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(2)▲9六飛


▲9六飛 △6五歩 ▲4五銀 △7七角成り ▲同桂 △7八角(第6図)

△6五歩には▲4五銀と角頭を狙いながら、飛車の動きを楽にさせます。しかし、角交
換から△7八角(△8八角は▲5五角)と打たれて、難しい形勢でしょう。

CapD20111202.png


実戦例 高崎-星野戦(2009.4)より

後手、左美濃ではありませんが、同じ進行です。▲9六飛に△6五歩ではなく、△8八
角(第3図)と打ちました。

第3図から、

▲7八歩 △9九角成り ▲6四歩 △7六歩 ▲同飛 △7五銀 ▲8三角(第4図)

▲7八歩と受けましたが、ここでも、▲5五角(▲6六角)の受けがあったと思います。
以下、△3三桂 ▲6四歩 △5四歩でいい勝負か。

実戦は、第4図以下、△7一飛に▲6一角成り △同飛 ▲7五飛と勝負しました。玉
形が不安なので、先手が少し苦しいように思います。

CapD20111202_1.png




(3)▲3三角成り~▲7八飛

▲3三角成り △同桂に、▲7八飛(第5図)と引くのは有力な手だと思います。

第5図より、

△6五歩 ▲6八飛 △6二飛 ▲4六角 △7三角 ▲6四歩(第6図)

▲6四歩と取り込まれたらよくないので、△6五歩ですが、▲6八飛が狙いの手です。
△6二飛では△7三桂もあるところです。(実戦例参照)この進行は、▲4六角と急
所に角を打ち、先手が指せそうな感じです。▲6八飛では、単に▲4六角と打つ手も
ありそうです。

CapD20111202_2.png

実戦例 将棋倶楽部24高段者の対局より



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2011.12.02 / Top↑
石田流5六銀型に対して、居飛車が角道を開けたまま△7四歩(第1図)と仕掛ける手
を、もう少し検討してみます。やはり、振り飛車は▲同歩 △同銀に、▲6五歩(第2
図)と反発します。


CapD20111116_5.png

後手は△7五歩と押さえます。6七銀型と違い▲3六飛と逃げられないので、他の手を
考えなければなりません。

有力な手は、(1)▲6六飛 (2)▲9六飛 (3)▲3三角成り~▲7八飛です。


(1)▲6六飛(第3図)

角の利きに逃げる手ですが、すぐに△同角は、▲同角 △3三桂に▲6四歩(第4図)
で先手が指せそうです。

CapD20111116_6.png

なので、△6五歩 ▲同銀としてから、△6六角 ▲同角(第5図)が定跡手順です。

第5図以下、△6五銀 ▲1一角成り △2二銀 ▲1二馬(第6図)の進行が一例で
す。難解な形勢だと思いますが、先手は次に▲5五角の狙いがあります。


CapD20111116_7.png


実戦例 その1 24高段者の対局より

後手が2四歩型で△7四歩(第7図)と仕掛けました。この場合は、同じ手順で進んだ
場合、第8図から▲1二馬に△2三銀右で馬が殺されてしまいます。

以下、▲2二馬 △同玉 ▲5五角は、△4四角で先手が少し悪そうです。実戦は第8
図で▲2二馬と切り、△同玉に▲1五歩と端に手をつけました。▲1五歩を△同歩なら
▲1四香があります。

CapD20111116_8.png




実戦例 その2 永瀬四段-田中悠四段戦(2011.8.30)より

先手は穴熊で金が離れている形で、△7四歩(第9図)と仕掛けました。この局は、将
棋世界11月号名局セレクションで取り上げられています。

▲1一馬の局面では、金井五段が、「駒損だが玉側の香を取るのは大きく、私見では先
手ペースではないかと思う。」と解説しています。▲1一馬に△2二銀打ちではなく、
△5四銀と引き、先手は▲4六角(第10図)と指しました。▲4六角では▲6四歩が勝
ったかもしれないとのことです。

CapD20111116_9.png



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2011.11.16 / Top↑
第1図(羽生-山崎戦 2009.4)は、後手が袖飛車からの攻めを狙いましたが、す
ぐに△7四歩は、▲6五歩から捌かれる恐れがあるので、△4四歩と角道を閉じた
ところです。

この局面では、△7四歩の対策を考えなければなりません。今回は、▲8六歩と突
く手を検討してみます。

第1図からすぐに▲8六歩もありますが、実戦ではかけ引きが続いて、第2図の局
面で▲8六歩と指しました。


CapD20110807.png

△8二飛 ▲8五歩 △同飛 ▲8六角(第3図)

△8二飛では、△7四歩も考えられます。以下、▲8五歩 △7五歩 ▲8六飛 
△7四銀で、いい勝負でしょう。

△8六角で▲8六飛とぶつけて飛車交換するのは、△同飛 ▲同角 △8八飛で後
手有利となります。

△8七歩 ▲7七桂 △8二飛 ▲8九歩(第4図)

△8七歩の垂らしに、▲7七桂と飛車取りで逃げて▲8九歩と守りました。

先手がつらそうな格好ですが、▲9七角~▲8六飛から、飛車交換を迫る手があり
ました。桂馬が逃げているので、いい勝負のようです。

CapD20110807_1.png


次に、谷川-三浦戦(2010.6)を見てみます。第5図の局面で先手が▲8六歩と突き
ました。

△8二飛 ▲8五歩 △同飛 ▲8六歩(第6図)

谷川九段は、△同飛に▲8六歩と打ちました。


CapD20110807_2.png


△8四飛 ▲6七銀 △3三角 ▲9六歩 △5四銀 ▲9七桂(第7図)

先手は、▲9六歩~▲9七桂と端に桂馬を跳ねました。

△6三金 ▲8五歩 △8二飛 ▲5六銀 △4五歩 ▲1六歩
△1四歩 ▲8六飛 △8三歩(第8図)

△6三金は、▲7四歩に備えた手。▲9七桂は、▲8五歩~▲8六飛の飛車先逆襲が
狙いでした。第8図は、袖飛車の攻めを空振りにさせて、先手ペースのように見えま
す。しかし、9七桂の形はいい形とは言えず、難解な形勢でしょう。


CapD20110807_3.png


角道を止めた袖飛車に対しての▲8六歩は、久保-森内戦(第9図 2009.7)や及川
-永瀬戦(第10図2010.7)
など、プロの実践例も多いです。飛車がいなくなった8
筋から動いていくのは、有力な手段
だと思います。


CapD20110807_4.png


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2011.08.07 / Top↑
石田流に対して、居飛車が左美濃から袖飛車にしてきた場合には、7七角型の石田
流に組むことが多いです。

これは、9七角型の石田流(石田流本組)では、△9二飛の千日手作戦を狙われる
と、左美濃(銀冠)は玉が堅いので、打開するのが難しいからです。

中尾-佐藤戦(2004.10)では▲6五歩、鈴木-松尾戦(2006.10)では▲8五桂と打開
していきましたが、苦しい展開になり、二局とも居飛車が勝利しています。


CapD20110703.png


ここでは、7七角型石田流に対して、互いに美濃囲いに組んだ形から、袖飛車にし
て攻める形を簡単に紹介します。


角道を開けたままでの仕掛け 先手6七銀型

第3図は、居飛車が袖飛車にして、角道を開けたままでの△7四歩の仕掛けです。

これに対しては、▲同歩 △同銀としてから、▲6五歩(第4図)と指すのが石田
流の常套手段
です。

第4図からは、△7五歩 ▲3六飛が進行例ですが、振り飛車が捌きやすい形にな
り、後手不満でしょう。


CapD20110703_1.png


角道を開けたままでの仕掛け 先手5六銀型

第5図は、▲5六銀と出てきた形での△7四歩の仕掛けです。やはり、振り飛車は、
▲同歩 △同銀としてから▲6五歩と指しますが、▲5六銀型なので▲3六飛とは
指せません。

△7五歩の押さえには、角交換から▲7八飛(第6図)と引き、▲6八飛や▲4六
角を狙う手が有力
となります。△7五歩には、▲6六飛や▲9六飛も考えられます。


CapD20110703_2.png


後手4四歩型

第7図は、△4四歩と角道を止めてから、△7四歩を狙う指し方です。これは、プ
ロでもよく指されている形です。▲同歩 △同銀 ▲6五歩は、角交換できないの
で、振り飛車は捌きに苦労するのです。

△7四歩が来る前に、▲8六歩と動いていく手は、羽生-山崎戦(2009.4 )他、
何局か指されており、有力な手です。(第8図)


CapD20110703_3.png

△7四歩に備えて、▲6八角▲8八角と指し、飛車の引き場所を作っておく指し
方もあります。広瀬-飯島戦(2009.6)では、▲6八角と引いています。(第9図)

戸辺-橋本戦(2010.7)では、▲同歩 △同銀 ▲6五歩 △7五歩に、▲3六飛と
指しましたが、この形から捌いていくのは大変だという印象です。(第10図)


CapD20110703_4.png


△7四歩 ▲同歩 △同銀に、▲9五角(第11図)と覗く手は、24高段者でよく見
られた指し方です。以下、△7五歩に▲7八飛と引いて難解な将棋になります。


9筋の突き合いがある場合には、△7四歩が来る前に、▲9五歩(第12図)と指す
手があります。これは、船囲いから△3三銀と角道を止めた形でのプロの実践例が
数局あります。

この筋を嫌ってなのか、7七角型石田流対左美濃で9筋の端歩を突き合うことは少
なくなりました。


CapD20110703_5.png


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2011.07.03 / Top↑
第1図(羽生-谷川戦 2004.7)は、7七角型石田流対袖飛車で、後手が△7四歩
と仕掛ける前に、▲6五歩からの捌きを警戒して、▲3三銀と角道を止めたところ
です。

次に△7四歩と指されたら、受けるのが大変なので、先手はここで動かなければな
りません。この局面では、9筋の突き合いがあることがポイントになります。

羽生名人は、ここで▲9五歩(第2図)と端に手をつけました。飛車が8二にいる
形では、手筋の△8六歩があるので成立しませんが、7二飛型なので大丈夫です。


CapD20110723_5.png


第2図から、
△9五歩 ▲9五香 △9三歩 ▲9六飛(第3図)

第3図となっては、袖飛車の攻めがぼやけてしまい、先手が攻勢になっています。

第3図から▲9三香成りからの攻め(▲9三香成り △同香 ▲9四歩)がうるさ
いので、後手は△8二飛と守りました。

以下、少し進んで第4図となりました。次に、▲7四歩と指して難しくなりました
が、ここでは▲9三香成りが正解だったようで、△9三香 ▲9四歩 △同香 
▲同飛なら、先手が有利だったようです。


CapD20110723_6.png


7七角型石田流での▲9五歩は、羽生-谷川戦が最初のようですが、その後、何局
か指されています。

片上-木村戦(2006.8)では、▲7六銀~▲8五銀と繰り出し、▲9七桂と跳ねてい
ます。後手は△7二金~△7三金と出て、6筋~9筋での難解な戦いになりました。


CapD20110723_7.png


久保-佐藤戦(2007.10)では、▲9五歩 △同歩 ▲同香に、△同香 ▲同角(第
7図)と進み、△9二飛 ▲9六歩 △7二金 ▲5六銀 △2二玉 ▲6五歩
(第8図)という展開になりました。 第8図は、先手が指しやすそうです。

7七角型石田流での▲9五歩は、プロの実戦例では、後手の勝率が高いのですが、
袖飛車に対しての有力な指し方だと思います。この筋を嫌って、居飛車は端を受け
ないことが多くなっているようです。

9筋の突き合いがない場合には、▲9五角や、▲6八角などの手が指されています。


CapD20110723_8.png


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2010.10.25 / Top↑

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