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相振り飛車のエポックメイキング的な対局とされているのが、平成10年の谷川-
藤井の竜王戦第2局




▲4六歩とついたところですが、これは、金無双ではなくて、高美濃や矢倉を目指
している手です。

後手は、がっちり矢倉に囲いますが、

80fc4b38_1235908444152.jpg


上図となっては、藤井九段の作戦勝ちです。

先手の陣形は、矢倉崩しの理想形とされている構え。一方、後手には、攻める手段
がありません。

4枚矢倉でも、先手が一方的に攻めて勝ちました。




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2010.10.08 / Top↑
平成6年の竜王戦 杉本-久保戦より。

▲8六飛・▲6六角・▲7七桂馬の陣形は、穴熊に対しても有効です。

穴熊は、横からの攻めにはとても強いのですが、上部や端から攻められるのが弱点
なのです。

80fc4b38_1235345677684.jpg


先手は金無双ですが、穴熊に対しては、金無双に手早く囲って、この陣形から攻め
るのが良いとされています。


ここから▲8五桂と跳んで、7三の地点を絡めた端攻めが狙いです。

ちょっと長いですが、



▲8五桂 △4六歩  ▲同 歩 △7五歩 ▲9四歩 △同 歩

▲9三歩 △同 香 ▲6四歩 △同 飛 ▲7三歩






ここから、数手進んで9三桂成りとして、9七香と打ち込んで、端攻めが決まりま
した。具体的な手順は、棋譜を載せておきますのでご覧ください。


穴熊は組むのに手順がかかるので、金無双からの端攻めが早いのです



2010.10.08 / Top↑
平成11年の王位戦第4局 羽生対谷川戦より。

80fc4b38_1235286936931.jpg

今では、損な囲いとされている金無双ですが、この頃は、トッププロの対戦でも相
金無双の戦いが見られました。ここから、先手は飛車先の歩を交換し、6六角・7
七桂とできれば、前回書いた理想の攻撃陣形
に近くなります。

一方、後手は4四歩 4五歩と進め、2筋の歩を交換して歩が2枚あれば、うさぎ
の耳を攻撃する理想的な陣形
となります。(角の睨みがきいているので、2四角と
して桂馬に紐をつけたり、1二香と逃がしておく手も必要。)

しかし、4四歩とつけば、先手に先にいい形を許してしまうので、4四歩はずっと
保留しています。

このように、相手がいる実戦では、理想的な形というものは、お互いの駆け引きが
あり、なかなか実現しなくなります。




平成12年の王位戦も、羽生さんと谷川さんの勝負になり、再び相振り飛車が指さ
れました。

その時にも、相金無双+浮き飛車となりました。

80fc4b38_1235288644116.jpg



今度は、早めに▲6六角と上がり、飛車先の歩交換を実現しています。

上の局面から、意外なところで戦いになりましたが、参考の為に棋譜を載せてお
きます。




2010.10.07 / Top↑
第1図(先後逆)は、2007年度の赤旗名人戦からです。後手が4四角型に組み上げて
います。この形は、相振り飛車での理想形の1つです。ここから端を攻める手が厳し
いです。

第1図以下の指し手
▲同歩 △1七歩 ▲同銀(第2図)

▲同歩に△1七歩と垂らすのは、端攻めでよく出てくる手筋です。▲同香は、△2五桂 
▲1六香 △1七歩で先手悪いので▲同銀と取りました。

Cap20130724.png

第2図以下の指し手
△3六歩 ▲同歩 △1七角成(第3図)

△3六歩と角道を通してから、△1七角成がすごい手です。

第3図以下の指し手
▲同香 △1八銀(第4図)

▲同桂は、△1六歩があるので▲同香ですが、そこで△1八銀が狙いの一手でした。

第4図から、▲3七金や▲2六角は、△2五桂と跳ねて攻めが続きます。

Ca20130724.png

※上級以上の方へ
この筋は、藤井先生の『相振り飛車を指しこなす本 1』などで紹介されています。
しかし、本譜は相手の持ち駒が角2枚あるので、第4図以下、▲2六角 △2五桂 
▲1六香 △3七歩 ▲2八玉 △2九銀成 ▲同玉 △1七桂成 ▲4六角(第5図)
と受けられると大変なようです。

C20130724.png

2010.10.07 / Top↑
1.うさぎの耳

相振り飛車の囲いとして、昔からポピュラーなのが第1図の金無双です。なんと江戸
時代に、徳川将軍が指していました。

金を2枚並べるところから、2枚金ともよばれます。上からの攻めには強いのですが、
壁銀で横からの攻めには弱いのです。

私が相振り飛車を覚え始めた頃、金無双は2枚の金が並んだ所がうさぎの耳の急所
から、そこを攻めるといいと教えられたものです。

CapD20130724.png

第1図以下の指し手
▲6四歩 △同歩 ▲6五歩(第2図)

後手が2筋の歩を交換して来たので、持ち歩が3枚になりました。この瞬間が攻める
チャンスです。(6五に歩がある場合は、持ち歩が2枚。)

まずは、▲6四歩 △同歩に、▲6五歩の継歩です。


第2図以下の指し手
△同歩 ▲6四歩(第3図)

△同歩に、▲6四歩の垂れ歩。

CapD20130724_1.png

第3図以下の指し手
△4六歩 ▲同歩 △4五歩 ▲2七歩 △2五飛 ▲6五銀(第4図)

相手も、急所を狙って4筋を攻めてきました。しかし、先手の攻めの方が速いです。


第4図以下の指し手
△4六歩 ▲5四銀 △同歩 ▲6三銀(第5図)

▲6五銀を△同銀と取ってくれば、▲同桂で攻めに弾みがつきます。

△4六歩に、▲5四銀と銀を取って▲6三銀と打ち込みました。これで後手陣は潰れて
います。

上級者以上の戦いでは、ここまでの形を作れることはあまりないですが、1番有名な
金無双崩しでしょう。

CapD20130724_2.png
2010.10.07 / Top↑

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