より)で、▲7八飛と指すのは、角交換~△4五
角(第3図)で先手自信ありません。この時に▲7六角に対しての4三の地点を守
っています。第2図からは、▲6六歩(第4図)と指して持久戦型の石田流を目指
すのが普通です。

谷川九段は、新イメージと読みの将棋観(将棋世界 2010年4月号)の中で、
「△4二玉は指さない。▲2六歩と突かれるのが気になる。」と述べています。


CapD20110308_1.png


(2) △6二銀(第5図)

以前はこの指し方が普通でした。この手には、7八飛と指して大丈夫(角交換~△
4五角は、▲5五角で香取りが受からない。)ですが、持久戦の石田流を目指すな
ら▲6六歩
(第6図)が無難です。


CapD20110308_2.png


(3) △8四歩(第7図)

以下、▲7八飛に△8五歩は、持久戦型の石田流を許さない居飛車最強の手と言わ
れています。先手は▲6六歩と突けないので、早石田(第8図)の急戦や升田式石
田流になることが予想されます。


CapD20110308_3.png


(4) △5四歩(第9図)

△5四歩は、後手も振り飛車にする可能性が高い手です。▲6六歩と指すのが普通
で、相振り飛車になる展開が予想されます。▲7八飛と指すのは角交換~△4五角
で後手歓迎の展開(『なんでも三間飛車』)になります。


CapD20110308_4.png


(5) △8八角成り 

△8八角成りは、石田流にはさせないという手ですが、後手番で序盤早々に角交換
するのは、手損がひびいてくるリスクがあります。▲同飛は、やはり△4五角問題
があります。▲7六角 (第11図)と受けて互角ですが、乱戦となる可能性が高いです。

振り飛車にしたいなら、▲同銀 △4二玉 6八飛 (第12図)と角交換振り飛車の
形にする指し方がわかりやすいと思います。


CapD20110308_5.png


(6)△6四歩

△6四歩に▲7八飛と指した時にも、△4五角問題が気になります。▲7六角と受
けますが、△6五歩以後の指し方を研究しておく必要があります。△6四歩に▲6
六歩と止めた場合には、山本流石田封じにされる可能性もあります。

CapD20110428_2.png



参考文献 
『島ノート』 島 朗著 講談社
『なんでも三間飛車』 戸辺 誠著 毎日コミュニケーションズ
『将棋世界』 久保二冠の講座「さばきのエッセンス」


1つでも役に立つことがありましたら、クリックしていただければ幸いです。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ
にほんブログ村

2010.10.25 / Top↑

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。