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左美濃6三銀・5四歩型への仕掛けを多く取り上げてきましたが、アマの対局では、
5四銀型も多いようです。△5四銀と上がる為には、▲7四歩を受ける為に△8四
飛と浮くのが普通です。

「石田流対左美濃 8四飛・5四銀型2 」では、第1図から▲6五歩と仕掛けた
e-yazawa4さんの対局を簡単に紹介しましたが、今回は、もう少し詳しく見てみます。


第1図から、

▲6五歩 △同歩 ▲7四歩 △同歩 ▲3三角成り △同桂 ▲7七桂(第2図)

第1図は、後手に離れ駒がない形なので、普通は様子を見るところですが、▲6五
歩と仕掛けました。▲7四歩と突き捨てるのが、捌くためには大切な手です。角交
換から、桂馬を跳ねて力を貯めます。


CapD20111021.png

第2図から、

△6九角 ▲6五桂 △8七角成り ▲6六飛(第3図)

△6九角は、当然の反撃。先手は忙しくなってきました。

ここで▲6五桂と跳ねるのがポイントです。ここからの攻めを繋げていくテクニック
は参考になると思います。

※△6九角で△8八角でも、▲6五桂 △9九角成り ▲5三桂成り △同金 ▲6二角 △8三飛 
 ▲7四飛と攻めていく手があります。


第3図から、

△6四歩 ▲5三桂成り △同金 ▲6二角(第4図)

△6四歩では、△7七馬も考えられます。△6四歩に、▲5三桂成り~▲6二角(第
4図)と攻めました。


CapD20111021_1.png

第4図から、

△8三飛 ▲8四歩 △6三飛 ▲7一角成り(第5図)

先手は、飛車を攻めながら手を作っていきます。

第5図から、
△7三桂 ▲8三歩成り △6五桂 ▲8四と(第6図)

桂馬を逃げるのは仕方がないところですが、と金ができたのは大きいでしょう。第6
図は先手面白いと思います。

以上、第1図からの▲6五歩の仕掛けを見てみました。しかし、ぎりぎりの攻めです
し、第3図から△7七馬への対応はどうするかなどの問題もあります。手待ちをしな
がら、後手が銀冠に組み替えるなどして、離れ駒ができたら開戦するのが実戦的だと
思います。


CapD20111021_2.png



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2011.10.21 / Top↑
②6四歩・5四銀型

石田流に対して、浮き飛車に構え、6四歩・5三銀型から△5四銀と腰掛銀にす
るのもよく指されています。

久保-谷川戦(2009年JT杯)では、△5四銀(第1図)に、▲9五角と覗き、
△9四飛 ▲9六歩(第2図)と進みました。

CapD20110120.jpeg


第2図から、△6五歩の反撃に▲7七角(第3図)と引き、

△6六歩 ▲同 角 △6四飛 ▲6七歩 △4四歩(第4図)

CapD20110120_1.jpeg


△4四歩までの同一局面は何局かあります。
久保-谷川戦では、

▲7四歩 △6五歩 ▲8八角 △7四飛(第5図)

と進んで飛車交換になりました。以下、飛車を打ち合い、先手が後手の美濃囲
いの角頭を桂・香で攻める展開になりました。結果は、160手に及ぶ大熱戦の末
に後手が勝利しました。



この対局の約2週間後に、遠山-澤田戦(2009年順位戦)で第4図と同一局面が
現れ、先手は久保-谷川戦とは手を変えて、▲8六歩と指しました。

以下、
△6五歩 ▲7七角 △8四飛 ▲8五歩(第6図)


CapD20110120_2.jpeg


△同 飛 ▲8六角 △7四歩 ▲7七桂 △7五歩(第7図)

と進み、飛車交換になりました。この将棋は、後手が馬を作って自陣に引き付け、
2筋から玉頭を攻める展開になりました。(第8図)
結果は、107手で先手が勝っています。

第1図から、▲9五角と覗く手は△6五歩と反撃されますが、第4図のように進
み、いい勝負だと思います。


CapD20110120_3.jpeg


 ▲9五角以外の指し方

次に、△9四歩と突いてある形で参考になりそうな指し方を簡単に紹介します。

e-yazawa4さんは、似た局面で、▲6五歩と攻めました。(第9図)
▲6五銀と出られない形なので、指しにくい手だと思います。

以下、△同歩に、▲7四歩 △同歩と突き捨ててから、▲3三角成り△同桂に、
▲7七桂と桂馬を攻めに参加させました。これで▲6五桂から捌いていく手が可
能となりました。

しかし、△6九角から△8七角成りを狙う手が厳しく、難しい局面だと思います。


CapD20110120_4.jpeg


佐藤和-田中悠戦(2010年順位戦)では、第11図で先手が▲3六歩と突いていま
す。玉のコビンを開ける手ですが、このブログではおなじみの▲5九角~▲3七
角と角を転換するのが狙い
です。

ここからは玉の固めあいになりました。先手の居飛穴に対して、後手も銀冠から
穴熊にする展開になりました。(第12図)


CapD20110120_5.jpeg

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2011.01.20 / Top↑
石田流に対して、居飛車が△6四歩型で浮き飛車にしてきた場合の戦い方を
高段者やプロの実戦から紹介します。


①6四歩・6三銀型 端歩を突いてある形

6四歩・6三銀型に対して、石田流は▲9七角型ではなく▲7七角型にするのが
有力とされています。第1図からの捌きは、「石田流について③」に載せました
が、素晴らしい手順なのでもう一度取り上げたいと思います。

ここから、▲6五歩(第2図)と突くのですが、△同歩 ▲同銀 △6四歩で後
が続かないよう見えます。


CapD20110110.jpeg


しかし、▲7四歩(第3図)と強気に攻める手が成立するのです。

△6五歩と銀を取るのは、▲7三歩成りで先手有利ですので、△同歩と取ります
が、ここから▲3三角成りと角交換し、

△同桂に▲6六角と飛車取りに打ち、攻めが続きます。(第4図)


CapD20110110_1.jpeg

第4図から、
△7五角の受けに対して、▲7四銀(第5図)と出て行くのが絶妙手です。

△同銀 ▲7五角 △同銀 ▲同飛と、駒が綺麗に捌けました。

以下、△7四銀 ▲7八飛 △8六歩 ▲6六角(第6図)と進み、先手が攻め
勝ちました。

この手順は、将棋世界2010年11月号の勝又六段の講座で紹介され、大きな発見と
書かれています。▲6五歩と仕掛けるのは、居飛車側に離れ駒ができた瞬間がベ
スト
なのですが、離れ駒がない状態で仕掛けても、互角以上には戦えるかと思い
ます。


CapD20110110_2.jpeg




②6四歩・6三銀型 端歩を突いてない形

①の指し方は、居飛車が9筋の端歩を突いていないと成立しないので注意が必要
です。第7図は第4図と似ていますが、▲6六角に対しては△9四飛と逃げる手
があります。(先に△7五歩 ▲同角としてから△9四飛も考えられます。)

△9四飛には、▲5六銀と引くしかなく、実戦では△8四角と打たれ、千日手模
様になりました。(後手が打開しましたが、難しい形勢だと思います。)

6四歩・5四銀型はまた取り上げてみたいと思います。

参考文献 将棋世界2010年11月号「突き抜ける現代将棋」勝又六段


CapD20110110_3.jpeg



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2011.01.10 / Top↑

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